

理研計器の「製品を探す」は、ガス検知警報器を「ポータブル式/定置式」などの製品タイプ、さらに検知器・指示警報器・システムといった構成要素で切り分けて検索できる導線になっています。
建築・設備の現場で最短ルートを作るなら、最初に「ポータブル式」か「定置式」かを決め、次に「検知方式(拡散式/吸引式)」の方向性を固めるのが効率的です。
また、複数ガスを扱う現場では、検索の「OR/AND」の違いが重要で、ORは“指定したガスのどれかを検知できる製品”を拾い、ANDは“指定したガスを同時に検知できる(マルチ)製品”に絞る、という思想です。
建築従事者の視点で「カタログを見る前に決めるべき条件」を、現場あるあるに寄せて整理すると次の通りです。
カタログの読み方を具体化するために、現場で採用例が多い「GX-3R」を例にすると、まず“何が強みか”は製品情報にまとまっており、ポータブル4成分で「超小型軽量」「Rセンサ搭載」「センサ保証3年」「IP66/68相当」「本質安全防爆」などが柱になります。
特に屋外作業や粉じん・降雨にさらされる工程では、保護等級(IP)と耐久性が効きやすく、GX-3Rは「7m落下試験耐久」も明記されています。
また、防爆が必要な可能性がある現場は「本質安全防爆構造」および防爆等級(例:Ex ia ⅡC T4 Ga)までカタログ/製品情報の表で突合し、危険場所区分や運用条件に合うか確認するのが基本動作です。
「カタログを読んでも決め切れない」ケースは、だいたい次の論点で詰まります。ここを先に整理すると、上司・安全担当への説明が短くなります。
参考リンク(GX-3RのカタログPDF。Rセンサ、センサ保証、仕様の要点をまとめて確認できる)
https://product.rikenkeiki.co.jp/news/docs/PC0-1003-2101100S%20GX-3R_4P.pdf
04シリーズ(例:OX-04など)は、単成分の小型ポータブルとして「乾電池/充電池の電源仕様を選択可能」「7m落下試験耐久」「センサ保証3年」「IP66/67相当」といった、現場の扱いやすさに直結する要素が製品情報に明記されています。
建築現場では、酸素欠乏のリスクがあるピット・地下・槽周り、あるいはCO発生が疑われる環境など、用途が“単一の危険”に寄ることも多く、その場合は単成分で運用を単純化する選択が合理的になり得ます。
一方で、複合リスク(可燃性+酸欠+有害ガス)が同居する工程では、単成分を複数台持つより、マルチ成分機で同時検知する方がヒューマンエラー(持ち忘れ・電池切れの見落とし・警報の聞き逃しの解釈ミス)を減らせる場面もあります。
カタログ上は似た文言でも、現場運用に落とすと差が出るのが「電源仕様」と「管理方法」です。
ガス検知器は「買った瞬間が完成」ではなく、現場で“測定値を信じられる状態”を維持するために、校正・点検・証明書の運用まで含めて設計する必要があります。
理研計器のサポート情報には、メンテナンスの必要性やトレーサビリティ証明書の扱いに関する説明が用意されており、監査・安全書類の要求がある現場ほど、この整理が効いてきます。
また、販売サイト等では「トレーサビリティ証明書は、理研計器のトレーサビリティ体系に従い、国家標準機関とトレーサビリティのとれた社内基準器によって校正されていることを証明する」といった趣旨が記載されており、校正証明書と同一ではない点を理解して発注要件に落とすのが重要です。
ここは意外と見落とされがちですが、現場で揉めやすいのは「証明書の種類」と「提出先の期待値」のズレです。
参考リンク(メンテナンスの必要性、トレーサビリティ証明書の構成例など、社内説明資料づくりに使える)
https://product.rikenkeiki.co.jp/contents/maintenance/
検索上位の解説は「どの機種が何成分・どんな強みか」に寄りがちですが、建築・設備の現場では“段取りの削減”が安全と同じくらい効く論点になりやすいです。
GX-3R系は、ポンプユニット(RP-3R系)を組み合わせることで、拡散式から吸引式としての運用に広げられることが製品情報として示されており、「1台で現場の測り方を変える」発想ができます。
たとえば、普段は身に着けて拡散式で連続監視し、ピット開放時やマンホール周りの測定だけ吸引に切り替える、という運用にすると、機器の持ち替え回数や持ち忘れリスクを減らしやすくなります。
この“変身”運用を成立させるために、カタログ確認と現場ルール化で押さえるポイントをまとめます。