サイディング用塗料と外壁塗装の種類

サイディング用塗料と外壁塗装の種類

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サイディング用塗料と外壁塗装

サイディング用塗料の現場判断ポイント
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塗料は「樹脂」だけで決めない

シリコン・フッ素・ラジカル制御などのグレード差に加え、既存塗膜や下地の状態、意匠(クリア可否)で可否が変わります。

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下塗り(シーラー等)が結果を左右

窯業系サイディングは吸い込み・劣化・難付着の有無で下塗り選定が変わり、密着不良の予防線になります。

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シーリングと塗装工程の相性

目地の打ち替え/増し打ち、クリア塗装時の見え方、色選定まで含めて工程を設計すると手戻りが減ります。

サイディング用塗料の種類と選び方(シリコン・フッ素・ラジカル制御)


サイディング用塗料を選ぶとき、現場で最初に整理したいのは「樹脂グレード」と「目的(耐候・低汚染・遮熱など)」を分けて考えることです。外壁塗装の塗料は、一般にシリコン・フッ素・無機・ラジカル制御などが比較検討対象になり、耐久年数や価格帯、汚れにくさの設計思想が異なります。
とくにラジカル制御は、塗膜劣化の原因になり得るラジカルの発生を抑える(あるいは封じ込める)考え方で、メーカー各社の代表製品でも「ラジカル制御」技術を前面に出しています。
ただし「ラジカル制御=万能」ではなく、同じラジカル制御でも下地との相性や、既存塗膜が難付着系(光触媒・フッ素・無機)かどうかで、システム(下塗り含む)の成否が分かれます。
実務での選定フロー例は、次のように組むと判断がブレにくいです。


・🏁最優先:既存外壁が「窯業系サイディング」「金属系」など何かを確認する(材質で下塗りと工程が変わる)
参考)外壁塗装のクリア塗装で失敗しないためのポイントを解説!失敗例…

・🔎次に:既存塗膜が「難付着系」かを疑う(築年数が浅く汚れに強い外壁は要注意)xn--rms9i4ix79n.jp+1​
・🧪最後に:求める性能を付与する(低汚染、遮熱、防かび防藻など)
参考)【必見】低汚染塗料のメカニズムと長期的メリットを徹底解説【大…

サイディング用塗料の下塗り(シーラー・プライマー)と密着

窯業系サイディングの外壁塗装では、上塗りのグレード以前に「下塗りの適合」が品質を決めます。窯業系サイディングにはシーラーフィラーが下塗りとして用いられ、シーラーは浸透・密着性を高め、フィラーはひび割れや凹凸を埋めて平滑にする役割として説明されます。
一方で、現場解説では「フィラーはモルタル向けでサイディングには使わない」と整理している情報もあり、ここは“サイディングの状態(凹凸を潰して良いか/意匠を残すか)”で運用が分かれます。
意匠(模様)を活かすサイディングでは、厚付けで柄を潰すことがそのままクレーム要因になるため、下塗りは「吸い込み止め」と「付着確保」に寄せた設計が無難です。
また、難付着サイディング(光触媒・フッ素・無機系コーティング等)は、通常の工程だと塗膜剥離リスクが上がるため、対応下塗り材の選定が必須です。cjcoop+1​
「難付着でも、密着力を上げるシーラーが開発されており塗装できる」という整理は、営業トークではなく、下塗り選定が技術的なボトルネックである点を示しています。tosouyasan13+1​
下塗りで事故が起きやすいポイントは、次の3つです。


  • 🧼高圧洗浄不足:粉化(チョーキング)や汚れが残り、下塗りが“汚れに密着”してしまう。
  • 🧯吸い込みムラ:吸い込みが強いと塗膜が痩せ、上塗りの性能を発揮しにくい。
  • 🧲難付着の見落とし:光触媒等の表面処理を想定せず、相性不良で早期剥離につながる。xn--rms9i4ix79n.jp+1​

サイディング用塗料でクリア塗装の注意点(白化・剥離・劣化の透け)

意匠性サイディングで「現状の柄を残したい」場合に候補になるのがクリア塗装ですが、通常の着色仕上げより失敗パターンが独特です。失敗例として、塗膜の剥がれ、塗装後すぐ白くなる(白化)、仕上がりが綺麗にならない、塗装後にシーリングが浮いて見える—といった指摘があります。
クリアは透明なので、劣化や補修跡が“隠せない”こと自体がデメリットになり、劣化が進んだ外壁ほど仕上がりが厳しくなります。
さらに、難付着サイディングはクリア塗料を弾いて剥離リスクがあるため、「意匠を守るためにクリア」という短絡判断が危険なケースもあります。
現場での判断基準(最低限)は次です。


参考:クリア塗装の失敗例(白化・剥離・シーリングが浮く等)の具体例
外壁塗装のクリア塗装で失敗する原因と3つの対策を徹底解説
参考:難付着サイディングとクリア塗装の剥離リスク(光触媒・親水性などで密着を妨げる)
https://www.cjcoop.or.jp/column/outerwall/2383/

サイディング用塗料とシーリングの打ち替え・増し打ちの判断

サイディング外壁は「塗膜」だけで防水しているわけではなく、目地シーリングの状態が雨水リスクを大きく左右します。増し打ちは既存シーリングの上に充填する工法として紹介され、手順(清掃→養生→プライマー→充填→ならし)も説明されています。
ただし、情報によっては「劣化したら基本は打ち替え」という整理もあり、増し打ちはコスト優先の暫定策として扱われる場面があります。
またクリア塗装の場合、塗装後にシーリングを施工する工程になりやすく、外壁色とシーリング色がずれて“浮いて見える”という、クリア特有の見た目問題も出ます。
建築従事者向けに、現場で上司や施主へ説明しやすい判断軸を置くなら、次が実用的です。


参考:増し打ち/打ち替えの考え方と相場感(工程設計の根拠に使いやすい)
外壁コーキング(シーリング)補修の費用相場&打ち替え・増し打…

サイディング用塗料の独自視点:低汚染の親水性と「雨だれ」対策

検索上位は「塗料の種類」や「耐久年数」に寄りがちですが、現場で差が出るのは“汚れ方の制御”です。低汚染塗料は、塗膜表面を親水性に設計し、水が均一に広がって汚れを包み込み、雨で洗い流す(セルフクリーニング)という説明がされています。
ここで意外に効くのが、施主クレームになりやすい「雨だれ筋」の出方で、撥水(弾く)より親水(なじむ)の方が“水が流れ落ちるときに汚れも連れていく”設計思想になっている点は、提案時の差別化に使えます。
ただし、低汚染は“万能な防汚”ではないため、換気フード下・サッシ下・水切り上など汚れの発生源(油分・粉塵・排気)を押さえたうえで塗料を当てると、期待値調整と施工後評価が安定します。
実務での提案フレーズ例(技術寄りに寄せると刺さりやすい)




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