

リョービの電動カンナ評価で、まず基準になるのは「仕様が用途に合うか」です。ML-83Sは最大切削幅82mm、最大切削深さ1mm、回転数16000min-1、消費電力450W、質量2.3kg、コード2mといったスペックが公開されています。
この数値から読み取れるのは、厚みを一気に攻める“荒取り特化”というより、現場で小回りを利かせて面を揃える・癖材の表層を薄く落とす・建具や下地の微調整をする方向に向く構成だということです。
また、切削深さを0.1mmきざみで調整できる点は、単に便利というより「削り過ぎによる手戻り」を減らし、評価を底上げする要素になります。
ML-83Sは、切削深さが決めやすいクリック機構、作業が安全にできるブレーキ、刃をまもる定盤リフト機構(リフトアップ機構)といった安全・操作性の説明がされています。
現場だと「置いた瞬間に刃が当たって材料を傷つけた」「回転が残っていてヒヤッとした」が事故・クレームの入口になりがちなので、ブレーキやリフト機構は“地味に効く”評価ポイントです。
特にリフトアップ機構は、置き場が合板の上でも、刃先保護と材料保護の両面で効きやすく、慣れていない作業者が触る環境ほど差が出ます。
ML-83Sは木材の表面仕上げに使う想定で、前定盤の三角溝を利用した面取りにも触れられています。
ただし、電動カンナの評価は「仕上がる/仕上がらない」ではなく、“どういう段取りで仕上げに持っていくか”で決まります。具体的には、最初は0.2~0.5mm程度の浅い切削から入り、逆目や欠けを抑える、という基本が紹介されています。
相ジャクリ(段欠き)や端部加工をやる場合は、刃の露出が増えて不安定になりやすいので、削る量を欲張らず、材料固定・姿勢・ケーブル位置まで含めて段取りした時に初めて“評価どおりの仕事”になります。
実使用者レビューでは「木くずが相当出るので少々大きめの集じん機は必須」といった声があり、運用面の評価を左右します。
メーカー情報でも「当社集じん機のホースを直接接続できます」とされているため、粉じん対策は“オプション”ではなく、実質セット運用で考えるのが安全です。
集じんを軽視すると、視界不良→削り過ぎ→やり直し、という流れになりやすく、工具そのものの評価まで落ちるので、最初から「ホース接続 or ダストバッグの使い分け」を前提にしておくのが合理的です。
リョービの電動カンナ評価で意外と見落とされがちなのが、端部で刃が入り過ぎて“えぐる”症状です。実際に「板の端に行ったとき刃が端を深くえぐってしまう」といった悩みがレビューに出ています。
この症状は、機種の良し悪しだけでなく、前後定盤への荷重配分と「入りと抜け」の姿勢で発生しやすさが変わります。作業前に材料端から刃を当てず、フロントベースを材料に密着させてから回す、といった基本の入り方が紹介されています。
さらに現場向けに効く対策は“工程で潰す”ことです。例えば、端部だけ最後に0.1~0.2mmで「捨て代(最後の化粧代)」を残しておき、最後に全体を浅く均すと、端部えぐれが最終面に残りにくく、結果として評価が安定します(深削り一発仕上げをやめる、という発想)。
取扱説明書(安全・使い方・面取り溝など)の根拠。
京セラインダストリアルツールズ:ML-83S 取扱説明書PDF(面取り溝・安全注意・基本操作)
製品仕様(切削幅・切削深さ・回転数・質量など)の根拠。
京セラインダストリアルツールズ:ML-83S 製品ページ(仕様・特長・付属品)
ユーザー評価(木くず量・端部えぐれの悩みなど、実運用の論点)。
モノタロウ:ML-83S レビュー(集じん必須、端部えぐれの声)

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