
ベイクレストタワーは2005年8月に竣工した港区港南3丁目に位置する高級タワーマンションです。RC造40階建て、地下1階の構造で、総戸数594戸という大規模なビッグコミュニティを形成しています。
建物の基本仕様は以下の通りです。
間取りは1DK~4SLDKと多彩なプラン展開で、専有面積は41.18㎡~135.47㎡と幅広いニーズに対応しています。透明感のある気品高い外観が特徴で、ホテルライクなエントランスには上質な空間が用意されています。
駐車場は敷地内に236台収容可能で、サイクルポートは585台、バイク置場は23台収容できる充実した設備を誇ります。
ベイクレストタワーは分譲賃貸マンションとして、オーナーが購入した部屋を賃貸に出すケースが多く見られます。過去の募集実績から見た賃料相場は以下の通りです。
賃料相場(間取り別)
売買価格については、2LDKの物件で約1億8,000万円程度の価格帯となっています。高級ブランドマンション「CREST」シリーズの一つとして、中古でも1部屋数億円で取引されるケースがあり、資産価値の高さが伺えます。
築20年を経過した現在でも、ベイエリアの希少立地とブランド力により、価格の下落幅は比較的抑制されています。特に眺望の良い高層階や角部屋については、プレミアム価格での取引が期待できます。
ベイクレストタワーの周辺環境は、都心でありながら自然豊かなベイエリアの特色を活かした住環境が整っています。
交通アクセス
周辺施設の充実度
マンション裏手には運河が広がり、都心の慌ただしさを感じさせない開放的な雰囲気が人気の要因となっています。レインボーブリッジが間近に見える立地は、ベイエリアでも希少価値が高く、特に北向きと東向きの部屋からは美しい夜景を楽しめます。
治安面では「ものすごくいい」との住民評価があり、公園も近く駅近なのに自然も楽しめる環境が整っています。
ベイクレストタワーの共用施設は、高級タワーマンションにふさわしい充実した内容となっています。
主要共用施設
セキュリティ・管理体制
各戸の設備仕様も充実しており、リビングダイニングには床暖房やエアコンが標準装備され、キッチンにはディスポーザーが設置されています。
一方で、住民からは「エントランスがタワーマンションにしては地味」「共用部分のデザインが手抜き」といった意見も見られ、共用部分のリニューアルが課題として挙げられています。
不動産投資の観点から、ベイクレストタワーは以下の独自の投資メリットを持っています。
投資優位性の分析
賃貸需要の特徴
港区という立地特性から、外資系企業駐在員や高所得者層の需要が安定しています。特に眺望の良い高層階については、賃料プレミアムが期待でき、空室リスクも相対的に低いと考えられます。
将来性と課題
築20年を経過し、今後は大規模修繕工事の実施時期を迎えます。594戸という大規模物件のため、修繕積立金の負担は比較的軽減されますが、工事の合意形成には時間を要する可能性があります。
また、準工業地域という用途地域の特性上、将来的な再開発の可能性も考慮すべき要素です。品川駅周辺の再開発計画との連動により、さらなる資産価値向上の可能性を秘めています。
ペット飼育対応: 犬(50cm、10kgまで)・猫・小動物を2匹まで飼育可能で、ペット需要にも対応
投資判断においては、立地の希少性とブランド力を重視する投資家には適している一方、利回り重視の投資家には慎重な検討が必要な物件といえるでしょう。