
サイディング材のうち、ガルバニウム鋼板で出来たものを差します。
加工性、耐久性に優れ、屋根材として使われることも多いです。
壁にパネルのようにペタペタと貼っていくのがサイディング。金属で出来たサイディング材は、銅、ステンレス、アルミ、ガルバニウム鋼板があります。
しかし、銅、ステンレス、アルミなどは価格が高く、施工に特別な技術が必要になってきます。
一般の住宅に使える金属のサイディング材は、事実上ガルバニウム後板のみと言ってよいでしょう。
ガルバニウムは、サビに強いのが特徴。屋根に使われることも多いです。
屋根カバールーフ工事二階部完了です!
しっかり掃除して仕上げてから玄関部をガルバニウム合板で施工して、完了です!
お客さんにも喜んでもらえて良かった!#さゆり工務店 #リフォーム #福島 #塗装 #住宅 #営業 #フルリフォーム #壁サイディング pic.twitter.com/7Cc9u5Wu8I— さゆり工務店 主任 松沢 (@J7tiYwmJuYdlhEu) 2018年4月16日
ガルバリウムは、耐火性、耐水性、耐候性(天候の変化に対する耐久性)に優れています。
しかし、単体だと断熱性が期待できないんですね。
火はつきにくいけど、すっごい熱くなる。金属ですから。
夏なんかは、太陽の熱であっつあつになっちゃうんです。
特に熱を持ちやすい屋根には、断熱材と一緒に使うことが多いようです。
ガルバリウム仕上げの外壁が増えているのは、デザイン性の良さとメンテナンス性。
工業的な色気のないセメント系のサイディングと比べると、ガルバリウムで仕上げた外壁は、シンプルで落ち着いた感じになるんですね。未来的なテイストも人気のようです。
ただ、人によっては「トタン小屋みたい」「倉庫かよ!」と、嫌う人もいます。色を付けない素の状態だと、光が反射するのを気にする人も。
ガルバニウムは、「凹み」などはありますが、錆びにくく、割れたりしないので長持ちします。
一般のガルバニウムで10年は保つと言われています。
ガルバニウムも登場から30年経ち、進化してきました。
そこで登場したのが、スーパーガルバニウム。
25年は保つとされています。海の近くでも塩害を受けにくく改良されているようです。
屋根材では、スーパーガルバニウムと断熱材を組み合わたものが多く出てきています。
商品名 | メーカー | 特徴 |
---|---|---|
スーパーガルテクト |
アイジー工業 |
ガルバと断熱材を組み合わせ、優れた断熱効果を発揮。質感の良いちぢみ塗装を採用。 |
横暖ルーフS |
ニチハ |
ガルバと断熱材の一体型。軽量で長持ち。 |
スマートメタル |
ケイミュー |
屋根の重ね葺き(古い屋根の上に、新しい屋根をかぶせる)に対応。 |
ガルバリウム自体の寿命ってどれくらいなんでしょう?
例えば、アイジー工業のスーパーガルテクトでは、保証期間は以下の通り。
スーパーガルテクトで屋根の葺き替えをしたら、15年後に塗装だけ塗りなおして、トータル25年保つという感じでしょうか。
今の屋根の寿命が来たら、エコで長持ちなスーパーガルバニウムの屋根を検討してみたいですね。