ガラス周り用シーリング材とサッシとプライマー

ガラス周り用シーリング材とサッシとプライマー

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ガラス周り用シーリング材

ガラス周り用シーリング材の要点
🧭
まず「被着体」を確定

ガラス、サッシ、金属、モルタルなどの組み合わせで適合が変わる。カタログの「主用途」だけで決めず、接着面と使用環境(屋外/屋内・温度差・水掛かり)で選ぶ。

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プライマーは「接着の保険」

プライマーは接着性を確保するため、充塡前に被着面へ塗布する材料と定義されている。目地の条件が厳しいほど効いてくる。

🛠️
失敗の多くは施工プロセス

清掃・脱脂、プライマー乾燥、バックアップ材、ヘラ押さえ、養生。材料よりも「手順の抜け」で剥離や漏水が起きやすい。

ガラス周り用シーリング材の種類と用途(サッシ・金属)


ガラス周り用シーリング材は、同じ「シリコン」や「変成シリコーン」に見えても、狙っている用途(ガラスまわり目地/サッシまわり目地/金属カーテンウォール目地など)が製品ごとに分かれます。特にガラスと金属が絡む納まりでは、耐候性だけでなく「接着の安定性」を優先して、メーカーがガラス用途を明記している系統を軸に選ぶのが安全です。
一方で「変成シリコーン系」は汎用に見えますが、ガラス用途は製品によって可否がはっきり分かれます。実例として、サッシまわりや内装目地向けの変成シリコーンでも「ガラス用途には使用できません」と明記されるカタログがあるため、名称だけで判断しないことが重要です。
作業性(押出し性)も現場品質に直結します。JISではカートリッジ品の押出し性や、温度条件を変えた試験が規定されており、冬場や寒冷地で「やけに固い」「押しが不安定」になる問題は、材料の性能域と保管・温度のズレとして整理できます。
・参考:JISでの「プライマー」定義や、被着体(ガラス・アルミ・モルタル)の清浄方法、押出し性・指触乾燥など試験の考え方
JIS A 1439:2016 建築用シーリング材の試験方法(用語・被着体清浄・各種試験)

ガラス周り用シーリング材の下地処理と清掃(アルコール・溶剤)

ガラス周り用シーリング材で剥離トラブルが起きるとき、原因の上位は「材料の相性」よりも下地処理の不徹底です。JISの試験手順でも、被着面を清浄にする方法が材料別に書き分けられており、ガラス被着体はメチルエチルケトン等の溶剤で洗浄し清浄な布で拭く、といった考え方が示されています。現場では、指紋・切削油・シリコン系離型成分・防錆油など“見えない汚れ”が残りやすく、ここが接着破壊の起点になります。
清掃のコツは「乾拭き→溶剤拭き→乾拭き」を固定手順にして、拭き取り面の布をケチらないことです。拭いた瞬間はきれいに見えても、布側が飽和すると汚れを引き延ばすだけになり、結果としてプライマーを塗っても界面が弱くなります。
意外と見落とされるのが、サッシ側の表面処理陽極酸化皮膜の有無など)で接着性が変わる可能性がある点です。JISでも「陽極酸化皮膜を施した場合と、施さない場合とで接着性に差が出る場合がある」と注意が入っており、同じアルミに見えても実は別物として扱うのが安全です。

ガラス周り用シーリング材とプライマーの使い分け(接着性)

プライマーは「接着性を確保するために、シーリング材を充塡する前に目地の被着面に塗布する材料」と定義されており、材料の世界では“任意のオプション”というより工程の一部です。特に、ガラス周りは温度差・紫外線・結露水などで界面が攻められやすく、プライマーの有無が長期で差になりやすい領域です。
ただし、プライマーは「何でも塗れば良い」ではありません。製品系統ごとに専用品が用意され、適合外だと逆に密着が落ちたり、硬化不良の原因になり得ます。メーカーのプライマー一覧(用途・性状)を見て、被着体(ガラス・サッシ)とシーリング材の組合せで指定されるものを選び、乾燥時間(オープンタイム)を厳守するのが基本動作です。
現場目線のポイントとして、プライマーの“塗り過ぎ”も失敗要因になります。ムラなく薄くが理想で、溜まり・ダレは未乾燥部を作り、そこが界面の弱点になります。刷毛の往復回数、塗布量、乾燥確認(指触でヌルつかない等)まで含めて「施工仕様」として決めると再現性が上がります。
・参考:プライマーの種類・性状、用途の整理(ガラスやサッシまわり目地のシール等)
コニシ:ボンドシールプライマーの種類・性状(用途別の整理)

ガラス周り用シーリング材の施工手順(バックアップ材・目地)

ガラス周り用シーリング材の施工は、「充塡して終わり」ではなく、目地の形状を作り込む作業です。JISの用語にもバックアップ材が定義されており、充塡深さと裏面形状を確保するために目地に装塡する材料とされています。バックアップ材を入れずに深さが不安定になると、ヘラ押さえが効かず、結果として厚みムラ・応力集中・早期亀裂につながります。
工程を現場で標準化するなら、以下の流れを固定します。
・マスキング(テープの直線性=見た目+端部の薄肉防止)
・清掃・脱脂(ガラスとサッシ両方)
・バックアップ材(深さの再現性)
・プライマー(適合・薄塗り・乾燥厳守)
・充塡(気泡を入れず、押し付けながら)
・ヘラ押さえ(密着と表面仕上げの両立)
・養生(触るタイミングを決める)
また、JISでは指触乾燥時間(表面を触って付着しなくなるまでの時間)という考え方があり、現場での「触ってしまって表面が荒れる」「早期に水が当たって白化した」などの事故を、工程管理の言葉に置き換えられます。材料のカタログ値に頼り切らず、気温・湿度・風で変わる前提で、試し打ち→確認→本施工の順にすると手戻りが減ります。

ガラス周り用シーリング材の独自視点:ガラス越し人工光と劣化(試験)

検索上位の記事では「耐候性」や「プライマー」が語られがちですが、ガラス周り特有の盲点は“光の当たり方”です。JIS A 1439には「高温及び湿潤状態でのガラス越しの人工光暴露後の接着性試験」があり、人工光をガラス越しに照射しつつ湿潤サイクルも与えて、接着性の変化を見る試験が規定されています。つまり、ガラス周りの界面は「紫外線」「熱」「水」の複合で攻められる前提で評価されており、単純な屋外暴露のイメージだけでは足りません。
現場でこの知見を活かすなら、次のような発想が実用的です。
・透明・半透明の納まりで、シーリングが“ガラス越しの光”を受けるかを確認する
・結露水が繰り返し当たる部位(北面・浴室まわり・冷暖房境界)では、接着の余裕を見てプライマーと材料選定を一段上げる
・「見た目がきれい」だけで選ばず、光・水・温度の負荷条件を言語化して材料選定の根拠にする
また、施工後トラブルの解析でも「凝集破壊か、接着破壊か」を切り分けると原因が見えます。JISでも凝集破壊(材料自体の破壊)と接着破壊(界面破壊)の用語が整理されており、どちらが起きているかで、疑うべきが材料なのか下地処理なのかが変わります。


チェック項目 ガラス周りでの狙い 現場での合否基準例
被着体の把握 適合外の材料選定を避ける ガラス種・サッシ材質・表面処理(陽極酸化など)までメモ化
清掃・脱脂 界面汚染による接着破壊を防ぐ 溶剤拭き後の乾拭きで布に汚れが移らない
プライマー 接着性の底上げ・長期安定 専用品・薄塗り・乾燥時間厳守(定義上「接着性確保」工程)
バックアップ材 深さ再現と裏面形状の確保 目地深さが一定で、ヘラ押さえ後も薄肉が出ない
養生・乾燥 表面荒れ、早期白化、水当たり事故を防ぐ 指触乾燥の考え方で「触っていいタイミング」を決める

ガラス周り用シーリング材は、材料名よりも「被着体・下地処理・プライマー・目地形状・養生」のセットで品質が決まります。上位表示の一般論に寄せすぎず、JISの定義や試験で想定されている負荷(ガラス越し人工光+湿潤など)を踏まえて、現場条件を言語化して選定・施工すると、剥離や漏水の再発防止に直結します。




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