片刃のこ 種類と用途 目立て アサリ

片刃のこ 種類と用途 目立て アサリ

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片刃のこ 種類

片刃のこを選ぶ要点
🪚
種類=刃の役割の違い

横挽き・縦挽き・万能・導突など、刃の設計で得意作業が決まります。

🧰
替刃とメンテの考え方

替刃式が主流になり、目立てより交換で品質を維持する運用が増えています。

📏
精度はアサリと材で変わる

湿材・乾燥材・複合材でアサリ幅や刃の選択が変わり、切断面と直進性に直結します。

片刃のこ 種類の基本:横挽き 縦挽き 万能


片刃のこは「1種類の刃だけが付いたのこぎり」で、現場では横挽き(木目に直角)用途が中心になりやすいのが実情です。木工では横びきが多いため、最近は両刃より片刃が主流という整理が分かりやすいです。
横挽きは繊維を断ち切る設計、縦挽きは繊維方向を削り進む設計で、同じ木でも“木目方向”の違いだけで切れ味と切断面が別物になります(斜め切りは横挽きで兼用される扱いが一般的)。
建築従事者目線での「種類の選び間違い」の典型は、縦挽きが必要な場面で横挽きを無理に使い、進まない→刃先をこじる→曲がる、の流れです。切断面が多少荒れても工程優先なら万能(縦・横・斜めに対応の刃)という逃げ道もありますが、造作や仕上げが絡むなら、横挽き・縦挽きの役割分担を前提に考える方が結局早いです。


・現場での使い分け(目安)
✅ 横挽き:間柱、胴縁、野縁、合板の“長さ決め”
✅ 縦挽き:板材の割り、幅詰めの下仕事(電動が入れない所の追い込み)
✅ 万能:搬入後の現場合わせ、斜め切りが多い補修や雑工事

片刃のこ 種類と導突:薄刃 造作 切断面

片刃のこを「精度寄り」で考えると、導突(どうつき)タイプが分かれ道です。導突は刃が薄く、背金で曲がりを抑える構造なので、直進性と切断面のきれいさを優先した造作向けに寄せられます。
一方で、薄刃は“こじり”に弱いので、下地材の荒切りや、釘・ビスが潜む解体寄りの作業に持ち込むと寿命が極端に短くなります。導突を使うなら「材を確実に固定」「墨線に対して素直にストローク」「途中で方向修正しない(修正するなら抜いて入り直す)」の3点が効きます。


・導突が向く場面
✅ 見切り、廻り縁、巾木の現場合わせ
✅ ほぞ・溝などの加工補助(電動後の追い込み)
✅ 仕上げ材の切断面を“後工程で見せる”場合
参考:のこぎり全体の種類(片刃・両刃、導突など)の整理と特徴
のこぎりの種類と特徴(片刃・導突・替刃などの基礎)

片刃のこ 種類と替刃:替刃式 主流 現場運用

片刃のこは替刃式の運用がとても相性が良く、家庭用だけでなく現場でも「切れ味が落ちたら交換」で品質を一定にしやすいのが利点です。替刃タイプは、同一メーカー内で別種類の刃へ差し替えられる設計もあり、1本の柄をベースに“横挽き⇔万能⇔複合材向け”のように組み替える発想ができます。
この運用が効くのは、工程の途中で「今日は下地中心」「午後は造作」「最後に複合材の納まり」など、同じ現場でも切る材が変わるからです。替刃を数本持つと荷物は増えますが、刃を無理に使い続けて曲がり癖を付けるより、結果的に手戻りが減ります。


・替刃式の実務メリット
✅ 切断面の品質が安定しやすい
✅ 目立てができない(またはやらない)体制でも回せる
✅ 予備刃を現場に置ける(刃欠け時の復旧が早い)

片刃のこ 種類とアサリ 目立て:曲がる原因と対策

片刃のこで「真っ直ぐ切れない」原因は、腕前だけではなく刃側の要因が大きいです。要点はアサリ(刃先を左右に振って溝幅を作り、摩擦を減らし、切り粉を逃がす仕組み)と、その左右差です。アサリの左右の振り出しが違うと、アサリが多い側へ曲がる、という現象が起きます。
材によって“ちょうど良いアサリ幅”も変わり、未乾燥材はアサリ多め、乾燥材・堅木・複合材はアサリ少なめが基本の考え方です。ここを無視して刃を選ぶと、湿材で詰まりやすい/乾燥材で切断面が荒れる、のどちらかに寄ります。


さらに、刃先の摩耗やアサリの狂いは使用で必ず進むので、伝統的には「目立て(ヤスリで刃を研ぎ、アサリも修正して復活させる)」というメンテが存在します。現在は替刃式が増えて目立て頻度は下がりましたが、“曲がりの診断”としてアサリを理解しておくと、原因切り分けが早くなります。


・曲がりを減らすチェック(簡易)
✅ 切り始めで勝手に左右へ逃げる→アサリ左右差・刃欠けを疑う
✅ 途中で急に重い→材が締めている/切り粉詰まり(湿材・ヤニ)
✅ 墨線に戻そうとしてこじる→薄刃は一気に曲がる(抜いて入り直す)
参考:アサリの役割、材別のアサリ幅、目立ての考え方(メーカー解説)
大工道具 鋸(アサリ・目立て・種類の解説)

片刃のこ 種類の独自視点:アサリなし 切断面 仕上げ

検索上位の一般解説だと「横挽き・縦挽き・導突・替刃」までは出ますが、現場で効く“意外な分岐”がアサリなし(またはアサリを極小化した考え方)の理解です。アサリがない(左右に振らない)代わりに、刃の厚み等で逃げを作るタイプは、切断面がきれいになりやすいという説明があり、仕上げ面を重視する場面で武器になります。
ただし、アサリが小さい=摩擦が増えやすい側面もあるため、厚物の連続切断や、湿材で切り粉が多い条件だと“重さ”が出やすいです。つまり「きれいに切れるが、条件が悪いと止まりやすい」という性格があり、万能ではありません。


建築従事者向けの実戦解としては、次のように“工程で持ち替える”のが安全です。荒切り(スピード重視)→標準の片刃で進める、仕上げが見える最終カット→アサリの小さい刃や導突で決める、という二段構えにすると、仕上がりと効率の両方を取りやすくなります。


・工程別の使い分け(例)
✅ 下地・解体寄り:標準の片刃(多少荒れてもOK、詰まりに強い)
✅ 造作・見付:導突 or アサリ小(切断面優先)
✅ 複合材:複合材向けの目立て(繊維方向性がない材に合わせる)































片刃のこ 種類 得意 弱点 現場の一言
横挽き 木目に直角の切断、長さ決め 縦方向は進みにくい 迷ったらまず横挽き基準で考える
縦挽き 割り、木目方向の切断 横方向は切断面が荒れやすい 板の“幅詰め”があるなら必要
万能(縦・横・斜め) 現場合わせ、材が混在する作業 専用刃ほどの切断面・速度は出にくい 替刃で回すと強い
導突(背金付き) 造作、精度、きれいな切断面 こじりに弱い、荒仕事に不向き 見える所を切る“最後の1本”
  • 🪚「片刃のこ 種類」は、刃の目的(横挽き・縦挽き・万能・導突)と、運用(替刃か目立てか)で整理すると選定が速くなります。
  • 📏曲がりやすさは腕だけでなく、アサリ左右差・材の締め・切り粉詰まりが絡むので、症状から原因を切り分けると再現性が上がります。
  • 🧰仕上げ面を見せる工程があるなら、アサリ小(またはアサリなし思想)と導突を“最終カット用”に回すと、電動に頼りきらない品質が作れます。




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