タープを外壁に取り付けて日除けと目隠しを実現する方法

タープを外壁に取り付けて日除けと目隠しを実現する方法

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タープと外壁の取り付け方法と注意点

タープの外壁取り付けのポイント
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下地の確認

外壁の構造と強度を確認し、安全な取り付け位置を見極めます

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金具の選定

用途に合わせた適切な取り付け金具の選び方

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防水対策

雨漏り防止のための重要なポイント

タープ取り付け金具の種類と選び方

外壁にタープを取り付けるための金具は、大きく4種類に分かれます。

  1. ビス留めタイプ
  • 耐荷重100kgと最も強度が高い
  • 外壁に穴を開ける必要があるため、設置には慎重な判断が必要
  • プロの施工がおすすめ
  1. マグネットタイプ
  • 金属製の外壁やシャッターに簡単に取り付け可能
  • 垂直方向で耐荷重62kg、水平方向で28kg
  • 取り外しが容易で使い勝手が良い
  1. サッシ枠用ネジ留めタイプ
  • サッシを挟み込む形で設置
  • 耐荷重は2個使用で2kg程度
  • 薄手のシェード向き
  1. アイプレート
  • 外壁に直接ビス留めする高強度タイプ
  • デザイン性と強度のバランスが良い
  • 工務店での施工がおすすめ

タープの外壁設置における下地補強と防水処理

外壁への取り付けで最も重要なのは、下地の強度確保と防水処理です。

 

下地の確認ポイント

  • 通気層の位置を確認
  • 構造躯体との接続部分を見極める
  • 下地材の厚みを確認(通常18-24mm程度)

 

防水処理の重要ポイント

  • 外壁に開ける穴は必要最小限に
  • 防水シーリング材を十分に使用
  • ビスの長さは40-45mmが適切

タープサイズの選定と設置位置の決め方

快適な空間作りのために、以下のポイントを押さえましょう:

 

サイズ選定のコツ

  • 一般的な2.5m×3mサイズは意外と小さく感じる
  • 日陰の範囲を考慮して少し大きめを選択
  • 設置スペースに余裕を持たせる

 

設置位置の決め方

  • 太陽の動きを考慮
  • プライバシーを確保できる高さ
  • 周辺からの視線を確認

風圧計算と安全性の確保

タープの安全な設置には、風圧への配慮が不可欠です。

 

風圧計算の基本式
風圧P(kgf/㎡)= 0.06 × V風速(m/s)²

 

例:2m×4mのタープの場合

  • 通常使用時(風速5m/s):12kgfの負荷
  • 強風時(風速20m/s):192kgfの負荷

メンテナンスと季節別の使用方法

タープを長く使用するためのポイントをご紹介します:

 

日常的なケア

  • 雨水が溜まらないよう適度な角度をつける
  • 強風予報時は必ず取り外す
  • 定期的な金具の緩みチェック

 

季節別の活用法

  • 夏:日差し対策のメインアイテムとして
  • 春秋:心地よい外部空間作りに
  • 冬:取り外して収納