ガルバリウム鋼板用塗料の下塗りと密着と防錆

ガルバリウム鋼板用塗料の下塗りと密着と防錆

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ガルバリウム鋼板用塗料の下塗りと密着

この記事で分かること(現場向け)
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密着を作る下地処理

目荒らし(ケレン)と清掃で、ガルバリウム鋼板の「塗料が乗らない問題」を工程で解決します。

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下塗り(プライマー)の選定

弱溶剤2液プライマー等、推奨されやすい仕様と「錆止めタイプを選ぶ理由」を整理します。

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白錆・犠牲防食の注意点

白錆の正体と、発生していても「直ちにNGではない」判断のコツ、塗装前の扱いを解説します。

ガルバリウム鋼板用塗料のプライマーと下塗り


ガルバリウム鋼板は塗料の密着が良い素材ではないため、基本は「目荒らし後に下塗り→上塗り」という順序を崩さないのが最優先です。
塗料の相談窓口でも、推奨下塗りとして「弱溶剤2液型プライマー」を勧め、錆止めタイプ(例:2液型サビカット、ハイポンファインプライマー等)を推す説明が見られます。
この「錆止めタイプ推奨」の背景は、ガルバリウム鋼板の基材が鉄である点を踏まえ、密着だけでなく防錆も同時に担保したいからです。
現場で迷いが出やすいのが「プライマーと錆止めを両方入れるべきか」です。


金属用の下塗りにはプライマー機能を併せ持つものがあり、役割が重複するケースでは“塗り重ね過多”が逆に不具合の種になることがあります(層間の相性、厚膜化、乾燥管理ミスなど)。


参考)金属(ガルバリウム鋼板)塗装に欠かせない下塗り塗料 『プライ…

まずはメーカー仕様に寄せて「どの下塗りが、密着と防錆を同時に満たす設計か」を確認し、仕様を固定して管理するのが最も事故が少ない進め方です。

ガルバリウム鋼板用塗料の目荒らしとケレン

ガルバリウム鋼板屋根の塗装工程として、ケレン(研磨)→下塗り→中塗り→上塗りが基本と整理されており、ケレンで「しっかり目粗しをすることで密着性を高める」と説明されています。
つまり、ガルバリウム鋼板用塗料の成否は「塗料グレード」以前に、下地が“食いつく状態”になっているかで大きく決まります。
目荒らし(ケレン)は、ザラつきを作ること自体が目的ではなく、以下を同時に達成する作業です。


  • 付着物(汚れ・粉化物・旧塗膜の脆弱層)を除去する。
  • 表面を微細に傷付けて、下塗りが噛む「足場」を作る。
  • 白錆や赤錆などの酸化物を落とし、反応の不安定さを減らす。

    参考)ガルバリウム鋼板には塗装が必要?

ケレン不足は「最初はきれいに見えるのに、早期にパリパリ剥がれる」症状に直結しやすいので、見積・工程表に“下地処理の量”を必ず明記しておくと、現場と施主の認識ズレが減ります。


ガルバリウム鋼板用塗料の白錆と防錆

ガルバリウム鋼板で目にする白錆は、めっき中の亜鉛が劣化して発生する、と説明されています。
白錆の正体は「酸化亜鉛」で、湿気が発生しやすく乾燥しにくい環境で出やすいという整理もあります。
ここが意外に重要な現場知識ですが、白錆は“単なる劣化サイン”である一方で、材料側の防食メカニズム(亜鉛の犠牲防食作用)と関係して発生するものでもあります。premastyle+1​
JFE鋼板の解説でも、使用初期段階で犠牲防食作用により白錆(白錆状のシミ)が一次的に発生し、その後に保護被膜が形成され腐食進行を抑制する、という流れが示されています。


参考)商品情報[腐食のメカニズム]|JFE鋼板株式会社

ただし、塗装の観点では「白錆がある=その上に塗ってOK」ではありません。


白錆は“粉っぽい層”になりやすく、そのまま上塗りすると界面が弱くなり、密着不良の引き金になり得ます。


参考)ガルバリウム鋼板のおすすめ塗料が分かる!屋根外壁の最適選び方…

結論としては、白錆を“材料の現象として理解した上で”、塗装前には除去・清掃・適切な下塗りで界面を作り直す、という扱いが現実的です。

ガルバリウム鋼板用塗料の上塗りと2液

相談窓口のFAQでは、ガルバリウム鋼板の上塗りは「2液型の弱溶剤系塗料で仕上げる」ことが推奨されています。
同じFAQで、下塗りも弱溶剤2液型プライマーを推す文脈になっており、下塗り~上塗りを“2液×弱溶剤”で揃えて相性と性能を取りにいく考え方が読み取れます。
工程管理の要点は「乾燥時間を守る」ことです。


屋根塗装の一般論として、塗料には乾燥期間が決められており、その期間は次工程に進まない(塗り重ねごとに適切な期間を置く)と説明されています。


ガルバリウム鋼板は下地が金属で温度変化の影響も受けやすいため、乾燥不足のまま重ねると、表面だけ乾いて内部に溶剤が残るようなトラブルも起こり得るので、「触感」ではなく仕様書ベースで管理すると安定します。


ガルバリウム鋼板用塗料の独自視点:工程を「検査項目」に落とす

検索上位の記事は「おすすめ塗料」や「工程紹介」に寄りがちですが、建築従事者の現場では“良い材料を入れたのに失敗する”原因の多くが、仕様ではなく検査の抜けで起きます。
そこで、ガルバリウム鋼板用塗料は「工程を検査項目に落として」品質を担保するのが効きます(これは材料名より再現性が上がります)。
例えば、以下のようにチェック項目を簡単に固定します。


  • 目荒らし(ケレン):全面実施か/粉・白錆の残りがないか(手袋で擦って粉が付くなら要再清掃)。

    参考)レジリエンスウレアシステム

  • 下塗り(プライマー):弱溶剤2液型プライマー等、指定品であるか/塗り残しが端部・役物にないか。​
  • 乾燥:メーカーが定める乾燥期間を守れているか(天候で延びた場合の記録を残す)。
  • 上塗り:2液型弱溶剤系で仕上げる等、仕様通りか。​

このやり方の良さは、職長が変わっても品質がブレにくいこと、そして施主説明が「塗料名の羅列」ではなく「必要な工程を省かない約束」に変わることです。

塗料の推奨(下塗り:弱溶剤2液プライマー、上塗り:2液弱溶剤)と、目荒らし後に塗装すべき、という要点が簡潔にまとまっている参考リンク。
https://www.paint-city.com/faq/detail/1516/
ガルバリウム鋼板屋根の工程(ケレン→下塗り→中塗り→上塗り)と、目粗しで密着性を高める説明がまとまっている参考リンク。
https://www.m-kensou.com/column/gaihekitosou/20230107rr/




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