所要時間計算方法と工数と休憩時間

所要時間計算方法と工数と休憩時間

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所要時間計算方法と工数と休憩時間

所要時間計算方法:現場でズレない設計図
🧭
「所要時間」を分解して見える化

移動・段取り・作業・検査・片付けを分けると、遅延要因が数字で出ます。

🧮
基本式+控除で事故を防ぐ

開始→終了の差から休憩時間を引く考え方を軸に、日跨ぎや端数処理も統一します。

🧱
工数で「人数×時間」を固定

所要時間だけでなく工数で持つと、増員・減員の判断が速くなります。

所要時間計算方法の基本:時間計算と単位変換

建築の現場でまず押さえたい「所要時間計算方法」は、難しい理屈ではなく、計算の土台(どの時間を足し、どの時間を引くか)を揃えることです。
代表的な土台は次の2系統で、両方を使い分けると見積もりが安定します。


✅ よく使う2つの基本形(まずここを統一)

  • 「時刻差」型:所要時間=終了時刻−開始時刻(ここから休憩時間などを控除)
  • 「距離÷速度」型:所要時間=距離÷速度(移動が絡む段取り・搬入で強い)

    参考)301 Moved Permanently

特に「距離÷速度」型は、単位が混ざった瞬間にミスが増えます。


例えば、距離がmで速度がkm/hのようにズレる場合は、どちらかに単位を寄せてから割り算します(例:時速4km=時速4000mとして計算)。


参考)所要時間の計算|速度の計算|計算サイト

🧩 現場で起きやすい単位ミス(ありがち)

  • 分で考えているのに、計算は時間(h)で割っている
  • mとkmが混在している
  • 秒で測った作業を、日報には分で書いている(変換時に端数が消える)

📌 端数処理のルールも先に決める
移動系の所要時間では「1分未満の端数を1分に切り上げる」考え方が実務上使われることがあります(徒歩換算の表示ルールとして、道路距離80mにつき1分、1分未満は1分として計算する旨が示されています)。


参考)https://www.token.co.jp/estate/useful/archipedia/word.php?jid=00017amp;wid=04317amp;wdid=01

建築現場の見積もりでも、搬入やエレベーター待ちのような「ゼロにはならない時間」を切り上げ扱いにするか、別枠(固定の段取り時間)で持つかを決めておくと説明が楽になります。


参考:徒歩所要時間の端数処理(80m=1分・1分未満切り上げ)の根拠イメージ
https://www.token.co.jp/estate/useful/archipedia/word.php?jid=00017&wid=04317&wdid=01

所要時間計算方法と休憩時間:労働時間の控除ルール

所要時間を「勤務時間」と混同すると、見積もりも勤怠もブレます。
現場の実務では、開始〜終了の差(拘束)から、休憩時間を引いたものを「労働時間(実作業の基礎)」として扱うのが基本線です。


🧮 休憩を入れた計算の考え方(勤怠にも見積にも効く)

さらに重要なのが、休憩の最低付与ルールです。


労働時間が6時間を超えると45分以上、8時間を超えると60分以上の休憩が必要とされます。

⚠️ 「ちょうど」の罠(意外に現場で揉める)
「8時間ちょうど」は「6〜8時間以内」扱いで45分、8時間を1分でも超えると60分が必要、という整理が紹介されています。

この境界を知らないまま工程を組むと、「予定は8時間ぴったりのはずが、片付けが5分伸びて休憩要件が変わる」という事故が起きます。


✅ 建築の所要時間に落とす実務ポイント

  • 日報の「作業時間」と、工程表の「所要時間」は一致しないことがある(休憩・朝礼・KY・待機があるため)
  • 休憩を“見積に含めるか別枠にするか”を会社で統一すると、上長チェックが一気に通りやすくなる
  • 休憩が分割できても、細切れすぎると実質休憩にならず問題視され得る、という注意点も示されています​

参考:休憩時間の最低付与(6時間超45分・8時間超60分)と「自由利用」などの原則
労働時間に対する休憩時間数とその計算方法をわかりやすく解説 …

所要時間計算方法を工数へ変換:人数と期間の計算

建築の見積もり・工程管理では、「所要時間(何日かかるか)」だけだと、応援投入や班編成の判断が遅れます。
そこで、所要時間計算方法を「工数」に変換して持つと、人数の調整が数字でできるようになります。


✅ 工数の基本式(ここを固定する)

🧱 工程別に「工数→所要時間」に戻す
見積段階では、次の流れが実務的です。


  • タスクを細分化(解体、墨出し、配管、電気、仕上げ、検査、清掃など)
  • タスクごとに工数(人時/人日)を積む
  • 班の人数を決めて、所要時間=工数÷人数で期間へ戻す​

📌 「所要時間」だけで管理すると起きるズレ

  • 2人作業を1人で回すと、所要時間が単純に2倍にならない(段取り・安全・二人作業の制約がある)
  • 逆に人数を増やしても、狭所作業は並列化できず短縮しない

    この“並列化できない時間”を別枠にしておくと、工数計算の精度が上がります。


所要時間計算方法のExcel:日跨ぎと端数の設計

所要時間の計算ミスは、Excelの式そのものより「前提の書き方」が原因になりがちです。
特に建築の現場では、夜間作業・搬入・立会いで日跨ぎが起きるため、そこを先に潰すのがコツです。


🛠️ 日跨ぎでズレるパターン

  • 開始:22:00、終了:02:00(翌日)

    このとき、単純に「終了−開始」だとマイナスになります。


✅ 設計の考え方(ツールを問わず必要)

  • 終了が開始より小さい(時刻が戻る)場合は「翌日扱い」にする
  • 休憩時間は別セルで持ち、差し引きで実働にする

実務上、この「開始時刻が終了時刻より遅い場合、終了時刻は翌日とみなす」考え方が、時間計算系の説明として提示されている例があります。


参考)301 Moved Permanently

Excelでも同様の考え方で列設計(開始、終了、休憩、実働、備考)を固定すると、担当者が変わっても事故が減ります。


🧾 端数(分単位)をどう扱うか

  • 日報:5分単位で丸めるのか、1分単位で取るのか
  • 見積:15分単位で丸めるのか、実測平均で係数化するのか

    端数ルールがバラバラだと、同じ現場でも「人によって所要時間が違う」状態になり、上司レビューで止まりやすくなります。


所要時間計算方法の独自視点:待機と段取りの見える化

検索上位の一般論では「所要時間=終了−開始」「距離÷速度」になりがちですが、建築従事者の現場で効くのは、待機と段取りを別物として扱うことです。
これをやると、所要時間の説明責任が急に上がります。


📌 見落とされがちな「所要時間に混ざる時間」

  • 立会い待ち(元請・施主・監理・設備)
  • 資材待ち(納品遅れ、搬入制限)
  • エレベーター待ち、搬入導線の制約
  • 前工程の遅れによる待機
  • KYや朝礼、写真整理、書類回収

✅ 分解テンプレ(おすすめ)

  • 実作業(手を動かす)
  • 段取り(養生、墨出し、工具準備)
  • 移動(現場内外、搬入)
  • 待機(他者要因)
  • 休憩(法令・運用)​

この分解を日報や作業報告に取り入れると、「なぜ延びたか」を“感想”ではなく“数字”で出せます。


さらに、待機が多い現場は、次回の所要時間計算方法を改善しやすくなり、応援投入より先に「工程間の取り合い調整」という打ち手が見えるようになります。


🧠 意外に効く小技:徒歩換算ルールを搬入導線に応用
徒歩の所要時間表示で「80m=1分、1分未満切り上げ」という考え方が示されているように、搬入導線も「距離」だけでなく「端数はゼロにならない」前提で積むと、現場説明が通りやすくなります。

例えば「エレベーター前の待ちが平均3分」のような端数時間を、切り捨てず“固定の段取り時間”に含める運用は、地味ですが工程の当たりを良くします。