ガルバリウム外壁の白い汚れと対策の完全ガイド

ガルバリウム外壁の白い汚れと対策の完全ガイド

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ガルバリウム外壁の白い汚れ対策

外壁の美観を損なう3つの汚れ
💧
雨だれ汚れ

雨水に含まれる埃や微細な汚れが壁面に付着し、乾燥後に跡として残ります

白サビ

メッキに含まれる亜鉛の酸化による白い斑点状の汚れ

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赤サビ

傷付いた箇所から発生する錆び。放置すると進行性の劣化に

ガルバリウム外壁に発生する白い汚れの種類

真っ白な外壁が魅力的なガルバリウム鋼板。でも、時間とともに気になってくるのが白い汚れですよね。実は、この白い汚れには大きく分けて2種類あるんです。

 

まず1つ目は「雨だれ汚れ」。これは雨水に含まれる埃や大気中の汚れが壁面に付着して、乾燥後に白っぽい筋として残るものです。特に梅雨時期や台風シーズンは要注意。雨の量が多いほど、汚れの付着も目立ちやすくなります。

 

2つ目は「白サビ」。これはガルバリウム鋼板に含まれる亜鉛が酸化することで発生する白い斑点状の汚れなんです。特に海沿いの地域では、潮風の影響で発生しやすい傾向があります。

ガルバリウム外壁の水洗いによる基本的なメンテナンス

外壁の美しさを保つための基本は、やっぱり定期的な水洗いです。でも、ただ水をかければいいというわけではありません。

 

まずは、ホースで上から下に向かって水をかけていきます。この時、強い水圧は禁物。優しく洗い流すのがコツです。

 

次に、中性洗剤を使った洗浄。柔らかいスポンジに中性洗剤を含ませて、円を描くように優しく洗っていきます。ここで重要なのが、決して金属たわしやナイロンたわしを使わないこと。表面の保護膜を傷つけてしまう可能性があるんです。

 

最後は、きれいな水で洗剤を完全に流し切ります。洗剤が残っていると、かえって汚れの原因になってしまいますよ。

ガルバリウム外壁の白サビ予防と対策

白サビの予防には、日頃のケアが欠かせません。特に注意が必要なのは、以下のようなポイントです。

  1. 定期的な点検
    外壁の状態を月1回程度チェックしましょう。特に雨があたりにくい軒下や、日陰で乾きにくい場所は要注意です。
  2. 適切な水洗い
    季節の変わり目や、大雨の後には水洗いを。特に春先は花粉や黄砂が多いので、しっかりと洗い流すことが大切です。
  3. 再塗装のタイミング
    ガルバリウム外壁は10〜15年を目安に再塗装をすることをおすすめします。これにより防錆効果を維持し、外壁の寿命を延ばすことができます。

ガルバリウム外壁のシーリング部分の特別なケア

シーリング部分は外壁の中でも特に注意が必要な箇所です。なぜなら、ここが劣化すると建物内部への水の侵入経路となってしまうからです。

 

シーリングのチェックポイント:

  • ひび割れや剥がれがないか
  • 変色や硬化が進んでいないか
  • 接着部分に隙間ができていないか

 

これらの症状が見られたら、早めの補修が必要です。補修を先送りにすると、雨漏りなどの深刻な問題に発展する可能性があります。

ガルバリウム外壁の白い汚れに関する意外な対策

実は、外壁の形状によって汚れの付き方が大きく変わってくるんです。特にアーチ部分や出窓の上部など、水の流れが遮られやすい箇所では汚れが集中しやすい傾向があります。

 

これらの部分には、専用の撥水コーティング剤を施工するという方法があります。コーティングにより、水をはじく力が強くなり、汚れの付着を軽減できるんです。

 

また、あまり知られていない対策として、外壁の設計段階での工夫があります。例えば、適切な位置に水切りを設置することで、雨だれ汚れを大幅に軽減できます。既存の建物でも、後付けの水切りを取り付けることは可能です。

 

さらに、最近では光触媒コーティングという新しい技術も注目されています。これは太陽光の力を借りて汚れを分解する特殊なコーティングで、メンテナンスの手間を大幅に減らすことができます。

 

ガルバリウム外壁のメンテナンスは、一見面倒に感じるかもしれません。でも、定期的なケアを行うことで、美しい外観を長く保つことができます。毎日の暮らしの中で、ちょっとした気配りを心がけていきましょう。

 

ガルバリウム鋼板の基本特性について詳しく解説されています

 

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