外壁塗装は、足場の設置から始まり、完了までに約2週間かかる大規模な工事なんです。具体的な工程をご紹介しますね。
まず、工事1日目に足場を設置し、飛散防止ネットを張ります。その後2-3日目に外壁の補修とコーキング工事を行います。4日目には高圧洗浄で外壁の汚れを落とし、5-6日目は養生作業です。
7-10日目が本番の塗装工事。下塗り、中塗り、上塗りと丁寧に3回塗りを行っていきます。最後に11-12日目で付帯部分の塗装を行い、13日目の最終点検と足場解体を経て、14日目にお引き渡しとなります。
外壁塗料には様々な種類があり、それぞれに特徴があるんですよ。
塗料の種類 | 特徴 | 選び方のコツ |
---|---|---|
アクリル塗料 | 色の種類が豊富で比較的安価 | おしゃれな外観重視の方向け |
ウレタン塗料 | 耐久性が高く光沢感がある | 高級感を求める方向け |
シリコン塗料 | 防水性に優れ汚れにくい | 雨風の多い地域向け |
フッ素樹脂塗料 | 最高級の耐久性を誇る | 長期保証を求める方向け |
外壁塗装の施工方法は大きく分けて「ローラー工法」と「吹き付け工法」の2種類があります。
ローラー工法は、手間はかかりますが、分厚い膜厚をつけることができ、耐久性が高くなります。環境にも優しく、塗料の飛散も少ないのが特徴です。
吹き付け工法は施工が楽で仕上がりがキレイですが、塗料が飛散しやすく、養生に手間がかかります。また、ローラー工法に比べて耐久性は若干落ちます。
DIYで外壁塗装にチャレンジする場合は、以下の手順で進めていきましょう。
まずは足場の設置から。これは安全面を考慮して、専門業者に依頼することをおすすめします。
次に外壁の洗浄を行い、その後下地処理に入ります。下地処理では、クラック補修、コーキング補修、ケレン作業(目粗し)の3つが重要なポイントです。
塗装は下塗り→中塗り→上塗りの3工程で行います。築年数が古い場合は、4回塗りが推奨されます。
外壁塗装後の耐久性を高めるためには、正しい塗布量と塗り重ね時間(インターバル)を守ることが大切です。
塗料は上から下に向かって塗っていき、均一に塗ることを心がけましょう。また、一度に全面を塗らず、面ごとに分けて塗ることで、よりキレイな仕上がりになります。
定期的なメンテナンスも忘れずに。一般的な耐用年数は10年程度ですが、フッ素樹脂塗料やピュアアクリル塗料を使用すれば、より長持ちさせることができます。