適切に手順を踏めば、DIY可能。
塗装がハゲた部分だけ塗ろうとすると、メチャメチャ変な目立ちかたをするので、注意してください。
一般的には、壁面の清掃-養生-下地処理(旧塗装をはがす)-シーラー塗装-上塗り塗装-乾燥といった手順が必要です。
外壁塗装の一部をDIYする場合、以下の手順に従います。
下準備
まずは、塗装を行う範囲を養生します。養生には、マスキングテープや養生シートを使用します。また、塗装中に飛散する塗料を防ぐため、ゴーグルやマスク、手袋などの保護具を着用しましょう。
下地処理
下地処理には、高圧洗浄機を使用して、外壁の汚れやホコリを落とします。また、サンドペーパーを使用して、表面を平滑にします。
シーラー塗装
下地処理が終わったら、シーラーを塗装します。シーラーは、塗料の密着性を高める役割があります。
上塗り塗装
シーラーが乾燥したら、上塗り塗装を行います。上塗り塗装は、外壁の色や仕上がりを決める重要な工程です。
養生材の撤去
上塗り塗装が終わったら、養生材を撤去します。
外壁塗装のDIYは、以下の点に注意が必要です。
また、外壁塗装は、屋根塗装や内装塗装に比べて、比較的難易度が高い作業です。そのため、DIYに自信がない場合は、専門の塗装業者に依頼することをおすすめします。
関連)外壁塗装の相場
外壁塗装の一部を塗り替えると、色の違いが目立つ理由は、以下の3つです。
日焼けや経年劣化による色あせ
外壁塗装は、日光や風雨にさらされることで、時間の経過とともに色あせていきます。そのため、塗り替える部分と塗り替えない部分では、色あせ具合に差が生じ、色の違いが目立つようになります。
塗料の種類や色の違い
外壁塗料には、シリコン塗料、ウレタン塗料、アクリル塗料など、さまざまな種類があります。また、同じ種類の塗料でも、色によって光の反射率や吸収率が異なるため、色の違いが目立つことがあります。
塗装の厚みの違い
外壁塗装は、塗装の厚みによっても色の違いが目立つことがあります。塗り替える部分をしっかりと塗装することで、色の違いを少なくすることができますが、塗りすぎてしまうと、ひび割れや剥がれの原因になるため注意が必要です。
対策としては、以下の2つが挙げられます。
塗り替える部分の下地処理を丁寧に行う
塗り替える部分の下地処理を丁寧に行うことで、塗料の密着性を高め、色の違いを少なくすることができます。
塗り替える部分と同じ塗料と色を使用する
塗り替える部分と同じ塗料と色を使用することで、色の違いを完全になくすことができます。
注意点として、同じ色なのに塗ってみると違うケースがあります。実は、ペンキの色の表記には2種類あるんですね。
ペンキの色は、一般的にマンセル表記または日塗工表記で表されます。マンセル表記は、色の明度、彩度、色相の3つの要素で色を表す方法です。日塗工表記は、色の明度、彩度、色相に加えて、色の明るさや光沢感の要素も加えて色を表す方法です。
同じ色でも、表記方法が異なると、色の見え方が異なることがあります。例えば、マンセル表記の「5R7/12」は、日塗工表記の「23-0540」とほぼ同じ色ですが、マンセル表記の方が彩度が高く、日塗工表記の方が明度が高いです。
なので、同じ色の塗料を用意する場合は、同じ表記の塗料を選びましょう。
また、外壁塗装の一部を塗り替える場合は、色が多少変わってもごまかせるように、例えば、カベのフチからフチまで面全体を塗るなど、塗り替える部分を大きく取ることで、色の違いの見え方を少なくすることができます。