ガルバリウム鋼板とは 素材の特徴と利用

ガルバリウム鋼板とは 素材の特徴と利用

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ガルバリウムって何?サイディングとは違うの?

ガルバリウムって何?サイディングとは違うの?

ガルバリウムという外壁材があると聞きました。サイディングとはまた違うのでしょうか?

 

 

 

サイディング材のうち、ガルバニウム鋼板で出来たものを差します。

 

加工性、耐久性に優れ、屋根材として使われることも多いです。


 

 

ガルバリウムは、サイディング材の一種

ガルバリウムは、サイディング材の一種
壁にパネルのようにペタペタと貼っていくのがサイディング。金属で出来たサイディング材は、銅、ステンレス、アルミ、ガルバニウム鋼板があります。

 

しかし、銅、ステンレス、アルミなどは価格が高く、施工に特別な技術が必要になってきます。

 

一般の住宅に使える金属のサイディング材は、事実上ガルバニウム後板のみと言ってよいでしょう。

 

ガルバニウムは、サビに強いのが特徴。屋根に使われることも多いです。

 

 

ガルバリウムは、耐火性、耐水性、耐候性(天候の変化に対する耐久性)に優れています。

 

しかし、単体だと断熱性が期待できないんですね。

 

火はつきにくいけど、すっごい熱くなる。金属ですから。

 

夏なんかは、太陽の熱であっつあつになっちゃうんです。

 

特に熱を持ちやすい屋根には、断熱材と一緒に使うことが多いようです。

 

ガルバニウム人気の理由

ガルバニウム人気の理由

 

ガルバリウム仕上げの外壁が増えているのは、デザイン性の良さとメンテナンス性。

 

工業的な色気のないセメント系のサイディングと比べると、ガルバリウムで仕上げた外壁は、シンプルで落ち着いた感じになるんですね。未来的なテイストも人気のようです。

 

ただ、人によっては「トタン小屋みたい」「倉庫かよ!」と、嫌う人もいます。色を付けない素の状態だと、光が反射するのを気にする人も。

 

ガルバニウムは、「凹み」などはありますが、錆びにくく、割れたりしないので長持ちします。

 

一般のガルバニウムで10年は保つと言われています。

ガルバリウム鋼板の種類・メーカー

ガルバリウム鋼板の種類・メーカー
ガルバニウムも登場から30年経ち、進化してきました。

 

そこで登場したのが、スーパーガルバニウム。

 

25年は保つとされています。海の近くでも塩害を受けにくく改良されているようです。

 

屋根材では、スーパーガルバニウムと断熱材を組み合わたものが多く出てきています。

 

商品名 メーカー 特徴
スーパーガルテクト

アイジー工業
本社 山形県東根市蟹沢上縄目1816-12
0237-43-1830

ガルバと断熱材を組み合わせ、優れた断熱効果を発揮。質感の良いちぢみ塗装を採用。
横暖ルーフS

ニチハ
本社 名古屋市中区錦二丁目18番19号 三井住友銀行名古屋ビル
052-220-5111

ガルバと断熱材の一体型。軽量で長持ち。
スマートメタル

ケイミュー
本社 大阪市中央区城見1丁目2番27号 クリスタルタワー13F
06-6945-8134

屋根の重ね葺き(古い屋根の上に、新しい屋根をかぶせる)に対応。

 

ガルバリウム外壁の保証

ガルバリウム外壁の保証

 

ガルバリウム自体の寿命ってどれくらいなんでしょう?

 

例えば、アイジー工業のスーパーガルテクトでは、保証期間は以下の通り。

 

  • 塗膜15年保証
  • 赤さび20年保証
  • 穴あき25年保証

 

スーパーガルテクトで屋根の葺き替えをしたら、15年後に塗装だけ塗りなおして、トータル25年保つという感じでしょうか。

 

今の屋根の寿命が来たら、エコで長持ちなスーパーガルバニウムの屋根を検討してみたいですね。