ラスト・オリウム マルチカラーテクスチャーで防さび 仕上げ 耐久性

ラスト・オリウム マルチカラーテクスチャーで防さび 仕上げ 耐久性

記事内に広告を含む場合があります。

ラスト・オリウム マルチカラーテクスチャー

ラスト・オリウム マルチカラーテクスチャー:現場で迷わない要点
🧱
特徴(防さび+テクスチャー)

防さび機能とザラザラした独特なテクスチャー仕上げを同時に狙える、意匠と保護を兼ねたスプレーとして扱うと判断が速い。

🛠️
施工の基本(距離と重ね塗り)

30cm以上離して軽く1回目→乾燥→同じ工程を反復、が仕上がり安定のコア。初回から厚塗りしないのが鉄則。

⚠️
失敗の典型(ムラ・タレ・ザラつき不足)

近距離噴霧、止め吹き、下地の油分残りで発生しやすい。段取りで回避できる「作業起因の不良」が多い。

ラスト・オリウム マルチカラーテクスチャーの防さび 仕上げ 耐久性の特徴

建築の現場でこの材料を選ぶ理由は、「意匠(ザラザラしたテクスチャー)と防さび」をワンステップで取りに行ける点にあります。実際、製品説明でも“防さび機能”と“ザラザラとした独特なテクスチャー仕上げが一度に可能”とされ、さらに“耐久性と耐腐食性に優れた丈夫な塗膜”をうたっています。根拠となる特長が明確なので、仕様検討の段階で「下塗り防錆+上塗り意匠」を別工程で組むのか、本品で工程短縮するのかを比較しやすい塗材です。
また、建築・設備の“手で触れられる場所”や“小さな当たりが避けられない場所”では、平滑な塗膜よりも、テクスチャーが視覚的に小傷を目立ちにくくするケースがあります(※万能ではありませんが、運用上のメリットとして語られやすい)。一方で、ザラザラ仕上げは汚れを抱き込みやすい面もあるため、用途は「屋外金物」「設備架台」「配管支持金物」「門扉まわり」など、多少の表面粗さが許容される部位に寄せるのが無難です。
さらに注意点として、同じ“防さび”でも「素地調整」「膜厚」「乾燥・硬化」「水分の回り込み」などで実耐久は大きく振れます。塗料のスペックに頼り切るのではなく、次章の下地づくりと手順を“施工条件として固定”することが、結果的に耐久性のブレを小さくします。
参考(特長の裏取り・仕様検討の根拠):
オレンジブック:特長(防さび・テクスチャー・耐久性/耐腐食性)の記載を確認
参考(施工距離・重ね塗りの考え方の裏取り):
ニッペホームオンライン:30cm以上離して軽く→乾燥→繰り返しの塗り方を確認

ラスト・オリウム マルチカラーテクスチャーの下地処理と素地別の注意(鉄部・亜鉛・アルミ)

マルチカラーテクスチャーは「吹けばそれなりに見える」一方で、建築従事者が本当に困るのは“数か月後〜1年後の差”です。差が出るのはほぼ下地で、具体的には「浮きさびの残り」「粉化した旧塗膜」「油分」「水分」「白さび(亜鉛)」「酸化皮膜(アルミ)」の扱いが要点になります。塗装は化学反応よりも“付着の設計”で決まる場面が多く、現場の素地は想定より状態がばらつきます。
鉄部は、赤さびが進行している場合、見た目以上に“層状に脆い部分”が残ります。ワイヤーブラシで光らせるのが目的ではなく、「剥離しやすい層を落として、健全部に到達する」ことが目的です。テクスチャー塗膜は凹凸により“付いているように見える”ため、素地が悪いと施工直後の見栄えで判断ミスが起きます。
亜鉛めっきは、白さびや表面の皮膜で付着が落ちやすく、また手袋の油が残りやすいので、脱脂は必須です。アルミも同様で、表面の皮膜をどう扱うかで密着の初期値が変わります。ここでの実務的な結論はシンプルで、「目荒らし(軽い研磨)+脱脂+乾燥」を省略しない、が最短ルートです。
さらに“意外と見落とす要素”として、現場では清掃後すぐに塗れないことが多く、風・粉じん・結露で再汚染します。つまり、下地処理は“やったかどうか”ではなく、“塗る直前の状態”が全てです。段取りとしては、清掃→乾燥→養生→塗装、を同日の連続作業に寄せ、間が空く場合は脱脂だけでも塗装直前に再実施すると、後戻りが減ります。

ラスト・オリウム マルチカラーテクスチャーの施工手順(30cm・重ね塗り・乾燥)

施工で最も効くのは、メーカーが明記している「距離」と「重ね方」を守ることです。具体的には、30cm以上離して、1回目は“全体にタレない程度に軽く”吹き、乾燥後に同様の作業を繰り返すときれいに仕上がる、という考え方が示されています。ここで重要なのは、“1回目で完成させようとしない”ことです。テクスチャー系は一気に厚付けしたくなりますが、厚付けはタレ・ダマ・乾燥不良の原因になり、補修が難しくなります。
実務のコツは、スプレーを対象物に向けたまま止めないことです。開始は対象物の外で噴霧開始→通過→外で噴霧停止(いわゆる“捨て吹き”と“抜け”)にすると、端部の溜まりが減り、ムラが減ります。特にLアングルやCチャンなど、角が多い金物では“角に先に当たり、面が薄い”現象が起きるため、角→面の順に薄く回数を重ねる方が狙いのテクスチャーが出やすいです。
乾燥は温湿度と通風の影響が大きく、現場では「触って付かない=次工程OK」と短絡しがちです。しかし、テクスチャー塗膜は表面積が増える分、表面は早く乾いたように見え、内部が遅れることがあります。次工程(搬入・取り付け・梱包・養生テープ貼り)まで含めて設計するなら、“触れる”ではなく“押しても跡が出ない”を基準に寄せると安全側です。
参考(施工距離と薄吹き→乾燥→反復の根拠):
ニッペホームオンライン:塗り方(30cm以上・軽く・乾燥後に繰り返し)

ラスト・オリウム マルチカラーテクスチャーの失敗例(ムラ・タレ・密着不良)と対策

失敗で多いのは「ムラ」「タレ」「ザラつき不足」「部分的な密着不良」です。ムラは距離が近すぎる、速度が一定でない、重ね幅が不均一、角部に塗料が溜まる、で発生します。タレはほぼ厚付け起因で、テクスチャーを出そうとして“寄って吹く・止め吹きする”と一気にリスクが上がります。メーカーが「1回目は軽く」「乾燥後に繰り返す」と案内しているのは、この失敗を避けるための合理的な手順です。
密着不良は、施工直後に気づきにくいのが厄介です。下地の油分、粉じん、旧塗膜の粉化、結露が主因で、上から吹くほど悪化します。対策は、(1)脱脂、(2)粉の除去、(3)乾燥、(4)目荒らし、の順で“再現性のある下地状態”を作ること。特に屋外金物は手で触る機会が多く、皮脂が点で残るため、見た目で判断しづらい点が落とし穴です。
補修の考え方も決めておくと現場が回ります。軽微なムラは、乾燥後に薄く追い吹きして馴染ませるのが基本ですが、タレやダマは“乾く前に触らない”方が被害が小さい場合があります。乾燥後に研磨→清掃→薄く重ねる方が、結果として時間が短いケースもあるため、監督・職長間で「不良の種類ごとの是正フロー」を共有しておくとロスが減ります。

ラスト・オリウム マルチカラーテクスチャーの独自視点:改修現場での「触感」と安全(滑り・握り・視認性)

検索上位では「防さび」「テクスチャー」「耐久性」「塗り方」が中心になりがちですが、改修や設備更新の現場では“触感”が意外に効きます。たとえば、点検時に手が触れる金物(取っ手、点検口まわりの小物、設備架台の手掛かり部)では、平滑塗装よりも軽い凹凸がある方が、濡れた手袋でも「握った感覚」が残り、心理的な安心感につながることがあります。もちろん滑り止め材ではありませんが、「現場の扱いやすさ」という価値が出るのがテクスチャー塗装の一面です。
また、視認性という観点でも使い道があります。均一なツヤ面は照明や日射で反射し、キズ・汚れ・凹みが見えにくいことがありますが、テクスチャー面は光が散り、形状の変化や汚れの付着が見つけやすくなる場合があります。これは点検性・保全性の文脈で地味に効き、設備保全の担当者から「次に同じ材料で」と指名される理由になることもあります。
さらに、改修現場では「既存部材の質感と馴染ませる」要求が出ます。新規部材だけが妙に新品に見えると違和感が出ますが、テクスチャーは“粒感”で境界をぼかしやすく、既存の経年感と合わせやすい局面があります。ここは設計図書に書かれにくい領域ですが、施主満足度に影響しやすいので、試し吹き板(小さな見本)を現地で確認してから本施工に入ると、手戻りのリスクが下がります。