

狭いトイレでは誤作動で音が勝手に流れる。
INAXサウンドデコレーター(型番:KS-623)は、LIXIL(旧INAX)から発売されているトイレ用擬音装置です。定価は23,980円(税込)で、通販サイトでは18,000円前後で購入できます。
参考)INAX(イナックス) KS-623 LIXIL INAX …
本体サイズは幅170×奥行25×高さ120mmで、材質はABS樹脂とアクリル樹脂を使用しています。取り付けは壁面への露出形で、電源は単三アルカリ乾電池4本で駆動します。工事不要で両面テープやネジで簡単に設置できる点が特徴です。
音色は「せせらぎ音」と「せせらぎ+鳥のさえずり」の2種類に切り替え可能で、音量は約55~75dB(A)の5段階調節ができます。手をかざすだけでセンサーが反応し、約25秒間音が流れる仕組みです。
参考)https://www.monotaro.com/g/04030235/
楽天市場のレビューでは、多くのユーザーが高評価をつけています。「取り付けも簡単で、見た目もスタイリッシュでトイレの高級感が増して満足」「会社のトイレに設置しました。音量調節も感度設定もできるので満足しています」といった声が寄せられています。
参考)【楽天市場】【在庫あり】トイレ音消し 節水したい方必見【高い…
しかし、注意すべき点もあります。「トイレが狭い為、反応値を一番低く設定しても、手をかざしてないのに反応して音が勝手に流れてしまうことが多々あるのが難点」という口コミが見られます。狭小トイレでは誤作動のリスクがあるということですね。
音の調整については「裏面の蓋を開けないといけないのですが、最初に何度か試してみたので今のところは調整することはありません」とのコメントがあります。
つまり初期設定が重要です。
リビングとトイレが近い家庭では「引き戸のため音漏れが気になっていましたが、せせらぎの音が行為音をしっかりマスクしてくれます」という評価もあります。
プライバシーを守りたい方には有効ですね。
参考)【楽天市場】【あす楽】 INAX LIXIL アクセサリー【…
メーカー公称値では、単三アルカリ乾電池4本で約10,000回使用可能とされています。1回の動作で約25秒間流水音が流れる計算です。
実際のユーザーの使用例では、2人暮らしで在宅時間が長い家庭において「電池4本で約1年10か月持った」という報告があります。この場合、1日あたり1人約7.5回使用していた計算になります。
電池残量が少なくなると赤いランプが点滅してお知らせしてくれます。電池交換は本体裏面下部の蓋を開けて行い、所要時間は約5分と非常に簡単です。
使用頻度によって異なりますが、一般的な家庭なら3,000~7,000回程度で電池交換が必要になるケースが多いようです。電池残量が少なくなると音が小さくなることがあります。
この製品の最大の特徴は、電子楽器メーカーのローランドとLIXILが共同開発した点にあります。2018年2月に発売されたこの製品は、従来の擬音装置とは一線を画す音質を実現しています。
参考)https://barks.jp/news/809308
ローランドは実際に山奥まで機材を持ち込み、「小川のせせらぎ」や「野鳥のさえずり」を録音し、それらから音の要素を切り出してプロの技術で合成しています。録音した音をそのまま使うのではなく、ローランドの音づくりのノウハウを活かして作り上げた音源です。
参考)<LIXILとローランドが共同開発> 「音」にこだわったトイ…
開発プロセスでは、トイレ使用時の音の周波数帯域を細かく分析し、「マスキング効果」を最大限に発揮する音源を設計しました。従来品では弱かった低域を強化し、サンプリングレートを上げることで高域も改善しています。
参考)【藤本健のDigital Audio Laboratory】…
試作を作っては社内の女性スタッフに意見をもらい、大学教授にも助言を求めながら、マスキング効果を保ちつつ違和感のない音に仕上げていったのです。「無理やり感がない、鳴っていても違和感のないもの」を目指して開発されました。
取り付けに必要な工具はプラスドライバーのみです。単三電池4本とネジは付属品として同梱されています。
参考)【音姫】トイレの恥ずかしい音を消す方法! イヤな音は大音量で…
取り付け手順は以下の通りです。まず本体裏面の金属板を壁に4つのネジで固定します。トイレットペーパーホルダーの隣など、手をかざしやすい位置に設置するのが一般的です。
壁への穴あけが難しい賃貸物件などでは、強力な両面テープでも設置可能な製品もあります。ただしINAXサウンドデコレーターの公式取り付け方法はネジ固定が推奨されています。
設置後は感度調整が重要です。狭いトイレでは感度を一番低く設定しても誤作動することがあるため、設置位置と感度のバランスを最初に調整しておくと良いでしょう。音量や音色の設定変更は裏面の蓋を開けて行います。
擬音装置の最大のメリットは、音消しのための無駄な流水をカットできる点です。従来は用を足す音を消すために水を流し続ける人が多く、これが水道料金の無駄につながっていました。
一般的な家庭のトイレ1回あたりの水使用量は、大で約8リットル、小で約6リットルです。音消しのために毎回余分に流水すると、1日に何度もトイレを使う家族がいる家庭では月間で数百リットルの水が無駄になります。
擬音装置を設置することで、この無駄な流水を完全にカットできます。年間で計算すると数千円の水道代節約につながる可能性があります。特に来客が多い家庭や、事務所・店舗では節約効果が顕著です。
製品価格は18,000円前後ですが、電池代は年間数百円程度です。長期的に見れば水道代の節約で元が取れる計算になります。
地球環境にも家計にも優しい商品ですね。
参考)KS-623 LIXIL・INAX 純正部品 サウンドデコレ…
AV Watchの詳細レビュー(開発秘話とローランドの音響技術について)
LIXIL公式プレスリリース(サウンドデコレーターの開発背景と製品仕様)