外壁とゴキブリの侵入を防ぐ塗装と対策方法の全知識

外壁とゴキブリの侵入を防ぐ塗装と対策方法の全知識

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外壁とゴキブリの関係性と対策

外壁塗装で実現するゴキブリ対策
🏠
侵入経路の特定

外壁の隙間やひび割れがゴキブリの主要な侵入経路となります

🎨
塗装による予防

適切な外壁塗装で虫の侵入を防ぎ、建物の価値も向上させます

🛡️
長期的な保護

防虫効果のある塗料で、持続的な害虫対策が可能になります

外壁からのゴキブリ侵入経路と特徴

ゴキブリの侵入経路として最も多いのが、外壁と配管の接続部分です。わずか1〜2mmの隙間があれば、ゴキブリは簡単に通り抜けることができます。特に注意が必要なのは以下の場所です:

  • エアコンの配管周り
  • 換気扇の取り付け部分
  • 排水管の周辺
  • 外壁と基礎部分の接合部

外壁塗装による効果的なゴキブリ対策

防虫効果のある外壁塗料を選ぶことで、ゴキブリの侵入を効果的に防ぐことができます。特にピレスロイド系の成分を含む塗料は、ゴキブリに対して強い忌避効果があります。

 

塗料の種類による効果:

  • シリコン系塗料:表面が滑らかで虫が付きにくい
  • フッ素系塗料:長期的な防虫効果を維持
  • ピレスロイド系塗料:強力な忌避効果を発揮

 

ピレスロイド系薬剤は、ゴキブリの神経伝達物質の働きを阻害します。ゴキブリが塗装面に接触すると、神経系に作用して麻痺状態を引き起こします。

 

だから効果がある!はずなのですが、1990年頃からピレスロイドに耐性を持つゴキブリが増加しており、効果が低下する可能性があります。そのため、他の対策と組み合わせて使用することが推奨です。

 

ゴキブリも進化するんですね…。

 

外壁の色がゴキブリの行動に与える影響

外壁の色選びは、ゴキブリの寄り付きやすさに大きく影響します。暗い色の外壁は光の反射が少なく、虫を寄せ付けにくい特徴があります。

 

色による効果の違い:

  • 明るい色:虫を引き寄せやすい
  • 暗い色:虫が寄り付きにくい
  • 青色や緑色:虫が視認しにくい

 

明るい色の外壁は太陽光を反射しやすい性質があり、この反射光が虫を引き寄せる原因となります。特に夜間は、照明と組み合わさることで虫を引き寄せる効果が高まります。

 

暗い色の外壁は光を吸収しやすく、反射する光が少ないため、虫を引き寄せにくい特性があります。特に黒の場合、表面温度が高くなりやすく、虫にとって不快な環境となります。

 

虫は紫外線を感知する能力を持っており、外壁の色によって紫外線の反射率が変化することで、寄り付きやすさに違いが出てくるんですね。

 

色の好き嫌いなどはあるんでしょうか?

 

緑色や黄色は植物や花を連想させる色であり、虫を引き寄せやすい傾向があります。

 

しかし、ゴキブリの目は退化していて、光を感知する程度の機能しかありません。そのため、色による違いは「反射する光が多いか少ないか」だけになります。

 

外壁材質とゴキブリの関係性

外壁の材質によって、ゴキブリの寄り付きやすさが変わってきます。

外壁材質 ゴキブリの寄り付きやすさ 特徴
木製 高い 湿気を吸収しやすい
金属 低い 湿気の影響を受けにくい
コンクリート 中程度 表面処理で改善可能

コーキング補修で外壁の隙間を塞ぐ

外壁の隙間を塞ぐための対策について、工法別に解説していきます。

 

打ち替え工法
古いコーキングを完全に取り除き、新しいコーキング材で充填する方法です。コーキングの耐用年数は5〜10年程度となっています。施工手順は以下の通りです:

  1. 古いコーキングをカッターで丁寧に除去
  2. 隙間部分を清掃
  3. 新しいコーキング材を均一に充填

 

増し打ち工法
既存のコーキング材の上から新しい材料を重ねて塗布する方法です。費用を抑えられる一方、下地の状態が良好でない場合は適していません。

 

コーキング材が古くなっていると、重ねて塗った部分が剥がれてしまうんですね。

 

外壁材の種類別でも、対策が異なります。

 

モルタル外壁の場合

  1. ヒビ割れ部分の清掃
  2. 接着剤の塗布
  3. 防水モルタルでの補修

 

サイディング外壁の場合

  • 縦方向の隙間は特に注意が必要で、雨水侵入のリスクが高いため、速やかにコーキング補修を実施
  • コーキングの打ち直しは、全体を同時に行うことが推奨されます

 

木製羽目板外壁の場合
木材の収縮による隙間には、外壁と同色のコーキング材を使用して充填します。