アルミサッシの塗装の剥がれの原因は? 塗装は可能?

アルミサッシの塗装の剥がれの原因は? 塗装は可能?

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アルミサッシの塗装は可能?

アルミサッシの塗装は可能?

 

アルミサッシの塗装を行う際には、以下の手順を踏むのが一般的です。

 

  • サッシの汚れやサビを落とす。
  • アルミサッシ用のプライマーを塗る。
  • 塗装する。

 

サッシの汚れやサビは、サンドペーパーやブラシなどで落とします。 プライマーは、アルミと塗料を密着させるための下塗り剤です。 塗装は、2〜3回塗るのが一般的です。

 

アルミサッシの塗装には、以下の点に注意が必要です。

 

  • 塗料は、アルミサッシ用の塗料を使用しましょう。
  • 塗装は、晴天の日に行うのがおすすめです。
  • 塗装後は、乾燥するまで直射日光や雨に当てないようにしましょう。

 

アルミサッシの塗装を自分で行うのが難しい場合は、専門業者に依頼するのもおすすめです。

 

アルミサッシの塗装を行うことで、サッシの見た目を美しく保つだけでなく、サビや劣化を防ぐことができます。

 

アルミサッシの塗装が必要になる例は

アルミサッシの塗装が必要になる例は

 

サッシの劣化
アルミサッシは、雨風や紫外線などの影響で劣化していきます。劣化が進むと、サビや腐食、塗装の剥がれなどが起こり、雨漏りの原因になることがあります。

 

サッシの色替え
建物の外観や内装に合わせて、サッシの色を変えたい場合もあります。

 

サッシのデザイン変更
サッシのデザインを変えたい場合もあります。

 

具体的には、以下のようなものが挙げられます。

 

サビや腐食
サッシがサビや腐食すると、見た目が悪くなるだけでなく、雨漏りの原因になります。そのため、サビや腐食が見つかった場合は、早めに塗装を行う必要があります。

 

塗装の剥がれ
塗装が剥がれると、見た目が悪くなるだけでなく、サビや腐食の原因になります。そのため、塗装の剥がれが見つかった場合は、早めに塗装を行う必要があります。

 

色褪せ
塗装が色褪せると、見た目が悪くなります。そのため、色褪せが目立ってきた場合は、塗装を行うとよいでしょう。

 

ザイン変更
サッシの色やデザインを変えることで、建物の外観や内装をよりおしゃれにすることができます。

 

アルミサッシの塗装は、定期的に行うことで、サッシの寿命を延ばし、見た目も良く保つことができます。一般的には、10〜15年を目安に塗装を行うことをおすすめします。

アルミサッシの塗装をおこなう工程

 

下地処理
下地処理は、塗料がしっかりと定着するために重要です。

 

サッシの周囲を養生する
塗料が飛び散らないように、サッシの周囲をビニールやマスキングテープで養生します。

 

汚れや古い塗装を落とす
サッシの表面についた汚れや古い塗装を落とします。汚れはブラシやスクレーパーでこすり落とし、古い塗装はサンドペーパーで削り落とします。

 

サッシを洗浄する
サッシを水で洗い、残った汚れやサビを落とします。

 

塗装
塗装は、下塗り、中塗り、上塗りの3回に分けて行います。

 

下塗り
下塗りは、アルミサッシに塗料をしっかりと定着させるために行います。アルミ用の下塗り剤を使用します。

 

中塗り
中塗りは、下塗りの塗膜を補強し、仕上げ塗料の密着性を高めるために行います。下塗りと同じ塗料を使用します。

 

上塗り
上塗りは、サッシの色や風合いを決める工程です。好みの色のアルミ用塗料を使用します。

 

コーティング

 

塗装の耐久性を高めるために、コーティングを施すこともあります。コーティング剤は、塗料店やホームセンターなどで購入できます。

 

アルミサッシの塗装を行う際は、以下の点に注意しましょう。

 

  • 塗装を行う前に、天候や気温を確認します。気温が低い場合は、塗料が乾きにくいので注意が必要です。
  • 塗料を塗る際は、厚塗りにならないように注意します。厚塗りすると、塗膜が割れたり剥がれたりしやすくなります。
  • 塗装が終わったら、完全に乾燥するまで養生を続けます。

アルミに塗装できない理由

アルミに塗装が推奨されない主な理由は、アルミの表面特性と塗料の密着性に関連しています。アルミはその性質上、塗料との密着性が低く、塗装してもすぐに剥がれや浮きが発生する可能性が高いためです。また、アルミは出荷時に電着塗装という特殊な方法で塗装されており、この方法は塗膜が均一になり美しく仕上がるものの、設備やコストが高く、大量生産される製品向けであるため、現場での再塗装には適していません。

 

さらに、アルミやステンレスは本来錆びにくい金属であり、塗装せずとも耐食性に優れています。アルミは酸化すると表面に酸化アルミニウムの膜ができ、これが腐食に対して保護層となります。ステンレスも鉄とクロムの合金であり、クロムが酸化することで保護皮膜を形成し、耐食性を高めます。

 

そのため、アルミやステンレスの塗装は、見た目が劣化してきた場合には塗装よりも交換をお勧めするのが一般的です。塗装を施しても、塗膜が密着しにくく、すぐに剥がれてしまうため、塗装をしない方が賢明とされています。

 

加えて、アルミやステンレスを無理に塗装した場合、最短で半年程度で剥がれてしまう可能性があり、専用の下塗り剤(プライマー)を使用する方法もありますが、それでも表面の特質上、塗装に適さないという事実に変わりはありません。

 

以上の理由から、アルミに塗装が推奨されないのは、塗料の密着性が低く、耐久性に問題があるため、またアルミ自体が耐食性に優れているためであり、塗装するよりも交換をお勧めするのが一般的です。

 

アルミサッシの塗装の剥がれ

アルミサッシの塗装が剥がれる原因はいくつかありますが、主に以下の要因が挙げられます。

 

経年劣化
アルミサッシは耐久性が高いとされていますが、長年の使用により塗装が劣化し、剥がれることがあります。紫外線や雨風などの外部環境が直接影響し、塗装の劣化を早めることがあります。

 

塗装の質
塗装の質が低い、または塗装方法が不適切である場合、塗装の密着性が低くなり、剥がれやすくなります。適切な下地処理が行われていない場合や、塗料の種類がアルミサッシに適していない場合も、塗装の剥がれにつながります。

 

物理的損傷
アルミサッシに対する直接的な衝撃や、硬い物体による擦れなど、物理的な損傷も塗装の剥がれの原因となります。特に、窓やドアの開閉時に発生しやすいです。

 

化学的反応
アルミニウムは腐食に強い金属ですが、特定の化学物質と反応して塗装が剥がれることがあります。例えば、酸性雨や塩害などが原因で、塗装が劣化しやすくなります。

 

施工不良
アルミサッシの塗装時に、塗装面の清掃が不十分であったり、塗装条件(湿度や温度)が適切でなかったりすると、塗装の密着性が低下し、剥がれやすくなります。

 

これらの原因を理解することで、アルミサッシの塗装剥がれを防ぐための適切な対策を講じることができます。例えば、定期的なメンテナンスにより早期に劣化を発見し、適切な塗り直しを行うことや、物理的損傷を避けるための注意、化学物質の影響を最小限に抑えるための対策などが考えられます。

DIYでアルミサッシの塗装は可能?

DIYでアルミサッシの塗装は可能?
アルミサッシの塗装は、DIYで行うことも可能ですが、下地処理や塗装の技術が必要となります。そのため、初めて行う場合は、プロに依頼することをおすすめします。

 

DIYでアルミサッシの塗装を行う場合の流れは、以下のとおりです。

 

サッシの準備
サッシの表面の汚れやゴミを、ブラシや雑巾などで取り除きます。また、サビや腐食がある場合は、サビ取り剤や腐食止め剤で処理します。

 

下地処理
サッシの表面に、プライマーを塗って下地処理を行います。プライマーは、塗料の密着性を高める効果があります。

 

塗装
下地処理が乾いたら、塗料を塗ります。塗料は、アルミサッシ専用の塗料を使用しましょう。

 

仕上げ
塗装が乾いたら、仕上げとして、クリア塗料を塗ります。クリア塗料は、塗装の耐久性を高める効果があります。