

現場で道具を選ぶとき、スペック表より効くのは「実際に切ってどうか」「片付けまで含めてラクか」です。HiKOKI(ハイコーキ)の丸ノコは、総じて“切れる・止まりにくい”側の評価が多く、特にコード式は安定した切断スピードが評価されやすい印象です。
一方で、口コミで定番になりやすい不満もあります。代表例が「重い」「長時間だと疲れる」です。コード式165mmクラスのFC6MA3は約3.02kgで、比較対象が2kg台中心だと“やや重め”という評価になりやすい、という整理は納得感があります。
ここで重要なのは、重さが“悪”とは限らない点です。軽すぎるとブレやすく、押し引きの癖が強い人ほど切断面が暴れることがあります。mybestの検証でも、2.5〜3.0kg程度が「取り回しやすさ・安定感のバランスがよい」傾向として述べられています。
「価格」を重視する建築従事者ほど、コード式丸ノコを1台は残すことが多いです。理由はシンプルで、バッテリー残量や寒冷地での電圧低下に悩まされにくく、切断スピードが読みやすいからです。FC6MA3は“低予算で購入できるコード式丸ノコを探している人におすすめ”という評価軸でレビューされており、価格帯も1万円前後のレンジで触れられています。
さらに現場目線だと、コード式は「切断が一定=仕上げの再現性が上がる」という利点があります。造作で同じ寸法を何本も切る時、微妙な失速やブレが出ると、結局“墨合わせ・削り・当て木調整”が増え、トータルで遅くなるからです。コード式の強みは、体感のスピードだけでなく“やり直しの少なさ”に出ます。
ただしコード式は取り回しで事故要因も増えます。コードを引っ掛けて材料を動かす、コードを刃の近くに寄せてしまう、脚立・足場での動線を乱す、などが典型です。コードが長め(FC6MA3は4.9m)で扱いやすいという指摘がある一方、現場では延長コード+漏電遮断+養生まで含めて段取りする前提で評価したいところです。
安全面の評価は「ブレーキがある=安全」では終わりません。FC6MA3はブレーキ機能・安全カバーなど基本装備があり、「電源を切ったあと、すぐに回転が止まるよう設計」という説明がされています。
ただし上位機種や他社機で見られる、誤作動防止のセーフティボタンやキックバック反動低減のような機能が“ない”場合もあります。mybestの比較でも、FC6MA3はセーフティボタン・キックバック反動低減機能がない点に触れています。
また、価格.comのC3605DYB(125mm・36V)ユーザーレビューでも「ブレーキやカバー等の安全装備はあるが、キックバックを防ぐ・喰らわない位置で作業する等の注意が必要」という趣旨が書かれており、結局は運用が評価を分けます。
検索上位は「切れ味」「パワー」「重さ」に寄りがちですが、建築従事者の実務で地味に効くのが“集塵=段取り短縮”です。粉塵が散ると、掃除だけでなく、仕上げ材の養生や他職種(電気・設備・内装)の導線調整まで発生し、結果として「自分の作業が早くても現場が遅れる」状態になります。集塵が良い個体は、ここをまとめて改善します。
C3605DYB(自己集塵・集塵機接続両用のダストボックス仕様)では、ダストボックスがワンタッチで外せて便利、回転数が7000回転になり切断が速く粘り強い、集塵率は体感で高い、といったレビューが見られます。
この“ワンタッチで捨てられる”は、数字に出にくいのに現場では強いです。粉塵が溜まるたびにネジやツマミを回す必要があると、忙しいタイミングで後回しになり、結局は粉塵が溢れて養生が汚れます。集塵機接続の90%超のようなメーカー公称と別に、「捨てやすい=運用される」という人間工学の要素が評価を決めます。
参考:コード式165mm(FC6MA3)のパワー・安全装備・重量感・付属品など、検証ベースでまとまっている(「重い」評価の背景も説明あり)
https://my-best.com/products/188984
参考:36V 125mm(C3605DYB)のユーザーレビュー。自己集塵・回転数・ダストボックス仕様の実務的な評価が読める
https://review.kakaku.com/review/K0001348586/

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