バール 種類 解体 釘抜き 用途 選び方

バール 種類 解体 釘抜き 用途 選び方

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バール 種類 基本と選び方

バール 種類の全体像
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代表的なバールの形状

平バール・八角バール・スクレーパーバールなど主要な種類と、形状の違いが現場作業に与える影響を整理します。

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長さと断面形状の選び方

全長や太さ、柄の断面形状によるテコ効率・疲労度の違いを、木造解体や内装改修のケース別に解説します。

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建築従事者向けの実戦的な組み合わせ

標準の片口バールに薄口平バールやミニバールを組み合わせるなど、現場で効くセット構成の考え方を紹介します。

バール 種類 平バールと八角バールの違い


平バールは断面が平らで薄く、先端も薄刃状になっているため、巾木や見切り材、フローリングの剥がしなど「仕上げを極力傷めずに入り込む」用途に向いた種類です。
一方、八角バールは丸に近い多角形断面で、握ったときに角が手に引っかかるため滑りにくく、どの方向からでも力をかけやすいのが特徴で、解体作業や強いテコ作業に適しています。
平バールは断面が薄いぶん、こじりトルクをかけすぎると「ねじれ」や「曲がり」が出やすく、厚物の解体には不向きですが、薄物の内装材を剥がす場面では他の種類よりも圧倒的に効率が良くなります。diyfactory+1​
八角バールは重量が増しやすいものの、断面に肉厚があるため、躯体絡みの間柱や根太を起こす、RCにアンカーした木下地をテコで外すなど、重作業で安心して体重を預けやすいツールです。mirix+1​
建築現場では、床・壁の仕上げ撤去向けに薄口の平バールを1本、構造・下地のこじり向けに八角バールか解体バーを1本といった「役割分担」をさせることで、作業スピードと仕上がりの両立がしやすくなります。monotaro+1​
特にリフォーム現場では、既存仕上げを一部残しながら解体するケースが多いため、八角バール1本で全てを済ませようとせず、薄口と八角の併用が結果として補修手間の削減につながる点を意識したいところです。mirix+1​

バール 種類 片口・両口と先端形状の使い分け

バールには、片側が釘抜きとテコ刃になっている「片口バール」と、両端の形状が異なる「両口バール」があり、片口は標準的な解体や釘抜き、両口は用途の切り替えが多い現場で重宝されます。
両口バールでは、片側をクロー(釘抜き・こじり)、もう片側を平刃や尾割れとすることで、釘抜き・こじり・剥がしを工具持ち替えなしで連続して行えるため、脚立作業が多い天井解体で特に効率面のメリットが出ます。
先端形状は大きく「釘抜き(L字・I字)」「金てこ型(尾平・尾割れ)」「スクレーパー型」「釘締め」などに分かれ、それぞれが想定する主用途とテコのかかり方が異なります。diyfactory+1​
例えばL字型の釘抜きは、釘頭にクローをかけて抜くだけでなく、壁ボードの目地や合板の継ぎ目に差し込み、梃子で持ち上げるのにも使いやすい角度が付けられています。wikipedia+1​
金てこ型の尾平・尾割れは、木材と木材の間に差し込んで「起こす」作業に強く、古民家改修など太い材同士を分解する場面で威力を発揮します。mirix+1​
スクレーパー型は、軽量な鋼管を使ったものが多く、接着剤で貼られたフローリングや長尺シート、タイルカーペットの剥がしなど、長時間の連続作業で腕への負担を抑える設計がなされています。monotaro+1​
なお、釘締め機能が付いたものは、打ち込み不足の釘頭を沈めてから仕上げをかぶせる用途を想定しており、造作現場など仕上がりを重視するシーンで、「打つ」「抜く」「締める」を一本でこなせるのが特徴です。mirix+1​
建築従事者が道具を絞るなら、450〜500mmクラスの片口バール(クロー+平刃)を標準とし、もう1本に両口タイプかスクレーパーバールを追加する構成が、多くの内装解体と木造の軽微な撤去をカバーしやすいバランスです。bestone.allabout+1​

バール 種類 スクレーパーバールとパイプバールの特徴

スクレーパーバールは、熱処理した鋼管を使って軽量化された種類で、先端がスクレーパー(けれん刃)形状になっており、塗膜や接着剤、床材、サイディングのシーリングなどを「広い面で削る・剥がす」作業に適しています。
パイプバール(パイプバラシバール)は、丸パイプの柄を持つことで重量を抑えつつ、テコの長さを確保できる設計で、内装解体や軽量鉄骨下地の撤去など、少し長めのストロークでこじる作業に向いています。
これらの鋼管系バールは、同じ全長のソリッド(無垢)バールに比べて腕や指への負担が軽く、1日を通しての解体作業や、大面積の床・壁剥がし現場で疲労度の差が顕著に出ます。bestone.allabout+1​
一方で、パイプ構造ゆえに、過度なこじり荷重や打撃を繰り返すと、肉薄部分から変形・つぶれが生じるリスクもあるため、RC解体や太い梁の持ち上げなど、極端な重作業には八角バールや解体バーを使い分ける判断が重要です。monotaro+1​
スクレーパーバールの先端は、幅広で角を取ってあるものと、鋭く立ててあるものがあり、巾木や見切りを外すには角が立ったタイプ、Pタイルや長尺シートの剥がしには幅広で角が寝たタイプ、と対象材によって使い分けると仕上がりとスピードの両方が向上します。bestone.allabout+1​
軽量バールを好んで使う職人ほど、「先端形状の目立て」や「軽い面取り」で感触を自分好みに調整しており、市販品をそのまま使うよりも、当たりの柔らかさと入りの良さを自分の現場に最適化している点は意外と知られていない工夫です。diyfactory+1​
スクレーパーバールやパイプバールは、解体だけでなく、シール材の除去や下地調整など仕上げ前の下ごしらえにも多用されるため、「破壊工具」としてだけでなく、仕上がり品質を左右する道具として位置付けておくと、選び方の優先順位が変わってきます。diyfactory+1​
特に改修工事で既存躯体を活かす場合、母材を傷めない剥離・撤去が必要になるため、厚口の解体バーよりもむしろスクレーパーバールを優先して揃える現場も増えつつあります。hikaku.kurashiru+1​

バール 種類 建築現場での呼び名と地域差・職種差

バールは同じ種類でも、現場や地域によって呼び名が変わり、「バール」「釘抜き」「てこ」「解体バー」「プライバー」など、混在した名称が使われています。
解体用途を強調した製品は「解体バー」「解体バール」、英語由来の表記では「プライバー(pry bar)」と表記されることが多く、カタログでは「バール(プライバー)」のように併記されているケースも少なくありません。
職種ごとに見ると、大工や内装業者は「平バール」「ミニバール」といった種類名で呼ぶことが多い一方、土木や設備系では単に「てこ」「バラシ」と呼ばれることもあり、同じ工具を指しているのに会話がかみ合わない場面が現場ではしばしば見られます。kanamonosyouten+1​
また地域によっては、「バチヅル」と呼ばれる解体用の棒状工具をバールの一種として扱うこともあり、木造解体では「バチヅル持ってきて」が実質的に「長尺の解体用バールを持ってきて」の意味になっているケースもあります。


参考)バールとは?建設現場での使い方・種類・選び方を徹底解説 - …

バールと釘抜きを別物と捉えるかどうかも、職人や販売店で感覚が分かれるポイントです。


参考)バールと釘抜きの違いって!?多くの人に知られていない素朴なギ…

伝統的な釘抜きは柄の片側にクローが付いた工具を指すことが多いのに対し、現代のバールは「こじり・剥がし・持ち上げ」などテコ用途全般を想定した総称に近くなっており、その中に釘抜き専用に近いタイプから解体バーまで、広い種類が含まれていると言えます。wikipedia+1​
こうした呼び名の違いは一見些細ですが、発注や工具選定の場面で認識のズレを生みやすく、「釘抜き」とだけ指示した結果、薄口の軽い工具が現場に届き、構造解体には心許なかったといったトラブルにつながることもあります。kanamonosyouten+1​
図面や工程打合せでバールの使用を前提にする場合、「平バール(薄口)」「解体バー(厚口・長尺)」など、種類や用途を一段具体的に指定しておくと、道具手配の精度が上がり、作業段取りのロスも減らせます。hikaku.kurashiru+1​

バール 種類 建築従事者向け実戦セットと意外な活用

建築従事者が日常的に携帯するセットとしては、450〜500mmの片口バール(クロー+平刃)を基軸に、300mm前後のミニバールと薄口平バール、余裕があればスクレーパーバールか八角バールを組み合わせる構成が、内装・造作・軽微な解体まで幅広く対応しやすい組み合わせです。
この「標準+ミニ+薄口(+重量級)」という構成にしておくと、狭所での石膏ボード撤去や枠周りの解体、躯体を傷つけたくない設備更新など、現場で頻出する細かい条件に柔軟に対応できます。
意外な活用例として、バールを「仮設治具」として使う方法があります。


例えば、鋼製束や鋼製下地を微調整する際に、バールを部材の下にかませてテコで高さを仮保持し、その状態でボルトを締め込むといった使い方は、専用ジャッキが無い場面で非常に実用的です。wikipedia+1​
また、戸枠やサッシの建付け調整時に、バールを枠と躯体の間に差し込んで「ごくわずかに開く」力を加え、楔やスペーサーを打ち込むことで、ミリ単位の調整が行いやすくなります。hikaku.kurashiru+1​
安全面では、「てこの効きすぎ」を抑えるために、長尺バールの支点側に短い端材をかませ、ストロークを制限する使い方も、腰や肩への負担軽減と事故防止に有効です。

さらに、火災時や災害対応での救助用工具としてもバールは重宝されており、扉こじ開けや瓦礫の持ち上げなど、建築現場で培ったテコの感覚がそのまま防災スキルに直結するため、平時から長さ・種類違いを触り慣れておく意義は想像以上に大きいと言えます。picky-s+1​
表面仕上げにも注目すると、クロムメッキや黒染め、パウダーコートなど、錆びにくさや滑り具合を変える処理が施されたバールがあり、雨掛かりの多い外部足場や鉄骨現場では、防錆性とグリップ性のバランスを考慮して選ぶと長期的な道具寿命が変わってきます。hikaku.kurashiru+1​
グリップに布テープや自己融着テープを巻き、冬場の冷たさ軽減と滑り止めを兼ねる工夫も、現場の職人が当たり前のように行っている「小さなカスタム」であり、こうした微調整を含めて、自分の手になじむバールを育てる意識が作業品質の差につながります。hikaku.kurashiru+1​
建設現場での基本的なバールの種類と使い方の整理には、以下の資料も参考になります。


バールとは?建設現場での使い方・種類・選び方を徹底解説(建設コラム)




バクマ 平バール 360mm