釘抜き工具名前をエンマとカジヤ

釘抜き工具名前をエンマとカジヤ

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釘抜き工具名前

釘抜き 工具 名前の結論
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大枠は3種類

竹中大工道具館の整理では、釘抜は「エンマ」「カジヤ」「バール」の三種類に大別される。

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当て木で仕上がりが変わる

当て木で支点を作ると、てこの効率が上がり、木部の欠けや凹みを減らせる。

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頭が飛んだ釘も想定

ヘッド部を打ち込んで喰い込ませるタイプの釘抜きなら、頭の飛んだ釘にも対応しやすい。

釘抜き工具名前の基本:エンマ


釘抜きの「エンマ」は、ヤットコ状(プライヤ状)に釘の頭を挟んで引き抜く系統で、釘の頭が表面に出ている状況に強いと整理されています。
特に和釘のように頭が「引っ掛けて抜く」形状に向かない場合、エンマで頭の下を挟んで抜くのが理にかなっています。
この工具が現場で効くのは、支点になる丸く湾曲した部分が「てこ」の支点になり、当て木を併用すると深い釘にも対応しやすい点です。
エンマを使うときのコツは、力任せに“引っ張る”よりも、支点を作って“倒す”意識に寄せることです。


参考)http://downloads.hindawi.com/journals/criu/2014/347285.pdf

当て木は端材で十分ですが、角が立っていると当て木自体が木材に食い込みやすいので、当て面だけ軽く面取りしておくと仕上げ材で差が出ます(手戻り防止の小技)。

また、握りの片方が平らに伸ばされている個体が多く、解体で材をこねてはがす用途にも回せるとされています。

釘抜き名の由来として「地獄の閻魔が舌を抜く道具」から来たという説明があり、語感が強いので新人教育の用語統一にも使えます(“エンマ=挟んで抜く”で覚える)。

釘抜き工具名前の基本:カジヤ

「カジヤ」は両端が二つに割れていて、割れ目に釘の頭を引っ掛け、エンマ同様にてこの原理で抜くタイプだと整理されています。
両端が釘抜き形状のため、作業姿勢や抜き方向に応じて端を持ち替えられるのが現場的なメリットになります。
エンマが“挟む”のに対し、カジヤは“割れ目に掛ける”道具という違いを押さえると、口頭指示での取り違えが減ります。
実務での注意点は、割れ目を釘頭に掛ける瞬間に、周辺の木口や化粧面を欠きやすいことです。

当て木の使い方はエンマ同様で、支点位置を上げるほど(当て木を厚くするほど)抜けやすく、かつ木材の局所破壊も抑えやすいと説明されています。

深く効かせたいときほど、当て木の“高さ調整”を先にやるほうが結果的に早い、という運用が合います。

釘抜き工具名前の基本:バール

釘抜き文脈の「バール」は、長い柄の先が平らに伸びており、部材間に差し込んで“はがす”など解体寄りにも使えるタイプとして説明されています。
釘が部材の中に沈んでいる場合は、二つに割れた先を釘頭の下に“打ち入れて”使う、と具体的な使い方が示されています。
長い釘で抜きにくいとき、L字部分の下に当て木を入れたり、玄能を当て木代わりに使うことがある、という現場的な運用も紹介されています。
また、バール/釘抜き類には「尾部が薄く幅広で、テコ・はがし作業もできるスリムタイプがある」とされ、釘抜き以外の作業(はがし・こじり)に寄せた形状が存在します。


選定の基本は全長(取り回し)と用途(釘抜き特化か、はがし兼用か)を先に決めることだと示されています。


現場でありがちな失敗は、短いバールで無理にこじって支点が近すぎ、木材に“食い込み痕”を作ってしまうことなので、支点距離=全長の意味を意識すると歩留まりが上がります。


釘抜き工具名前の応用:釘抜きと釘締の二徳

釘を抜くだけでなく、釘頭を沈める「釘締(くぎじめ)」も同じページ内で扱われ、先端断面に角・丸があり、角型は長押の釘打ちに使うなど用途が分かれています。
さらに、尻の先がL字に曲がりカジヤ型の釘抜きになっている「二徳釘締」など、抜く・締めるを一本にまとめた道具があると説明されています。
狭い場所(隅の床張り等)で使う「二徳両口釘締」のように、“現場の入る/入らない”問題を道具側で解決する発想も示されています。
この手の二徳系は、車載工具や腰袋の省スペース化に効く一方、「叩く」「こじる」「抜く」を一気にやりがちで、仕上げ面にダメージが出やすいので、当て木・養生の運用ルールとセットにするのが安全です。

釘抜き作業で見落としやすいのが“抜いた後”で、釘穴が残る前提の解体なのか、再利用前提の丁寧な撤去なのかで、選ぶ工具(バール寄りか、エンマ寄りか)が変わります。

「名前が同じでも形状が違う」ケースが現場では起きるため、発注時は工具名+形状(挟み/割れ/薄幅広)+全長をセットで伝えると事故が減ります。

釘抜き工具名前の独自視点:和釘と現場コミュニケーション

意外と効くのが、“釘の種類(特に和釘)で釘抜きの向き不向きが出る”という点で、和釘は頭が平らに叩き伸ばしたものを折り曲げただけの形状で、引っ掛けて抜くのに向かないと説明されています。
この前提を知らないと、バールで無理に引っ掛けようとして周辺材を荒らしたり、釘頭がさらに潰れて回収不能になったりします(結局エンマに戻る)。
つまり、釘抜きの「工具 名前」を覚える意義は単なる用語の暗記ではなく、“釘の頭が出ているか/掛けられるか/沈んでいるか”を言語化し、最短で適工具に誘導できる点にあります。
現場での言い換え例(用語ブレ対策)を決めておくと、応援・協力会社が混ざる現場で特に効きます。

✅「挟んで抜くやつ=エンマ」/✅「両端割れて掛けるやつ=カジヤ」/✅「こじってはがせる長いの=バール」という整理は、竹中大工道具館の説明と整合します。

そして、頭が飛んだ釘が混ざる解体では「ヘッドを打ち込んで喰い込ませる」タイプの釘抜きがある、という知識も共有しておくと、作業停滞の原因を減らせます。


【エンマ/カジヤ/バールの種類整理(用語統一の根拠・和釘の注意点)】
https://www.dougukan.jp/tools/50
【頭が飛んだ釘への対応・スリムタイプ等の基礎知識(釘抜きの種類と特長)】
https://www.monotaro.com/note/cocomite/381_1/




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