nak材 硬度 と NAK55 NAK80 熱処理不要

nak材 硬度 と NAK55 NAK80 熱処理不要

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nak材 硬度

nak材 硬度の実務ポイント
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硬度の目安はHRC37~43

NAK55/NAK80は納入状態で概ねHRC37~43のプリハードン鋼として扱われ、焼入れ工程なしで段取りできます。

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熱処理不要で歪みリスクを抑える

熱処理による寸法変化・歪みの心配が減り、金型・治具・部品のリードタイム短縮に直結します。

鏡面・放電・補修まで見て選ぶ

NAK80は鏡面仕上性や放電加工肌、靭性などの観点でNAK55から改良された位置づけで、意匠面が効く用途に強いです。

nak材 硬度 と HRC HB の基礎


建築従事者の現場で「硬度」を扱う場面は、金型や治具だけでなく、耐摩耗部品(摺動する案内部・当て板・押さえ部品など)や、繰返し荷重を受ける機構部品の材料選定にも広がっています。そこで最初に押さえたいのが、NAK材の硬度の“数値の意味”です。NAK材(代表例:NAK55/NAK80)は、一般にロックウェル硬さでHRC37~43程度の範囲で供給されるプリハードン鋼として紹介されています。
硬さ表記の混乱ポイントは、同じ“硬い”でも試験法が違えば数値のスケールが違うことです。ロックウェル硬さ(HRC)は圧子の押し込み深さで評価し、ブリネル硬さ(HB)はくぼみの表面積(痕の大きさ)で評価します。 さらにビッカース硬さ(HV)やショア硬さ(HS)もあり、材料表面を局所的に評価する“硬さ”と、材料全体の引張強さや靭性は同じ話ではない点も重要です。


参考)https://jp.meviy.misumi-ec.com/info/ja/howto/30323/

また、材料を「硬度」で分類する考え方では、プリハードン鋼が「高硬度」の領域に入る目安(例:HRC28~48、HB270~450)が示されることがあります。 つまりNAK材のHRC37~43は、焼入れしたダイス鋼のような超高硬度(HRC50台以上)に届かない一方で、炭素鋼の焼ならしや焼なまし状態よりは明確に高い、という立ち位置です。

nak材 硬度 と NAK55 NAK80 の違い

NAK材は一括りにされがちですが、実務ではNAK55とNAK80の差を理解しておくと、仕上げ工程のやり直しを減らせます。NAK55は硬度HRC37~43で耐摩耗性に優れ、切削加工後や放電加工後の研磨がしやすく、肉盛溶接も行いやすい材料として整理されています。 さらに、使用後の歪みが少なく精密型に向く、鏡面加工やシボ加工にも適する、という説明も見られます。
一方でNAK80は、NAK55の鏡面みがき性や靭性をさらに改善した材料で、放電加工後の肌が美しい、硬度はNAK55と同等、ただし切削性はNAK55よりやや劣る、という整理がされています。 別資料でも、NAK80は納入時硬さが37~43HRCで、NAK55より鏡面仕上性・放電加工肌・靭性が優れる、といった説明が確認できます。


参考)https://www.kabuku.io/guide/metal/steel/nak80/

建築寄りの目線に落とすと、「外観や表面性状がそのまま品質になる部品(樹脂が触れる面、擦れが出る意匠面、透明材対応など)」はNAK80が効くケースがあり、「加工負荷(切削の速さ)を優先しつつ、ほどよい硬度と安定供給が欲しい」ならNAK55が刺さる、という考え方がしやすいです。

nak材 硬度 と 熱処理不要 プリハードン鋼

NAK材が評価される大きな理由は、熱処理不要=プリハードン鋼として“そのまま加工”に入りやすい点です。NAK80の特長としても、最適条件で熱処理を施してあるプリハードン鋼のため、そのまま型彫り加工が可能で、熱処理による寸法変化や歪みの心配が少なく、リードタイム短縮につながると説明されています。
プリハードン鋼の一般論としても、熱処理が不要なため工数削減でリードタイム短縮を図れること、高硬度でも被削性が高く加工しやすいことが述べられています。 さらに注意点として、NAK55/NAK80は「時効硬化性」を持つため、焼入れ・焼戻しで硬度を上げる一般的な熱処理と発想が異なり、熱処理でさらに硬度を上げるのはできない、という整理もされています。


参考)プリハードン鋼とは? 主な種類や特徴、加工のポイントなどをご…

ここが意外と現場での落とし穴です。たとえば「最後に焼入れして表面硬度を上げればいい」という設計の延長でNAK材を選ぶと、狙った硬度レンジに届かない(または工程設計自体が成立しない)可能性があります。 NAK材は“最初から硬い・歪ませない・加工で詰める”設計に寄せたほうが、強みが出やすい材料です。

nak材 硬度 と 切削 加工 条件

NAK材は「HRC40前後なのに削りやすい」と言われますが、その背景には“中心部まで硬さが均質”という性質が挙げられています。NAK80について、大同特殊鋼は時効硬化型で中心部まで硬さが均質なため、40HRCレベルでも削りやすく、プリハードン鋼の限界硬さと削りやすさを両立している、と説明しています。 この「硬さが均質」は、深いポケットや厚肉形状の加工で、工具負荷や仕上がりのムラを減らしたいときに効いてきます。
加工条件の“目安”を掴むために、切削速度や送りの参考表を持っておくのも有効です。NAK55(相当)について、旋削・フライス・エンドミル・ドリル・タップなどの加工条件例(切削速度m/min、送り、切込深さ)がまとめられた資料も公開されています。 こうした表は、加工機・工具・クーラント条件で最適は変わるものの、初期条件の叩き台として価値があります。

またプリハードン鋼一般の加工ポイントとして、切削速度を上げて構成刃先の付着を抑えること、切り込み量と送り量を加工精度に応じて調整すること、ホルダと工具の振れ管理(例:エンドミルの振れを小さく)などが挙げられています。 建築設備や現場治具の“追加工”では工作機械の剛性・段取りが金型工場ほど理想的でない場合もあるため、振れ管理や刃物の選定が、硬度そのもの以上に仕上がりを左右しやすい点に注意が必要です。

nak材 硬度 と 溶接 時効処理 の独自視点

検索上位では「熱処理不要」「硬度HRC37~43」「加工しやすい」「鏡面」などが中心になりやすい一方、現場で差が出るのが“補修・改造”の取り回しです。NAK80は溶接しやすい材料としても紹介され、溶接後に時効処理(例:500℃×5時間空冷)を施すことで均一な硬さが得られ、溶接痕やシボむらの心配を減らし、磨きで鏡面も復元できる、という説明があります。 つまり「硬度が一定」という価値は、加工時だけでなく“補修後の表面品質の戻しやすさ”にも効いてきます。
建築関連でも、型や治具の設計変更は珍しくありません。仕様変更・現場条件のズレ・干渉回避などで、肉盛や追い込み加工が必要になったとき、材質によっては補修箇所の硬度ムラが後工程の研磨・シボ・表面処理に影響し、最終的に「見た目」や「摺動寿命」に跳ね返ります。 NAK材の“時効硬化型で均質”という性質を、補修の再現性まで含めて評価すると、材料選定の判断が一段クリアになります。

さらに、意外な盲点として「錆びにくい=放置してよい」ではない点があります。NAK材はNi・Cu・Mo・Alなどの添加により一般的な炭素鋼より防錆性が高いという説明がある一方、ステンレスほどではないため、環境に応じた防錆処理とメンテナンスが重要、とされています。 建築現場の湿気・粉塵・養生不足は材料にとって厳しい条件になりやすいため、“錆びにくい”の解釈を一段厳しめに置く(保管・防錆油・清掃ルールを決める)ほうが、結果として硬度(=表面品質)の劣化を防ぎやすいです。

権威性:NAK80の特長(硬さ、熱処理不要、溶接後の時効処理条件の例)
https://www.daido.co.jp/products/tool/nak80/about/features.html
実務:NAK材の硬度レンジ、硬さ試験(HRC/HB/HV/HS)の基礎、加工条件例の表
https://jp.meviy.misumi-ec.com/info/ja/howto/30323/
実務:プリハードン鋼の考え方(熱処理不要、時効硬化性で熱処理硬度アップ不可など)
プリハードン鋼とは? 主な種類や特徴、加工のポイントなどをご…






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