レオハウス 木造軸組工法と耐震性能・モノコック構造の特徴解説

レオハウスの住宅は、日本の伝統的な木造軸組工法に加え、構造用耐力面材を組み合わせて6面体のモノコック構造を実現しています。
木造軸組工法は柱・梁・筋交いで骨組みを構成し、間取りの自由度が高いのが特徴です。
しかし、従来の軸組工法は接合部に負荷が集中しやすく、地震時の変形リスクが課題でした。
レオハウスでは、耐力面材を壁・床・天井に配置し、建物全体を面で支える6面体構造に進化させています。
これにより、外力を分散し、変形やねじれに強い住宅を実現しています[1][4][6]。

レオハウスの住宅は耐震性と制震性の両立を重視しています。
6面体モノコック構造に加え、制震装置「TRC-30A」や「L-SAV（エルセーブ）」を標準搭載し、大地震や余震の揺れを吸収・軽減します[1][2][4]。
TRCダンパーは壁内の筋交い部分に設置され、特殊ゴムが地震エネルギーを吸収、建物の変形を抑制します。
実験では極大地震時に約60％の変位軽減効果が報告されています[1]。
剛床工法（24mm厚の構造用合板を格子状骨組みに固定）も採用し、横揺れやねじれに強い構造を実現しています[4]。

レオハウスのモノコック構造は、耐震性だけでなく断熱・気密性能にも寄与しています。
壁や床、天井に面材を用いることで隙間が少なくなり、断熱材の効果が最大限に発揮されます[6]。
標準仕様で「UA値0.46」をクリアできる高断熱仕様も可能で、冬は暖かく夏は涼しい快適な住環境を実現します。
また、気密性が高まることで冷暖房効率も向上し、省エネ住宅としての性能も高いです。

構造用金物を各接合部に使用し、柱や梁の結合強度を高めています[2][6]。
ベタ基礎を標準採用し、地盤からの荷重を面で支えることで耐震性を強化。
剛床工法は床の横揺れやねじれを防ぎ、建物全体の剛性を向上させています。
これらの細部にわたる工夫が、長期的な耐久性と安全性を支えています。

レオハウスでは新幹線や航空機にも使われるモノコック構造の考え方を住宅に応用し、外力に対する強さと美しさを両立しています[6]。
また、自由設計の幅が広く、施主の希望に合わせて間取りやデザインを柔軟にカスタマイズ可能です。
標準仕様のグレード分け（ベーシック・Vセレクト・Dセレクト）により、コストとこだわりのバランスを取りやすいのも特徴です。
さらに、他社と比較しても同等以上の耐震等級や断熱性能を確保しつつ、ローコスト住宅としての競争力も維持しています。

レオハウスの木造軸組工法は、一般的な在来工法に比べて面材を多用し、6面体モノコック構造で外力を分散させる点が大きな違いです[1][4][6]。
他社でも同様のハイブリッド工法やモノコック構造を採用する例が増えていますが、レオハウスはコストパフォーマンスや自由設計の柔軟性で優位性があります。
また、制震装置の標準搭載や長期優良住宅認定基準のクリアなど、独自の付加価値を持っています。