

未経験でも日当1万3,000円スタートが基本です。
鉄塔塗装の日当は、一般的な建築塗装と比べて高い水準にあります。その背景には、地上20〜150メートルという高所での作業リスクと、インフラを守る専門性の高さがあります。
まず未経験者の場合、入社直後の見習い期間(1〜3か月程度)は地上作業が中心で、日当は1万3,000円〜1万5,000円が相場です。これはコンビニのアルバイト時給換算でいうと、8時間で約1,625〜1,875円水準に相当し、体力仕事としては低くはありません。
塔上作業に移行した段階から、日当は大きく変わります。求人実績を見ると、鉄塔塗装専門の作業員は日当1万8,000円〜2万5,000円が標準的なラインです。建築塗装(日当1万2,000円〜1万8,000円)と比べると、同じ塗装職でも5,000円以上の差がつくことが多い。これが条件です。
さらにベテランになれば日当3万円を超えることも珍しくありません。兵庫県内の鉄塔塗装専門会社の実例では、経験27年・51歳の作業員が「日給3万円×20日+各種手当=月収68万円」を達成しています。経験3年の24歳でも月収53万円という数字が出ており、若いうちから高収入を狙える職種だということですね。
| 経験ステージ | 日当の目安 | 月収イメージ(20日稼働) |
|---|---|---|
| 見習い期間(未経験・地上作業) | 1万3,000円〜1万5,000円 | 26万〜30万円 |
| 塔上作業移行後(2〜5年目) | 1万8,000円〜2万5,000円 | 36万〜50万円 |
| 経験豊富なベテラン(10年超) | 2万5,000円〜3万円以上 | 50万〜68万円以上 |
一般塗装と鉄塔塗装では、同じ「塗装工」でも日当が数千円以上変わります。意外ですね。転職や就職先を選ぶ際には、塗装の種別を確認することが重要です。
参考:鉄塔塗装専門の求人情報・給与例
株式会社杉本塗装店 採用情報|日給3万円のベテラン事例を含む月収モデルを掲載
鉄塔塗装は「ペンキを塗るだけ」ではありません。実際の工程は、下地処理から仕上げまで複数のステップで構成されています。
🔧 主な作業工程
勤務時間は早朝スタートが基本です。多くの現場で朝6時〜8時に集合し、15時〜17時には作業終了というスケジュールが組まれています。暗くなると高所作業は危険なため、日没前に切り上げるルールが徹底されています。
残業はほぼなし、というのが鉄塔塗装の特徴の一つです。これは使えそうです。工期が決まっており、天候によって工程が調整されるため、ダラダラと残業が続く環境にはなりにくいのです。
出張が発生するケースもあります。鉄塔は山間部や地方にも多く設置されているため、現場によっては1週間程度の宿泊出張になることがあります。ただし、多くの会社で出張費(宿泊費・食費)は会社負担となっており、その分の手当(1日2,000円程度)が別途支給されることも珍しくありません。
参考:鉄塔塗装の早期劣化を防ぐ取り組みと塗装の仕組みについて
資格取得は日当アップの直接的な手段です。鉄塔塗装の現場で評価される資格には、以下のものがあります。
💡 鉄塔塗装で役立つ主な資格一覧
特に注目すべきは、資格取得にかかる費用を「全額会社負担」としている事業者が多い点です。受講料・教材費・交通費まで含めてゼロ負担で取得できるため、自己投資なしにスキルアップできます。
ある千葉県の鉄塔塗装専門会社では、入社20年で年収900万円、45歳で年収1,000万円を達成した実績を公開しています。そのキャリアパスの核心にあるのが、2級→1級の鋼橋塗装技能士取得と、班長への昇格です。資格が条件です。
資格を持っていると、一人親方として独立した際の常用単価にも差がつきます。塗装工の一人親方の常用単価は平均約21,845円(約18,000〜28,000円の幅)とされており、資格保有者は上限に近い単価で交渉できます。
参考:塗装業の一人親方の収入・独立について
GATEN職|塗装業で独立するには?メリットや独立成功のポイントも解説
日当制で働く場合、天候リスクは見落としがちな落とし穴です。塗装作業は雨天・強風時には作業不可となるため、予期せず休みになることがあります。
雨が降ると現場が止まります。これは鉄塔塗装の宿命でもあります。高所での作業は風速10メートル以上でも中止となるケースが多く、季節によっては月に5〜7日程度の不稼働日が発生することもあります。日当25,000円として7日間の損失を計算すると、1か月で約17万5,000円分のリスクがあるということです。
ただし、会社によって対応は大きく異なります。求人票を確認すると、「雨の日でも日当保証」を明記している会社と、「雨天休業=無給」の会社が混在しています。この差は年収に直結するため、転職・就職の際には必ず確認すべきポイントです。
閑散期の対策として、複数の収入源を持つ一人親方や、年間通じて安定した仕事量を確保している大手の専門会社に所属するという方法があります。
特に冬季(12月〜2月)は気温5度以下・湿度85%以上の日には塗装の乾燥が遅れて施工不可になる場合もあります。年間の実働日数を想定して、月収や年収を試算してから求人を選ぶことが大切です。
参考:建設業の休業手当・雨天対応について
社労士事務所スープ|雨天で現場作業がなくなったときの休業手当支払い義務(法的解説)
一般にはあまり知られていない事実があります。鉄塔塗装の職人は絶対数が少ないのです。
兵庫県内の専門会社が公開している情報によれば、「関西でも100人ぐらいしかいない」という記述があります。全国に送電鉄塔は約24万基以上存在し(東京電力・中部電力・関西電力などの管轄を含む)、それに対して塗装できる職人数は非常に少ない。需給バランスが職人有利な状況です。
この希少性が、日当水準を押し上げる構造的な要因の一つになっています。外壁塗装職人は全国に数十万人いますが、鉄塔塗装の専門職人はその100分の1にも満たない人数と考えられています。
希少な職種は不景気にも強いということですね。電力インフラは止めることができないため、送電鉄塔の維持管理・塗装工事は景気に関わらず発注が続きます。塗装の周期は一般に5〜15年とされており、今後も一定の工事量が確保されます。
また、高所作業への心理的ハードルが高いため、同業他職種からの参入も限られています。「高いところが苦手だった先輩も研修期間を終えて安全に作業している」という声が複数の採用サイトに見られますが、それでも心理的ハードルが参入を抑制し、既存の職人の希少価値を高め続けているといえます。
未経験から参入して3〜7年かけてキャリアを積めば、希少性による恩恵を受けやすい職種です。建築業界でのキャリアチェンジを考えている方には、検討する価値が十分ある選択肢といえるでしょう。
参考:送電鉄塔の塗装専門求人・キャリア事例
平世美装株式会社|入社20年で年収900万円・45歳で1,000万円のキャリアモデルを掲載

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