リフォーム工事のトラブルについてまとめました。
相場がわかりにくく、危険を煽られて契約を迫られるケースが多いためです。
業者(例えばA社とします)が出してきた見積をパッと見て、「まあこんなもんだな」っていう、価格の相場のが全然ピンとこないんですよね。
これは、商品をいくつか買ってトータルが何円という世界とは違うのが理由でしょう。
別のB社に見積もり出してもらったら、値段が半額だったりして、
「B社が安すぎでおかしいのか?A社がぼったくりなのか?」
がわからないんです。
安ければいいかというと、業者はそのぶん、勝手に手抜き工事をしちゃったりするので、単純に値段でも決められないんですよね。
悪徳業者の77%は、訪問販売でやってくるそうです。
いきなりやってきて、「このままでは、家が大変なことになってしまう!」と危機感を煽りつつ、「今日契約なら、半額ですよ!」と焦らせて契約させるそうです。
もう、飛び込み営業は一切信じないくらいの感覚で居たほうが良いのかも知れません。
地元で長い間営業している業者というのが、イチバン信用できるんですよね。適当な工事したら、ずーーーーっとお客から責められますし、仕事だってなくなっちゃいます。
自力で口コミを集めて、優良業者を探し当てても良いのですが、時間のないあなたには、ある程度の基準を満たした業者をとりまとめている団体で、業者を紹介してもらうのが良いかも知れません。
悪徳業者の特徴と、対処方法をまとめました。
一度契約したら、別の不要と思われる工事の契約をガンガン迫られた。
一度断ったのに、何度もしつこく家に来た
無料で診断するといいながら、このままではヤバイと危機感を煽ってくる
今契約すると半額、明日から倍の通常価格になる、と焦らせる
こういった悪徳業者は、とりあえず契約さえとれれば、あとは工務店に丸投げというスタンスなので、とにかく強引なんですね。それでいて知識が乏しかったりするので、まったく必要のない高額な工事を押し付けてきます。
基本、訪問販売でやってきた業者は100%断ってしまって良いでしょう。
もしも、ゴーインさに負けて契約してしまった場合には、八日以内ならはがきや封書などでクーリングオフ(契約の解除)ができるので、消費者相談センターなどに早めに相談して下さい。
塗装工事費用の相場が、一般の人には確認しようがないためです。
100万円払って工事を頼んでも、実は50万円分の手抜き工事をして、残りをガメるといったことがいくらでも出来てしまうんですね。
ちなみに、工事の相場というのは…
で相場が決まります。
とはいっても、3社に見積もりを出してもらって、3社ともバラバラの価格(よくあること)だったりすると、結局どれに決めていいやらわからないんですよね。
コンシェルジュがアドバイスをくれる、一括見積もりサービスを利用するのも手です。
外壁塗装をするには、「今、どんな状態なのか?」を調査しないと、どんな工事をしていいのかわからないはずですし、あなたの要望も具体的に聞くことができません。
「うちは現地調査しないんで」という業者は、トラブルのもとなので、必ず現地調査して、診断書を出してもらいましょう。
テキトーに仕事が取れればいいや、と考えている営業マンなら、調査診断書を求められたとたんに「えっ」と、めんどくさそうな対応をするはずです。
調査診断書 → 今、家はこれこれこういう状態になっていて、この部分の劣化が進んでいます、みたいな報告書
仕様書 → 調査に基づいて、この部分とこの部分をこんなふうに補修します、という工事の方針みたいなもの
この2つは、まともな業者なら無料で出してくれるはず。有料と言われたら、その業者は外して、別業者に頼んで良いでしょう。
現地調査もせずに営業マンが出してきた見積もりが、あなたの要望と合っているわけがありません。
(まれに、職人出身の優秀な営業マンもいます)
どちらにしても、調査診断書と仕様書を要求しましょう。業者がしぶったら、「調査診断書と仕様書を出してくれる業者の中から選ぶことにしている」と言えば良いと思います。
仕様書に基づいて見積書が出てきたら、何をチェックすればいいんでしょうか?
まず、「外壁工事一式」などとまとめられていて、どこにいくらかかるのかさっぱりわからない見積は信用できません。
工程ごとに、内訳を出してもらいましょう。説明不能な謎の費用があったら、指摘するといいでしょう。
また、見積書には、何をやって何をやらないのかを明記してもらうと、のちのトラブルに発展する可能性が減ります。塗らない箇所を見積書に明記して下さい、と要求するのも良いでしょう。
特に業者と私たち客で認識違いが出やすいのが、二階のベランダの床、庭の門、塀、雨戸、戸袋です。この部分をどうするのかを、はっきりさせておきましょう。
また、足場、養生シートに関する項目も重要です。工事の過程で必要になるので、客側としてはあまり考えていない部分ですが、かならず必要になります。「足場代は無料にします」とか「足場は組まないので、そのぶん値引きできます」とか言ってくる営業マンは、信用できないと言っていいでしょう。
足場代無料はありえないです。どこか別の部分にこっそり「上乗せ」されている可能性が高いですね。また、壁のごく一部を塗るような小規模な工事ならともかく、足場はほぼ確実に必要になります。
足場がなくて、職人の安全が確保できず、工事の質が下がったり、工事自体が失敗することも…。
養生シートというのは、塗らない部分を保護するためのシートで、通常は養生シートの費用も見積もりに含まれるハズです。しっかりチェックしましょう。
見てもわからないかも…というあなたは、一括見積りサービスを利用して、コンシェルジュ(相談係)に聞きながら業者選びをするという手もあります。
リフォーム工事のトラブルは、悪徳業者によるものだけじゃありません。
ご近所とのトラブルが起こるケースもあります。
これはもちろん、挨拶に回ったほうがいいですねー。
不意打ちリフォームは近隣トラブルのもとです。手土産をもって、回っておきましょう。
菓子折りでも持って、工事中はご迷惑をお掛けします…と挨拶して回れば、トラブルは起こりにくいです。
実際、工事でホコリやニオイ、騒音が発生するため、人間「聞いてないよ!」って、イラッとするもの。
事前に挨拶に行くだけで、トラブル化する確率を大幅に減らせると考えてよいでしょう。
業者の使う車をとめるスペースにも注意。近所のかたからすると、入れ替わり立ち代わりいろんな車がやってきてナンダ??と不安になります。
ましてや、とめてはいけないスペースに、長時間業者の車が止まっていたら、警察に通報されてもおかしくないです。
業者に同行してもらうのが安心でしょう。できれば、大人な対応ができる人と。できれば、契約を結ぶ前に、約束してもらいましょう。
個人でやっている業者さんだと、「いや、ウチはそれはやってませんので」と断られることもあるかも知れません。
業者選びの際には、近所のあいさつ回りに同行してくれることを条件に入れておくといいかも知れませんね。
ちなみに、業者だけで行ってもらうと、営業と勘違いされるので、面倒でもご自身も同行したほうがよいでしょう。
挨拶まわりって、意外と重要。いっそ何も言わないほうが文句も言われないんじゃ?って思うかも知れませんが、ヒトコトも言わずにやると、すっごく長い間「あの家は常識がない…」とか言われたりするんですよね。ちょっとしたお菓子を持って行くとよいでしょう。
リフォームのトラブルを避けるには、友人からの口コミで業者を紹介してもらうのが最強です。
そのまま工事を頼んでも良いのですが、一応相見積もりしておきたい…という場合は?
ヌリカエなどの、業者紹介サービスを使うのも手です。
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