危険物取扱者乙4試験日と申込締切の全国まとめ

危険物取扱者乙4試験日と申込締切の全国まとめ

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危険物取扱者乙4の試験日・申込・受験を完全ガイド

書面申請だと、申込締切は試験日の45日前で終わっています。


🔑 この記事の3つのポイント
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試験日は全国で年5〜15回

乙4試験は各都道府県の消防試験研究センターが主催し、東京や大阪などの大都市圏では月2〜3回開催される一方、地方県では年4〜6回と少ない場合があります。

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申込締切は試験日の30〜45日前

インターネット申請は試験日の30日前、書面(郵送)申請は45日前が締切の目安です。仕事の繁忙期と重なると申込を逃しやすいため、スケジュール確認が必須です。

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建築業・塗装業こそ必須の資格

シンナー・ラッカーなどの溶剤系塗料は消防法第4類危険物。指定数量(第1石油類200L)を超えて保管・取り扱う場合は乙4資格者の立ち合いが法律で義務づけられています。


危険物取扱者乙4の試験日が建築業従事者に重要な理由


「乙4はガソリンスタンドの資格でしょ?」と思っている建築業従事者は少なくありません。しかし実態は、建築・塗装現場で日常的に使うシンナーやラッカー、エタノール系の下地剤なども、消防法上の「第4類危険物(引火性液体)」に該当します。


溶剤系塗料は危険物の第2石油類に分類されており、その指定数量は1,000リットルです。これは一斗缶(18L)に換算すると約56缶分。工事現場の資材倉庫に「そこまで置かない」と感じるかもしれませんが、ラッカーやシンナーなど引火点が低い第1石油類の指定数量はわずか200リットルです。18L缶でたったの11缶分、つまりドラム缶1本程度を超えるだけで規制対象になります。


指定数量以上の危険物を取り扱う場合、乙4以上の危険物取扱者が作業に立ち合うことが消防法で義務づけられています。無資格者だけで保管・使用していると、消防署の立入検査で法令違反を指摘されるリスクがあります。つまり、建築現場でも乙4資格者の存在は法的に重要です。


試験日を正確に把握しておくことが基本です。自社・自チームに資格者がいない状態を早期に解消するためにも、次の受験チャンスをしっかり押さえておきましょう。


参考:塗装業における危険物(溶剤塗料)の指定数量と乙4資格の関係について詳しく解説しています。


甲乙丙で取り扱える危険物の種類が違う危険物取扱者とは?


危険物取扱者乙4の試験日程・全国スケジュール一覧

乙4試験は、一般財団法人消防試験研究センターが全国47都道府県の各支部を通じて実施しています。試験日や申込期間は都道府県ごとに設定されており、居住地や勤務地に関係なく、希望する都道府県で受験できる点が大きな特徴です。


下記は東京都(中央試験センター)における2025年度の乙4試験日の一例です。

















年月 主な試験日(東京・中央試験センター参考)
2025年4月 5日(土)・22日(火)・27日(日)
2025年5月 10日(土)・17日(土)・24日(土)・31日(土)
2025年6月 8日(日)・15日(日)・21日(土)・28日(土)
2025年7月 5日(土)・15日(火)・21日(月)・31日(木)
2025年8月 9日(土)・17日(日)・30日(土)
2025年9月 4日(木)・6日(土)・11日(木)・20日(土)・27日(土)
2025年10月 5日(日)・13日(月)・19日(日)・26日(日)
2025年11月 8日(土)・15日(土)・22日(土)
2025年12月 6日(土)・14日(日)・21日(日)
2026年1月 10日(土)・17日(土)・31日(土)
2026年2月 5日(木)・11日(水)・28日(土)
2026年3月 8日(日)・15日(日)・22日(日)


全国の試験開催頻度には、地域によってかなりの差があります。東京・大阪・愛知などの大都市圏では月2〜3回以上の開催があるのに対し、鳥取県や島根県、高知県などでは年4〜6回程度と開催数が少ない傾向です。地方で働く建築業従事者ほど、早めに試験日を確認しておく必要があります。


地方だと「気づいたら今年の試験がすべて終わっていた」という事態も起こりえます。最新の試験日程は必ず消防試験研究センターの公式サイトで確認しましょう。


参考:全国47都道府県の乙4試験日程を一覧で確認できます。


危険物取扱者試験|一般財団法人消防試験研究センター(公式)


危険物取扱者乙4の申込方法と締切日・受験料の詳細

受験申請の方法は「電子申請(インターネット)」と「書面申請(郵送・持参)」の2種類があります。どちらを選ぶかによって、申込締切日が大きく異なります。これが実務で非常に見落とされやすいポイントです。


📌 申込締切の目安
- 🌐 インターネット申請:試験日の約30日前が締切目安
- 📮 書面(郵送)申請:試験日の約45日前が締切目安


たとえば「来月の試験を受けよう」と思って書面申請を選んだ場合、すでに締切を過ぎているケースが多発します。電子申請であれば試験の1ヵ月前まで受け付けてもらえることが多いため、基本的にはインターネット申請が便利です。


インターネット申請の主な流れは次のとおりです。



  1. 消防試験研究センターの電子申請サイトにアクセスする

  2. 希望の試験区分(乙種第4類)と試験日・試験地を選択する

  3. 顔写真データ(6ヵ月以内に撮影、背景無地)をアップロードする

  4. クレジットカード・コンビニ・ペイジー(ATM)などで受験料を支払う

  5. 受験票をダウンロードまたは郵送で受け取る


受験料は乙種第4類が5,300円(税込)です。一度支払った受験料は、試験日前でも原則としてキャンセル・返金不可です。申込前に必ず試験日程と自分のスケジュールを照らし合わせておきましょう。


受験料の支払い方法は、クレジットカード(VISA・Mastercard・JCB等)、コンビニ払い(セブン-イレブン、ローソンなど)、ペイジー(ATMまたはネットバンキング)に対応しています。仕事の合間に手続きしやすい支払い方法を選べるのは、現場仕事が多い建築業従事者にとって助かるポイントです。


参考:申込手続きの詳細ステップと注意事項が公式情報として確認できます。


受験の申請|危険物取扱者試験|消防試験研究センター(公式)


乙4試験当日の持ち物・試験形式と合格基準

試験当日に必要な持ち物を事前に確認しておかないと、受験自体ができなくなるケースがあります。特に注意が必要なのは写真の貼付で、受験票に写真を貼り忘れると入場できません。


📋 当日の必須持ち物
- ✅ 受験票(写真を貼ったもの、または電子申請のPDFを印刷したもの)
- ✅ 写真付き本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)
- ✅ HBまたはBの鉛筆(シャープペンシルも可)と消しゴム
- ✅ 腕時計(スマートフォンによる時間確認は不可)


試験の形式と出題数は下表のとおりです。全科目マークシート方式で、計算問題や記述問題は一切ありません。









科目 問題数 合格ライン
危険物に関する法令 15問 60%以上(9問以上)
基礎的な物理学および化学 10問 60%以上(6問以上)
危険物の性質・火災予防・消火の方法 10問 60%以上(6問以上)
合計 35問 全科目60%以上で合格


試験時間は2時間で、試験開始から35分が経過すれば途中退室が可能になります。合格のポイントは「全体の正答率ではなく、3科目すべてで60%を超えること」です。ここが見落とされやすいポイントで、1科目でも60%未満があると他の科目が満点でも不合格になります。


1科目でも60%を割ると不合格、これが原則です。


また、すでに他の乙種危険物取扱者免状を持っている場合、「法令」と「物理学及び化学」の2科目が免除されます。その場合は「危険物の性質・消火方法」の10問だけを受験すればよく、試験時間も35分程度に短縮されます。複数の乙種を取得したい建築業従事者にとって、乙4を先に取得しておくと他の類の受験が大幅に楽になるメリットがあります。


参考:試験科目・問題数・科目免除の適用条件が詳しく記載されています。


危険物取扱者試験 試験科目及び問題数|消防試験研究センター(公式)


乙4合格率と建築業従事者が短期合格するための勉強法

乙4の合格率は例年30〜40%台で推移しており、他の乙種(合格率65%前後)と比べると明らかに低い水準です。ただし、これは受験者数が年間約20万人と突出して多く、無対策で受験する人が一定数いることも影響しています。


正しい勉強法で対策すれば、40〜60時間の学習時間で合格できるとされています。1日1〜2時間の学習ペースで換算すると、約1〜2ヵ月で合格ラインに到達できる計算です。建築業の仕事と並行しながらでも十分に狙える資格です。


科目別の特徴と対策方針は次のとおりです。


- 🔹 法令(15問):暗記科目。消防法上のルールや手続きについての出題が中心。過去問を繰り返しこなすことで得点源にしやすい。


- 🔹 物理学・化学(10問):引火点・沸点・燃焼の仕組みなど、現場経験と結びつく知識が多い。苦手意識を持ちやすいが、出題パターンが限られているため過去問演習が有効。


- 🔹 性質・消火(10問):各類の危険物の特性と消火方法を覚える。第4類(引火性液体)を中心に、現場で見たことがある物質が多く身近に感じやすい。


これは使えそうです。


受験申請が済んだら、市販のテキスト1冊と過去問集を用意して学習を始めるのが最も効率的な方法です。公論出版の「乙種第4類危険物取扱者試験」はロングセラーで、過去問の収録数が多く定番として知られています。申込締切から試験日まで約30〜45日の猶予があるため、申し込みを済ませてから学習をスタートしても間に合います。


参考:乙4の勉強時間の目安と効率的な学習方法について解説されています。


危険物取扱者乙4の効率的な勉強方法|ユーキャン


建築業従事者が乙4試験日を選ぶ際に見落としがちな3つの注意点

試験日程を調べる段階で、建築業従事者が特に注意すべきポイントが3つあります。現場仕事特有のスケジュール事情と試験制度の特性が絡み合っており、知っておくだけでうっかりミスを防げます。


① 試験会場と受験地は自分で選べる


乙4試験は、居住地や勤務地に関係なく全国どこの都道府県でも受験できます。現場が別の県にある期間中でも、その県で受験申請をすることが可能です。東京に住んでいながら神奈川の試験に申し込むこともできます。自分の仕事スケジュールに合わせて、最も都合のよい会場を選びましょう。


② 試験日に関係なく、申込は都道府県ごとに完全独立


試験日が同じでも、都道府県によって申込受付期間・申請窓口・受験料の支払い方法が異なります。「東京の申込締切が過ぎていても、埼玉ではまだ受け付けている」というケースがあるため、複数の都道府県の日程を同時に確認する習慣が有効です。


③ 試験日の午前・午後は選べない場合がある


乙4試験は、同一会場で午前と午後の2回開催されるケースがあります。ただし、受験者が午前・午後を自由に選択できるわけではなく、消防試験研究センター側が指定し、受験票に明記される都道府県もあります。「午前で申し込んだつもりが午後だった」という混乱を避けるため、受験票が届いたら必ず時間を確認しましょう。


試験時間の確認は必須です。


建築業の繁忙期は4〜6月と9〜11月に集中することが多く、この時期の土日は現場や段取りで埋まりがちです。余裕を持って試験日を選ぶなら、比較的落ち着いた1〜2月や7〜8月の試験日に照準を合わせ、早めに申込を済ませておく方法が現実的です。




乙種第4類危険物取扱者<本試験そっくり! >問題集