炭酸マグネシウム塩体に悪い食品添加物の危険性と摂取量

炭酸マグネシウム塩体に悪い食品添加物の危険性と摂取量

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炭酸マグネシウムの正体
🧂
サラサラの理由

塩が固まらないのはこの添加物のおかげ

💊
実は便秘薬

医療用では下剤として使われる成分

😷
現場でのリスク

食べるより「吸う」方が危険な場合も

炭酸マグネシウムと塩は体に悪いのか

炭酸マグネシウム塩体に悪い食品添加物の副作用と下痢

 

炭酸マグネシウムが「体に悪い」と言われる最大の理由は、その物質的特性が医薬品の「下剤(便秘薬)」と同じであることに由来します。
私たちが普段、熱中症対策や食事で摂取する「精製塩(食卓塩)」に含まれる炭酸マグネシウムは、食品添加物(固結防止剤)として配合されています。しかし、化学的には便を柔らかくする作用を持つ酸化マグネシウム製剤と非常に近い挙動を体内で示します。
具体的にどのような副作用のリスクがあるのか、以下のメカニズムを知っておく必要があります。


  • 高浸透圧性の下痢
    炭酸マグネシウムは腸内で吸収されにくく、腸壁から水分を引き寄せる性質(浸透圧作用)があります。これにより便の水分量が増え、過剰に摂取すると軟便や下痢を引き起こします。

  • 高マグネシウム血症のリスク
    健康な腎臓を持っていれば、余分なマグネシウムは尿として排出されます。しかし、腎機能が低下している高齢者や透析を受けている方が摂取すると、血中のマグネシウム濃度が異常に高くなり、吐き気、血圧低下、徐脈などの重篤な副作用が出る可能性があります。

建築現場で働く私たちは、夏場に塩分タブレットや塩飴、あるいは食塩を直接摂取する機会が増えます。
その際、「お腹が緩くなる」と感じたことはないでしょうか?それは単なる冷たい水の飲み過ぎではなく、安価な塩に含まれる炭酸マグネシウムの作用である可能性が否定できません。
特に、「精製塩」と呼ばれるサラサラした塩には、湿気で固まるのを防ぐためにこの添加物が意図的に加えられています。
食品安全委員会:添加物の安全性評価に関する資料(固結防止剤の規格基準について詳述)

炭酸マグネシウム塩摂取量と危険性の許容範囲

では、具体的にどの程度の量を摂取すると危険なのでしょうか?
結論から言えば、通常の食事や塩分補給で使う程度の塩に含まれる量では、直ちに健康被害が出ることは稀です。
食品衛生法および関連法規において、炭酸マグネシウムの使用基準は厳格に定められています。

項目 基準・目安 備考
食品への使用上限 食品の0.5%程度 固結防止剤としての場合
成人の耐容上限量 約350mg/日(サプリ等) 食品以外からの追加摂取分
中毒症状が出る量 数グラム単位 一度に大量摂取した場合


私たちが現場で使う「食卓塩」を例に計算してみましょう。
もし塩に対して0.5%の炭酸マグネシウムが含まれているとした場合、塩を100g摂取してようやく0.5g(500mg)の炭酸マグネシウムを摂取することになります。
現実的に、1日で塩を100gも食べることは不可能です(致死量の塩分摂取になります)。
したがって、「塩に含まれる添加物としての炭酸マグネシウム」で急性中毒や激しい下痢を起こすことは、理論上考えにくいのです。
しかし、注意が必要なのは**「複合摂取」**です。


  • サプリメントの併用:足のつりを防ぐためにマグネシウムのサプリを飲んでいる。

  • 胃薬・便秘薬の服用:市販の胃薬には炭酸マグネシウムが制酸剤として配合されていることが多い。

  • 塩分タブレットの過食:固める成分として添加されている場合がある。

これらを同時に行うと、許容量を超えてしまい、「なんとなくお腹の調子が悪い」「体がだるい」といった軽度の副作用が現れる可能性があります。
特に夏場の現場では、体調不良を熱中症の初期症状と勘違いしがちですが、実はミネラルバランスの崩れ(マグネシウム過多)であるケースも想定し、摂取量を見直す視点が重要です。
厚生労働省:日本人の食事摂取基準(マグネシウムの耐容上限量に関する詳細データ)

炭酸マグネシウム塩建築現場での粉塵吸入と独自視点

ここからは、一般的な健康ブログには書かれていない、私たち建築従事者だからこそ知っておくべき「もう一つの炭酸マグネシウム」のリスクについて解説します。
それは「食べる」リスクではなく、「吸い込む」リスクです。
炭酸マグネシウムは、食品添加物としてだけでなく、優れた工業用原料として以下の建築資材に多用されています。


  • 耐火被覆材:熱に反応して炭酸ガスを出し、燃焼を抑える。

  • 断熱材・保温材:軽量で断熱性が高い。

  • 塗料・ゴムの充填剤:増量剤や補強剤として。

  • 左官材料:ドロマイトプラスターなど。

現場での解体作業、切断作業、あるいは粉体の配合・撹拌作業中に、白い粉塵が舞うことがあります。
この粉塵の中に炭酸マグネシウム(あるいは酸化マグネシウム)が含まれている場合、**「塵肺(じんハイ)」**のリスク要因となり得ます。
SDS(安全データシート)では、炭酸マグネシウムの粉塵は「吸入すると気道を刺激する恐れ(区分3)」に分類されることがあります。
⚠️ 現場での注意ポイント


  1. 慢性的な吸入:アスベストほど強力な毒性はありませんが、長期間大量に吸い込むと、肺に微細な粒子が沈着し、炎症や繊維化を引き起こす可能性があります(良性塵肺の一種)。

  2. 咳と痰:高濃度の粉塵を吸い込むと、一過性の激しい咳き込みや痰が出ます。これを「現場のホコリだから仕方ない」と放置してはいけません。

  3. 防塵マスクの選定:食品添加物だから安全だろうと油断せず、粉体取り扱い時は必ず国家検定合格品の防塵マスク(RL2区分以上推奨)を着用してください。

「塩に入っているから安全」という認識は、あくまで「微量を経口摂取する場合」の話です。
私たちのようにキロ単位の材料を扱い、粉塵として肺に入れる環境では、全く別の「体に悪い物質」として扱うプロ意識が必要です。
協和化学工業:炭酸マグネシウム安全データシート(SDS)(吸入毒性や取り扱いの注意点が記載)

炭酸マグネシウム塩天然塩との違いと選び方

最後に、日々の体調管理のために「どのような塩を選ぶべきか」を考えます。
スーパーで売られている塩は、大きく分けて2種類あります。


  1. 精製塩(食卓塩・クッキングソルトなど)


    • 特徴:塩化ナトリウム純度が99%以上。サラサラしている。

    • 添加物炭酸マグネシウムが添加されていることが多い。湿気を吸っても固まらないため、使い勝手が良い。

    • メリット:安価で品質が安定している。

    • デメリット:ミネラル分が少なく、添加物の摂取につながる。


  2. 天然塩(海塩・岩塩など)


    • 特徴:塩化ナトリウム以外のミネラル(カリウム、カルシウム、天然のマグネシウム)を含む。湿気で固まりやすい。

    • 添加物:基本的には無添加(商品による)。

    • メリット:微量ミネラルが豊富で、味がまろやか。

    • デメリット:高価で、固まりやすいため保存に工夫が必要。

「体に悪いものを極力避けたい」と考えるなら、成分表示を見て**「原材料名:海水」のみで書かれているもの、あるいは「工程:天日、平釜」などと書かれている天然塩**を選ぶのが正解です。
天然塩に含まれる「にがり」成分(塩化マグネシウムなど)は、自然なミネラルバランスを持っており、単体の炭酸マグネシウム添加物とは体内での働き方が異なります。
特に、汗で失われるのはナトリウムだけではありません。カリウムや亜鉛、鉄分なども微量ながら失われます。
精製塩+炭酸マグネシウムの組み合わせよりも、多様なミネラルを含んだ天然塩の方が、現場での足のつり(こむら返り)予防や、バテにくい体作りには適していると言えるでしょう。
結論として:
炭酸マグネシウム入りの塩が直ちに「毒」であるわけではありません。しかし、あえて化学的に合成された添加物を摂取する必要もありません。
次回の休憩時にコンビニで塩や梅干しを買うときは、パッケージの裏側を一度確認してみてください。「/(スラッシュ)」の後ろに「炭酸マグネシウム」の文字がなければ、それはより自然に近い、体に優しい塩である証拠です。
食用塩公正取引協議会:食用塩の表示に関する規約(添加物の表示ルールについて)

 

 


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