人工呼吸器 モード 一覧 と A/C SIMV CPAP PSV

人工呼吸器 モード 一覧 と A/C SIMV CPAP PSV

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人工呼吸器 モード 一覧

人工呼吸器 モード 一覧:まず押さえる全体像
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「モード」と「換気様式」を分けて理解

A/C・SIMV・CPAP/PSVは“呼吸の主導権”の話、VCV・PCVは“何でコントロールするか”の話として分解すると混乱が減ります。

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臨床で頻出の3本柱

基本はA/C・SIMV・CPAP(±PSV)がよく使われる、と整理する資料が多く、まずここを一覧で言語化するのが近道です。

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安全は「アラームと観察」から

モード暗記よりも、気道内圧・同調性・auto-PEEPなど“監視すべきポイント”をセットで持つと事故を減らせます。

人工呼吸器 モード 一覧:A/C SIMV CPAP PSV を最短で区別

人工呼吸器の「モード」を最短で整理するなら、臨床でよく使う基本の柱を A/C・SIMV・CPAP(±PSV)として押さえる考え方が有効です。
この3つは、患者の自発呼吸があるか/それをどこまで機械が肩代わりするか、という“主導権の配分”で分かれます。
ここで混乱しやすいのが、「VCV」「PCV」などを“モード”として覚えてしまうことです。


参考)人工呼吸器のモード

VCV/PCVは、A/CやSIMVを選んだ後に「量で規定するのか(VCV)」「圧で規定するのか(PCV)」という換気様式として組み合わさる、という説明が日本語資料でも繰り返し出てきます。


参考)https://www.jseptic.com/ce_material/update/ce_material_10.pdf

実務で使える“一覧の見取り図”として、まずは次のように把握すると会話が噛み合います。


  • A/C(Assist/Control):自発呼吸があってもなくても、設定に沿った強制換気が入る(補助/調節換気)。
  • SIMV:最低限の強制換気回数を保証し、それ以外は自発呼吸を許容しやすい(必要に応じPSを足す)。
  • CPAP(±PSV):自発呼吸が前提で、一定の気道陽圧を保ちながら呼吸を支える(PSVを併用することが多い)。

「一覧」を作る目的は、用語を並べることではなく、患者の状態変化に対して“次に何をいじるべきか”を決める判断材料にすることです。


参考)人工呼吸器の各モードの観察ポイントは?

そのため、A/C・SIMV・CPAP/PSVの違いを、観察ポイント(圧・同調性・呼吸仕事量)とセットで覚えるのが現場では強いです。

参考リンク(基本モードの整理:A/C・SIMV・CPAP/PSV、さらにAPRVの初期設定例まで載っている)
https://www.jseptic.com/ce_material/update/ce_material_10.pdf

人工呼吸器 モード 一覧:VCV PCV PRVC(換気様式)を混同しない

A/CやSIMVなどの“呼吸の枠組み”に対して、VCV(量制御)・PCV(圧制御)は“どの物理量を優先して一定にするか”の考え方です。
同じA/Cでも、VCV-A/CとPCV-A/Cでは観察すべき危険サインが変わり、特にVCVでは「換気量は一定だが気道内圧は変化する」点が臨床で重要になります。
また最近の人工呼吸器では、「圧を使って目標の換気量を満たす」タイプの“量保証・適応型”があり、呼び名が機種で変わることがよくあります。


参考)人工呼吸器の基本設定と機種による違いは?

代表例として、PRVC(Pressure Regulated Volume Control)や、VC+、APVなどが同系統として紹介されており、名称より“狙い(換気量を担保しつつ圧を調整)”で理解するのが安全です。

ここで、一覧に入れておくと役立つメモをまとめます。


  • VCV:換気量(VT)を優先して一定にしやすい一方、肺コンプライアンス低下などで気道内圧が上がりやすいので圧の監視が要。
  • PCV:圧の上限を管理しやすい一方、患者状態でVTが変動しやすいので換気量の監視が要。
  • PRVC/VC+/APV等:機械が圧を調整してVTを狙う“折衷型”として紹介され、機種ごとの差が出やすい。

“意外と盲点”になりやすいのは、病棟内の会話で「今PCVです」が、実は「PCV-A/C」なのか「PCV-SIMV」なのかが省略されるケースです。

一覧記事では、モード名を見たら「A/C or SIMV or CPAP/PSV」と「VCV/PCV/量保証系」を必ず2段で確認する、というルールを明文化しておくと事故が減ります。

参考リンク(VC/PCと機種差、PRVCなど“量保証重圧式”の呼称差を整理している)
人工呼吸器の基本設定と機種による違いは?

人工呼吸器 モード 一覧:観察ポイント(気道内圧・同調性・auto-PEEP)

モード選択の成否は、設定値そのものより「観察ポイントを外さないか」で決まります。
たとえばVCV-A/Cでは、設定した一回換気量を送れる反面、患者状態で気道内圧が変動するため、気道内圧(PIPやPplat)を常にモニタリングする重要性が明記されています。
さらに、患者‐人工呼吸器の同調性は、数値がきれいでも崩れていることがあり、吸気流量不足などが“静かに”悪化を呼びます。

同調性の崩れは鎮静を深くして隠せてしまうため、モード一覧に「同調性」「努力呼吸」「波形」などの観察語をセットで置くと、チーム内での見落としが減ります。

現場で使えるチェックリスト(入れ子なしで簡潔に)を置きます。


  • 気道内圧:PIP上昇=閉塞・分泌物・気管チューブ問題・肺コンプライアンス悪化を疑う。
  • 換気量:PCV系でVT低下が出たら、圧設定だけでなくリークや努力呼吸の変化も確認。
  • 同調性:患者が吸いたいタイミング・量と、機械が出すタイミング・流量が合っているかを波形で確認。
  • auto-PEEP:呼気が終わり切らない状況に注意し、呼吸数や呼気時間の評価とセットで考える。

「人工呼吸器=設定を当てる作業」になってしまうと、観察の優先順位が落ちます。

一覧記事の価値は、モードを並べるだけでなく、“そのモードで何が崩れやすいか”を短い言葉で添えるところにあります。

参考リンク(モード別の観察ポイント:A/C、SIMV、PS、CPAP、APRVをまとめている)
人工呼吸器の各モードの観察ポイントは?

人工呼吸器 モード 一覧:NPPV の CPAP S/T と IPAP EPAP

「人工呼吸器 モード 一覧」で検索している読者は、侵襲的換気(挿管)だけでなくNPPVも同じ表で整理したいニーズが強いです。
NPPVで使うモードとして、CPAPモード、Sモード、Tモード、S/Tモードが挙げられ、一般的にCPAPとS/Tがよく使われる、と解説されています。
NPPVでは、吸気時の圧をIPAP、呼気時の圧をEPAPと呼び、その差がサポート圧(PS圧)に相当する、という整理が理解の軸になります。


参考)NPPVで使用するモードと設定は?

つまり、侵襲的換気で言う「PEEP」「PSV」に近い概念を、NPPVではIPAP/EPAPで運用している、と言い換えると新人教育が通りやすいです。

一覧に載せると便利な実務メモです。


  • CPAP(NPPV):一定の陽圧を維持して呼吸を支える発想で、換気補助(IPAP上乗せ)が必要ならS/Tなどを検討する流れになる。
  • S/T:自発呼吸があればそれに同調して補助し、無呼吸などではバックアップとしてタイムド換気が入る構造として説明される。
  • IPAP/EPAP:EPAPは酸素化(肺胞虚脱の抑制)に関わり、IPAPは換気(CO2排出)側に寄与しやすいので、目的で触るツマミを分ける。

また、NPPVに関しては学会ガイドラインのPDFが公開されており、適応やモードなどを体系的に確認できます。


参考)https://www.jrs.or.jp/publication/file/NPPVGL.pdf

ブログ記事では、ガイドラインへの導線を置いておくことで、現場の説明責任(なぜそのモードを選ぶか)にもつながります。

参考リンク(日本呼吸器学会:NPPVガイドラインPDF。モードや適応の全体像を確認できる)
https://www.jrs.or.jp/publication/file/NPPVGL.pdf

人工呼吸器 モード 一覧:独自視点(名称より“画面の読み方”で事故を減らす)

検索上位の多くは「A/C・SIMV・CPAPを覚える」「VCVとPCVの違い」までは丁寧ですが、現場での事故は“用語を知っているのに画面の意味を取り違える”ところで起きがちです。
独自視点としておすすめは、「モード名を暗記する」より先に、“画面上で必ず確認する3点”をルール化して一覧の最後に置くことです(引き継ぎ・夜勤・応援者が強くなる)。
確認する3点は、モード名そのものではなく「呼吸の主導権」「制御量」「安全監視」です。

具体的には次の通りで、これを毎回声に出すだけでもヒューマンエラーが減ります。


  • 主導権:A/Cなのか、SIMVなのか、CPAP/PSV(自発)なのか。
  • 制御量:VCVなのかPCVなのか、またはPRVCなど量保証系なのか。
  • 安全監視:気道内圧(PIP/Pplat)、同調性、auto-PEEPなど“そのモードで崩れやすい所”を先に見る。

この視点が“意外に効く”理由は、施設やメーカーで用語のラベルが微妙に違うからです。

一覧表にメーカー依存の略語を増やすより、上の3点で共通言語化しておくと、応援スタッフや他職種(臨床工学技士・看護師・医師)の会話が揃いやすくなります。

参考リンク(人工呼吸器の安全使用に関する指針:管理・安全確保の考え方を確認できる)
https://www.pmda.go.jp/files/000143931.pdf