くし目コテ 使い方 と タイル 接着剤 塗布

くし目コテ 使い方 と タイル 接着剤 塗布

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くし目コテ 使い方

くし目コテの要点
狙いは塗布量の均一化

くし目は「厚みを一定にする」「谷で空気・余剰を逃がす」ための形状。ムラを減らすと浮き・割れのリスクも下げやすい。

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サイズはタイルと材料で変える

大判ほど深いくし目が必要になりやすい。張り付け材の種類(有機接着剤/張り付けモルタル)でも推奨工具が変わる。

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最終確認は“裏足”と“充填”

押さえ方だけでなく、剥がして裏面の付き具合を確認する癖が精度を上げる。オープンタイム超過も要注意。

くし目コテ 使い方の基本手順(接着剤 塗布→圧着)


くし目コテの役割は、接着剤(または張り付けモルタル)の塗布厚を一定に揃え、タイルを押し込んだときに面全体へ材料が回る状態を作ることです。
まず下地のホコリ・粉・油分を除去し、指定される下地条件(面精度など)を満たすように調整してから塗布に入ります。
手順の目安は次の流れです。


  • ① 下地に材料を置く(過不足なく、延ばせる量だけ)。
  • ② くし目コテを寝かせ気味にして“しごき塗り”で下地へ押し付け、材料を食い込ませる(密着の土台)。
  • ③ 角度を立てて“くし目を立てる”→山の高さを揃える(塗布量の規格化)。
  • ④ タイルを置いたら、もみ込む/たたき押えで圧着し、山を潰して全面に広げる(空隙を作らない)。

ここで重要なのは「くし目を立てる=終わり」ではなく、“圧着して初めて接着層が完成する”点です。


参考)5分でわかる!床タイルの貼り方 ~大型タイル~

タイルを置いた直後にズラして位置調整を繰り返すと、山が倒れて谷が潰れ、局所的に空隙が残ることがあるため、割付と基準取りを先に詰めてから貼るほうが安全です。


参考)https://www.tilelife.co.jp/popup/topics/tile-diy/index.html

参考:タイルDIYでの工程全体(接着剤塗布、貼付け、目地詰めの流れ)
工程の全体像(接着剤塗布→貼付け→目地詰め)を写真・動画で確認できる

くし目コテ 使い方と くし目サイズ(3mm・5mm・10mm)選び方

くし目サイズは「タイル寸法」「裏足の凹凸」「張り付け材(有機接着剤/張り付けモルタル)」「要求される塗布厚(張り代)」で決めるのが基本です。
例えば、合板下地で有機接着剤を使う場合、300〜400mm角は5mmくし目、400〜800mm角は10mmくし目、600〜1200mm角は13mmくし目が推奨例として整理されています。
またモルタル下地で圧着張り・改良圧着張りを行う場合、「くし目高さ10mm以上のくし目ゴテ」を使い、直ちに張り付けてたたき押えで裏面へ回す、という施工概要が示されています。

サイズ選定を誤ると、薄すぎて裏面の充填不足(浮き・割れリスク)になったり、厚すぎて目違い・はみ出し・調整困難が増えたりするので、“タイルサイズが大きいほど工具と塗布量を使い分ける必要がある”という前提で考えるとブレにくいです。

現場で迷ったときの判断材料(チェックの順番)は次の通りです。


  • タイル寸法:大判ほど深いくし目が必要になりやすい。
  • 裏足形状:凹凸が深いほど充填しにくく、塗布量の余裕が必要になりやすい。
  • 材料:有機接着剤と張り付けモルタルでは推奨の塗布工具例が異なる。
  • 仕上り寸法(張り代):タイル厚+張り付け材の厚みで床レベル計画が変わる。

くし目コテ 使い方で失敗しやすい原因(オープンタイム・空隙・目違い)

失敗の典型は「塗ったのに付かない/浮く」「後で割れる」「目違いが出る」ですが、根っこは“接着層が連続していない(空隙がある)”ことが多いです。
特に大判では、裏面へ材料を十分に充填する難易度が上がるため、工具や塗布量の使い分けが必要だと整理されています。
現場で起きがちな原因を、くし目コテ操作に寄せて分解します。


  • くし目を立てる前の「しごき」が弱い:下地へ押し付けて食い込ませる工程が弱いと、表面だけの“乗せ塗り”になりやすい。
  • 塗り置きが多すぎる:オープンタイムを超えると圧着しても馴染まず、空隙が残りやすいので、延ばせる分だけ塗る運用が安全。
  • 圧着不足:たたき押え(ゴムトン、ヴィブラート等を含む)で裏面へ広げる前提の工法説明があるため、置いただけは危険。
  • 下地条件の見落とし:面精度の目安(±2mm/2m)や伸縮目地の考え方など、下地起因で後追い不具合が出る注意が示されています。

“意外と効く”改善策として、貼り始めの数枚は意図的に剥がして、裏面の付き(充填)を確認し、くし目サイズ・角度・圧着の強さを微調整すると手戻りが減ります。


大面積や夏場などでオープンタイム確保が難しい条件では、改良圧着張り(下地+タイル裏面の両面塗り)を推奨する整理もあるため、条件が厳しいほど両面塗りを検討する価値があります。

くし目コテ 使い方と モルタル下地・合板下地の違い

床タイルの考え方として、下地がモルタルか合板かで、基本的に「何で貼るか(張り付けモルタル/有機接着剤)」が決まりやすい、という整理がされています。
モルタル下地では圧着張り・改良圧着張りが代表例で、くし目高さ10mm以上のくし目ゴテで塗り付け、軟らかいうちにたたき押えして裏面へ回す、という施工概要が示されています。
一方、合板下地では有機接着剤を使う整理があり、近年の大型化に伴って“タイル裏面にも接着剤を塗る方法”が出てきた、そして隙間ができづらく割れ防止につながる、という説明があります。

つまり、くし目コテの使い方は同じ“くし目を作って圧着する”でも、下地のたわみや材料の性状を踏まえて、両面塗り・工具サイズ・塗布厚の許容を調整するのが実務的です。

参考:張り付け材の塗布(くし目を立てて均一に広げる等)の施工方法PDF
接着剤・モルタルの塗布とくし目の立て方の記述を施工要領として確認できる
参考)https://www.toyo-sekiso.co.jp/pdf/tile_construction-method.pdf

くし目コテ 使い方の独自視点:くし目方向と“空気の逃げ道”設計

くし目は「塗布厚の均一化」だけでなく、“谷で空気や余剰が逃げて馴染む”という効果が説明されています。
この性質を踏まえると、くし目方向は単なる見た目ではなく、圧着時に空気・余剰材をどちらへ逃がすかという“施工設計”になります。
例えば、狭い立上り際や役物周辺で、くし目方向が逃げ場を塞ぐ向きだと、タイルを押したときに材料が逃げ切れず、浮き気味になったり、逆にはみ出し過多で目地確保が乱れたりします。


そこで、次のような考え方が有効です(現場で説明しやすいルール化)。


  • くし目方向は「余剰を逃がしたい側」へ流す(壁際・端部で逃げ場を作る)。
  • 大判ほど、空気が閉じ込められると影響が大きいので、圧着の導線(どこから押し始めるか)とくし目方向をセットで決める。
  • 貼り始め数枚で剥がし確認し、くし目方向を変えたときの“充填の改善”を体感して、チーム内の共通手順に落とす。

この工夫は検索上位の一般的な「選び方・サイズ」より一段手前の話ですが、実際には“空隙を作らない”という目的に直結し、品質が安定しやすくなります。

特に改良圧着張りのように裏面へ確実に回す前提の施工では、方向・圧着順・オープンタイム管理を一つのパッケージとして扱うと、手直しが減りやすいです。




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