ゴム系溶剤形接着剤 575fの特長と用途

ゴム系溶剤形接着剤 575fの特長と用途

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ゴム系溶剤形接着剤 575f

ゴム系溶剤形接着剤 575fの要点
特長は「速乾」と「初期立上り」

多用途速乾タイプで、初期立上り接着強さに優れるのが核。仮止め工程を減らせるのが現場メリット。

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使い方はコンタクト接着

両面塗布→オープンタイム→貼り合わせで性能が出る。貼る前の「乾き具合」が品質の分岐点。

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溶剤対策が品質と安全を守る

有機溶剤の揮発で硬化するため、換気・火気管理・皮膚対策が必須。におい=曝露のサインとして扱う。

ゴム系溶剤形接着剤 575fの特長(多用途・速乾・初期立上り)


ゴム系溶剤形接着剤 575f(セメダイン575F)は、クロロプレンゴム系の有機溶剤系接着剤で、「多用途速乾タイプ」「初期立上り接着強さに優れる」「コンタクト接着」が特長として整理されています。
建築・設備の現場目線では、初期立上りが強い=「押さえた直後にズレにくい」ため、治具や仮止めの手間を減らしやすい点がメリットです。
また、外観が淡黄色で、製品データには不揮発分(575Fで29.0wt%)や粘度(23℃で2,200mPa・s)が示されており、塗り広げやすさ・膜の作りやすさを事前にイメージできます。

ゴム系溶剤形接着剤 575fの用途(ゴム・金属・皮革・硬質プラスチック)

ゴム系溶剤形接着剤 575fの用途は、ゴム・金属・皮革・硬質プラスチックなどの接着とされています。
この「相手材レンジの広さ」が、建築従事者にとっての使いどころで、たとえば金物とゴム部材の固定、設備まわりの緩衝材保護材の貼り込みなど、部材が混在する納まりで効きます。
一方で、同じクロロプレンゴム系でもラインナップがあり、575Fは「多用途・標準品」という位置づけなので、目的が耐熱・糸切れ性・高粘度などの場合は同系統の別型番比較が必要です。

ゴム系溶剤形接着剤 575fの施工(両面塗布・オープンタイム・圧着)

ゴム系溶剤形接着剤 575fはコンタクト接着が基本で、材料の両面に塗布し、表面が乾燥する程度のオープンタイム(5分~30分)を取ってから貼り合わせる方法が明記されています。
実務の勘所は「乾かし不足」と「乾かし過ぎ」の両方を避けることで、乾かし不足だと溶剤が残って滑りやすく、押さえたつもりでも“膜同士が噛んでいない”状態になりがちです。
また、現場で再現しやすい手順として、油・さび・汚れ除去→乾燥→両面を均一塗布→5~10分(20℃)放置→指触でベトつきが消えたら貼り合わせ→強く押さえる、という流れが示されています。

ゴム系溶剤形接着剤 575fの溶剤(アセトン等)と安全(VOC・換気)

575Fの主な溶媒はアセトン等として製品データに並び、溶剤が揮発することで接着剤が硬化・性能発現するタイプです。
溶剤系接着剤はVOC(揮発性有機化合物)が臭気として感じられることがあり、TVOCを抑えることが室内環境対策として重要だと解説されています。
安全面ではSDSで「有機溶剤中毒を起こすおそれがある」といった注意が示される例があり、ゴム系溶剤形を扱う作業では換気・火気厳禁・保護具(手袋、保護メガネ等)を“施工品質の一部”として組み込む必要があります。
有用:溶剤系の分類と塗布方法の幅(刷毛、ヘラ、スプレー等)の考え方
https://www.cemedine.co.jp/technology/solvent/index.html
有用:VOC/TVOCとシックハウス対策の要点(臭気の正体、管理の考え方)
https://www.monotaro.com/note/productinfo/setchakuzai_toxicity/

ゴム系溶剤形接着剤 575fの独自視点:季節・湿度で「待ち時間」を管理する段取り術

ゴム系溶剤形接着剤 575fは「オープンタイム(5分~30分)」という幅を取る製品なので、同じ手順でも気温・通風・湿度・塗布量で“貼れる瞬間”が前後します。
そこで独自の段取りとして、①塗布前に貼り合わせ順を確定(位置決め線、当て木、クランプ準備)②両面塗布後は「指触チェック」を作業者間で共通言語化(“ベトつきゼロだが、膜が白化し過ぎない”など)③面積が大きい場合は半分ずつ塗る(塗布→待ち→圧着を分割)という運用にすると、貼り遅れによる密着不足を減らせます。
さらに意外に効くのが「押さえ方の標準化」で、コンタクト接着は“貼った瞬間が勝負”なので、ローラー・当て木で面圧を均一にするだけで、同じ材料でも剥離強さのブレを抑えやすくなります。

  • ✅チェックポイント:両面塗布が「薄すぎる/厚すぎる」どちらでも不具合が出るため、まず均一膜を作る(刷毛目を残し過ぎない)。
  • 🔥火気管理:溶剤が揮発する工程がある以上、換気と火気厳禁は必須工程として扱う。
  • 🧤皮膚対策:溶剤で脱脂されやすいので、作業手袋の選定と交換タイミングも段取りに含める。
項目 現場での見方 押さえる要点
特長 速乾+初期立上りが強いので仮止めを減らしやすい コンタクト接着の前提で段取りする
用途 ゴム・金属・皮革・硬質プラスチックの混在に対応 相手材の表面状態(油・さび・汚れ)を優先管理
施工 両面塗布→待ち→貼る→強く押さえるが基本 オープンタイム(5~30分)の“貼れる瞬間”を逃さない
安全 溶剤曝露とVOCを前提に作業計画を立てる 換気・火気管理・保護具を工程化する




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