外壁の巣を発見したら要注意な生物と対処法

外壁の巣を発見したら要注意な生物と対処法

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外壁に作られる巣の特徴と対策

外壁の巣の基礎知識
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発生場所

軒下、窓枠、エアコン配管周り、外壁の角など、雨風が当たりにくい場所に多く発生します。

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危険性

放置すると建物への損傷や衛生面での問題、居住者への危害のリスクが高まります。

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早期発見

定期的な外壁点検で早期発見・対処が重要です。

外壁に巣を作る代表的な生物の特徴

外壁に巣を作る生物は、主にスズメバチ、アシナガバチ、ドロバチの3種類が代表的です。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

 

スズメバチは最も警戒が必要で、巣は薄い灰色で大きく、攻撃性が強いのが特徴です。巣のサイズは直径10cm以上になることもあり、コロニーは最大で500〜1,000匹にも及びます。

 

アシナガバチは比較的温厚な性格で、巣は六角形の巣房が露出した傘状の形をしています。コロニーの規模は100匹程度と、スズメバチより小さめです。

 

ドロバチは泥で徳利状の巣を作り、8〜12cmほどの大きさになります。単独行動する蜂で、攻撃性は比較的低いものの、不用意に触れると刺される可能性があります。

外壁の巣による建物への影響と被害

巣の存在は建物に様々な悪影響を及ぼします。まず、巣の重みや湿気により外壁材が劣化する可能性があります。特にスズメバチの大きな巣は、その重量で外壁に負荷をかけ、長期的な損傷につながることがあります。

 

また、巣に含まれる排泄物や有機物が外壁を汚損させ、美観を損ねるだけでなく、建材の腐食を促進させる可能性もあります。

 

さらに、巣の周辺に湿気が溜まりやすくなり、カビやコケの発生原因となることもあります。これらの二次被害を防ぐためにも、早期発見・早期対処が重要です。

外壁の巣の正しい駆除方法と注意点

巣の駆除は、種類によって適切な方法が異なります。

 

スズメバチの巣は、危険度が高いため、必ず専門業者に依頼しましょう。素人による駆除は大変危険です。

 

アシナガバチやドロバチの巣は、以下の手順で駆除が可能です:

  1. 防護服の準備
  • 長袖・長ズボン
  • 手袋
  • フェイスガード
  • 帽子
  1. 駆除のタイミング
  • 日没後(ハチが活動を停止する時間帯)
  • 雨の日は避ける
  1. 駆除の手順
  • 巣から2m程度離れた位置から開始
  • 殺虫スプレーを15秒程度噴射
  • 巣の様子を確認してから撤去

外壁の巣を予防するための対策方法

巣の形成を予防するために、以下の対策が効果的です:

  1. 定期的な外壁点検
  • 春先から夏にかけて重点的に実施
  • 特に軒下や窓枠周りをチェック
  1. 予防薬剤の使用
  • 殺虫スプレーの定期的な散布
  • 木酢液の活用
  • 3〜4日に1度の頻度で実施
  1. 環境整備
  • 外壁の隙間や穴の補修
  • 不要な突起物の撤去
  • 照明の位置や明るさの調整

外壁の巣に関する専門家への相談時期と選び方

専門家への相談が必要な状況と、業者選びのポイントをまとめます。

 

相談が必要な状況:

  • スズメバチの巣を発見した場合
  • 巣のサイズが10cm以上の場合
  • 複数の巣が見つかった場合
  • 高所に巣がある場合

 

業者選びのポイントは以下の通りです:

  1. 対応の迅速さ
  • 24時間対応可能か
  • 緊急時の出動体制
  1. 技術と経験
  • 駆除実績の件数
  • スタッフの研修体制
  • 安全対策の徹底度
  1. アフターフォロー
  • 再発防止対策の提案
  • 保証制度の有無
  • 相談のしやすさ