外壁角波の納まりと施工ポイントを徹底解説

外壁角波の納まりと施工ポイントを徹底解説

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外壁角波の納まりと施工方法

角波サイディングの基礎知識
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構造的特徴

波状の断面形状で強度と意匠性を両立

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施工のポイント

胴縁間隔は606~910mmが最適

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防水性能

二重防水機構で雨漏りリスクを大幅軽減

外壁角波の基本的な納まり手順と注意点

角波サイディングは、その独特な波状の断面形状により、優れた強度と美しい外観を実現する外壁材です。施工の基本となるのは、適切な胴縁間隔の確保で、606~910mmの範囲で設定することが推奨されています。

 

施工時には、端部の面密着加工により気密性を確保し、エアポケット構造によって毛細管現象による雨水の浸入を防ぐ工夫が施されています。この二重防水機構により、従来品と比べて約7倍の水密性能を実現しているんです。

角波サイディングの胴縁取り付けと間隔調整

胴縁の取り付けは、外壁の耐久性を左右する重要なポイントです。施工前には必ず施工図を確認し、下地材の状態をチェックすることが大切です。

 

特に注目したいのは、働き幅が800mmある大判サイズの特性を活かした効率的な施工が可能な点です。これにより、工期の短縮とコストの削減を同時に実現できるんですよ。

外壁角波の水切りとシーリング処理のポイント

水切りの取り付けとシーリング処理は、建物の長寿命化に直結する重要な工程です。特に、サッシ周りの処理には細心の注意を払う必要があります。

 

新しい角波サイディングでは、端部に面密着する形状を採用することで、雨水の浸入を効果的に防いでいます。さらに、エアポケット構造により、万が一浸入した水も外部に排出される仕組みになっているんです。

角波サイディングの目地と端部の納まり方法

目地と端部の納まりは、見た目の美しさだけでなく、建物の耐久性にも大きく影響します。縦張りの場合は特に、継ぎ目からの水の侵入に注意が必要で、適切な防水処理が欠かせません。

 

施工時には、ボルトの選定にも気を配る必要があります。不適切なボルトを使用すると、電食による錆の原因となってしまうことがあるんです。

外壁角波の耐久性を高める施工テクニック

耐久性を高めるためには、断熱材の適切な使用が重要です。断熱材一体型の金属サイディングは、窯業サイディングやALCと比べて5~6倍もの断熱効果があります。

 

さらに、外壁カバー工法を採用することで、通気層による断熱効果も得られます。この工法は30年以上の実績があり、耐震性への影響も軽微であることが確認されているんですよ。