ウレタン床材接着剤の施工下地乾燥温度換気

ウレタン床材接着剤の施工下地乾燥温度換気

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ウレタン床材接着剤の施工

ウレタン床材接着剤:失敗を減らす要点
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下地処理が接着の8割

ゴミ・粉・凹凸・旧ボンド残りを潰すだけで、浮き・はみ出し・目地汚れの確率が一気に下がります。

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オープンタイムを守る

「塗ってすぐ貼る」より、指触乾燥や指定時間を優先。短すぎ・長すぎの両方が不具合原因になります。

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温度・湿度・換気で硬化が変わる

低温では硬化不良リスク、湿度や風通しでオープンタイムがブレます。施工計画に環境条件を組み込みます。

ウレタン床材接着剤の下地処理と下地調整


床仕上げで接着剤トラブルが出る現場の多くは、接着剤そのものより「下地の状態」が原因になりやすいです。
特にウレタン床材接着剤は接着力が強い反面、粉じん・砂・油分・旧接着剤の“薄い残り”の上では、強さが裏目に出て局所的な浮きや部分剥離が起きやすくなります。
下地処理の基本は、次の「3点セット」を外さないことです。


・清掃:ゴミや異物が残ると接着不良になりやすい(塗布面に付着しやすい)
参考)https://www.lilycolor.co.jp/interior/download/data/lytile_sekou.pdf

・凹凸補修:穴や凹みを埋めて乾燥後に平滑化し、必要なら研磨して面を整える
参考)床の下地処理・下地調整の方法 |RESTA DIY教室

・旧ボンド処理:剥がした後に残ったボンドを削り落としてから次工程に進む​
意外に見落とされがちなのが、「下地が緻密すぎる(吸い込みが少ない)と乾燥が遅れやすい」タイプの床です。


参考)床剤を貼る時の下地の知識と接着剤

こういう下地では、反応形接着剤の選定や塗布量の調整で乾燥を促す考え方が必要になります。

ウレタン床材接着剤のオープンタイムと貼り付け可能時間

ウレタン系は「塗ってすぐ貼る」より、一定のオープンタイムを取って半乾き状態で貼る運用が重要です。
目安としてオープンタイムは一般に10~30分程度とされ、指で触れて糸を引かずベタつきが少ない“指触乾燥”を目安にする説明もあります。
オープンタイムが短すぎると、乾ききらない接着剤が原因でズレやすくなったり、目地からはみ出すリスクが上がります。lilycolor+1​
逆に長すぎると接着力低下から浮きの原因になり得るため、「取れば取るほど安心」ではありません。

施工で再現性を上げるコツは、時間だけで判断せず、次をセットで管理することです。


・塗布後、塗布面にゴミが落ちない動線(職人の歩き回り、材料開梱の位置)​
・当日の温度・湿度・風通しでオープンタイムが左右される前提の段取りwako-dou+1​
・圧着(ローラー掛け等)を“圧着可能時間内”に必ず終える運用
参考)https://www.yayoikagaku.co.jp/howto/pdf/guideline/yuka/02_9.pdf

ウレタン床材接着剤の温度と湿度と硬化

オープンタイムや貼り付け可能時間は、接着剤の種類だけでなく、下地材質、塗布量、気温、湿度、風通しでも左右されます。
メーカーの施工要領でも、温度・湿度でオープンタイム等が大きく変わるため、施工時の条件に注意して塗布量を決める考え方が示されています。
現場で強く意識したいのは低温時です。


エポキシ系・ウレタン系接着剤は5℃以下では硬化しないため使用を避ける注意喚起があります。


参考)https://www.wako-dou.com/netshop/nonslip/takiron/2020/pdf/GK_seko.pdf

冬場の朝イチや無暖房の改修現場では「室温は上がったが床面温度が低い」ことがあり、床面温度の確認を工程管理に入れると事故が減ります。

もう一つ、意外に現場で差が出るのが“オープンタイム短縮の誘惑”です。


急いで短く貼ると接着面積が大きくなって接着強度が高まる側面がある一方、ガスによるフクレが発生しやすくなるという説明もあります。

「強く貼れたはずなのに後からフクレた」現象は、こうした条件の組み合わせで説明がつくことがあります。

ウレタン床材接着剤の換気とSDSとF☆☆☆☆

ウレタン床材接着剤は、性能だけでなく安全面の管理が施工品質に直結します。
SDSでは「作業所の十分な換気を確保する」「粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しない」などの注意書きが示されています。
内装でよく話題になるホルムアルデヒドについても、床仕上げ用接着剤でJIS A 5536のF☆☆☆☆表示が明記される例があります。


参考)https://www.biz-lixil.com/service/law/sds/pdf/LZZZZ036_SDS_LIXIL_240601.pdf

また、床タイル・床シート用のウレタン樹脂系接着剤で、JIS A 5536の製品認証やF☆☆☆☆、さらに4VOC基準適合が示されている品質証明書の例もあります。


参考)https://www.lic-net.jp/info/files/20180731_%E3%82%A6%E3%83%AC%E3%82%BF%E3%83%B3LS_%E5%93%81%E8%B3%AA%E8%A8%BC%E6%98%8E%E6%9B%B8%E3%83%BBSDS.pdf

施工者目線での「独自視点」に近い話として、換気は“安全のため”だけでなく“オープンタイムの再現性”にも効きます。


風通しが変わればオープンタイムが変動する前提があるため、同じ部屋でもサーキュレーターの向きや開口部の開け方で貼りやすさが変わり得ます。

換気計画を雑にすると、片側だけ乾きすぎ・もう片側は乾かない、というムラが出て、結果としてズレや目地のはみ出しを誘発しやすくなります。lilycolor+1​
参考:温度・湿度・風通しでオープンタイムが変わる点、低温(5℃以下)で硬化しない注意
https://www.wako-dou.com/netshop/nonslip/takiron/2020/pdf/GK_seko.pdf
参考:オープンタイム不足によるはみ出し、塗布面のゴミ付着による接着不良の注意
https://www.lilycolor.co.jp/interior/download/data/lytile_sekou.pdf
参考:SDSにおける換気・吸入回避・F☆☆☆☆表記(JIS A 5536)の例
https://www.biz-lixil.com/service/law/sds/pdf/LZZZZ036_SDS_LIXIL_240601.pdf




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