

建築現場でポリッシャーを「評価」するとき、最初に見るべきは回転数レンジと、その回転数を負荷下でどれだけ維持できるかです。たとえばデウォルトの18Vクラス(DCM849N-XJ)は無負荷回転数が800〜2200回転/分として流通しており、工程の中で“荒らしすぎない研磨”を組みやすい帯域です。
このレンジは、塗膜・樹脂・金属の軽研磨〜中間工程で「回しすぎて焼く」「回らなさすぎて目が立つ」を避けたい現場に向きます(特に軟らかい下地ほど回転数と当て方の影響が出ます)。
また、変速は“上げられる”より“下げた状態で安定する”方が重要です。DWP849Xのような有線機は、電子制御で負荷下でも指定速度を維持する旨が公式に示されており、一定の仕上がりを狙う作業と相性が良いです。
参考)7 in. - 9 in. Variable-Speed P…
独自視点として、建築側の研磨は「材料の硬さがバラつく(溶接焼け、下地の段差、補修パテ、塗膜厚)」が日常なので、回転数の“瞬間的な変動”が仕上げムラの原因になりやすい点を重視すると、評価の解像度が上がります。
DCM849N-XJはパッド径180mmとして流通しており、広面積の作業スピードを上げやすい仕様です。
一方で、パッド径が大きいほど「エッジで噛む」「角で暴れる」リスクも増えるため、躯体・サッシ周り・巾木際など“逃げがない場所”は段取りで別工具(小径パッド・サンダー系)に切り替える判断が必要になります。ここを誤ると、工具評価以前に補修コストで赤字になりがちです。
質量についても、同系統の仕様情報として1.9kg表記で流通している例があり、コードレスのわりに軽め寄りの数値が見られます。ems-tools+1
ただし現場感としては「工具重量」より「工具+バッテリー+パッド+ハンドルの総重量」と「重心位置」で疲労が決まります。型番比較をする場合は、スペック表だけでなく“当てた時に手首が返されるか”まで含めて評価してください。
参考)https://www.bildy.jp/power/polisher/1309278
ポリッシャーの評価は、本体性能の話に見えますが、実はバフとコンパウンドの“組み合わせの再現性”で結果が決まる比率が大きいです。研磨の基本として、ウール(研磨力強)→スポンジ(仕上げ寄り)と段階を分け、用途に応じて最低でも複数種を使い分ける運用が紹介されています。
この前提があると、デウォルトのように回転数レンジが明確な機種は「バフを変えたら回転数も固定で変える」という手順を標準化しやすく、複数人で品質を合わせる現場に向きます。
意外と見落とされるのが、同じバフでも“バフの厚み・硬さ・面圧の乗り方”で発熱が変わり、コンパウンドの伸びや乾きが変化する点です。つまり「工具の評価=仕上がり」ではなく、「工具×バフ×回転数×当て方×清掃」の総合評価になります。
現場での失敗あるあるは、コンパウンドが乾いて粉化した状態のまま回して微細傷(白ボケ)を増やすパターンなので、工程ごとに拭き取り・パッド清掃の時間を“作業時間に含める”方が結局速いです。
参考)https://anzeninfo.mhlw.go.jp/user/anzen/kag/pdf/taisaku/GrindingPolishing201903.pdf
建築の研磨作業は、品質以前に粉じん対策が必須です。金属の研磨・バリ取りも粉じん障害防止規則の対象になり得て、局所排気装置や同等以上の措置が求められることがある、と整理されています。
溶接部や研磨条件によっては、摩擦熱で金属ヒュームが発生しうる点も注意事項として示されており、長期吸入でじん肺などのリスクがあるため「粉じんにさらされない/吸入しない」の両面対策が基本になります。
さらに、厚労省系の資料では粉じん・ミスト作業時の適切な保護具着用、作業後の真空掃除機や水洗による清掃(堆積粉じんの除去)などが推奨されています。
独自視点として、ポリッシャー評価で“静か・振動が少ない”などの快適性だけを追うと、粉じんが出ている実感が薄れて対策が甘くなることがあります。実際は「集じん・換気・清掃の段取り」をセットにして初めて、工具の性能が安全に活きます。authentec+1
参考:粉じん障害防止規則の対象作業と、局所排気装置などの必要措置(研磨・バリ取りを含む)
https://authentec.jp/valuableinfo/007.html
参考:金属研磨で発生する粉じん・ヒュームの健康影響と、局排・保護具の考え方(Q&A形式で実務に落とし込みやすい)
https://www-it.jwes.or.jp/qa/details.jsp?pg_no=0110030230
参考:研削・研磨作業での保護具着用、清掃(真空掃除機・水洗)などのポイント(PDF)
https://anzeninfo.mhlw.go.jp/user/anzen/kag/pdf/taisaku/GrindingPolishing201903.pdf

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