

ボッシュ系マルチツール(カットソー)は、先端工具(ブレード)の交換が速いこと、作業に応じて回転(振動)数を調整できることが、使い勝手の評価を押し上げやすいポイントです。
特にDIY向けの取扱説明書でも、材料に合わせて振動数を落とす指示(柔らかい材料は“4”以下など)が明記されており、無理に全開で当てない運用が前提になっています。
一方、レビューで見落とされがちなのは「切れ味=本体性能」ではなく「替刃の種類と状態の影響が支配的」という点です。
参考)https://www.bosch.co.jp/pt/manuals/pdf/MLT1108.pdf
同じ本体でも、木材用・金属用・石こうボード用・シーリング除去用などで先端工具が変わる設計なので、用途違いの刃で切ろうとすると“切れない工具”扱いになりやすいです。
現場目線での評価の読み方は、次の観点でレビューを分解すると精度が上がります。
ボッシュのマルチツール周りで頻出するのがStarlock(スターロック)で、これはブレードの取付互換と交換性を軸にした規格として語られます。
製品情報では「ブレード取付・取り外しが1秒のスナップイン」など、工具レス交換の訴求が明確で、段取り替えが多い現場ほど評価に直結します。
ただし、替刃コストは評価が割れやすい論点です。
「替刃が安い」という声がある一方で、スターロック系は高く感じるという記述もあり、購入者が比較している替刃(純正/互換/材質)が違うと結論が反転します。monotaro+1
ここは、単価だけでなく“1カット当たり”で見るのが現場的です。
参考(Starlockや機能説明の根拠として有用)
ボッシュ公式のプロ向け動画:スナップインで工具レス交換、StarlockMax、振動角度などの説明部分が確認できる
https://www.youtube.com/watch?v=d9yj6-2xCcE
取説ベースでも、カットソーブレードは「木材、石こうボード、釘、銅管」「金属、石こうボード、ステンレス、ビス、釘」など、対象別に前提が分けられています。
つまり“1枚で全部”は現実的には難しく、建築作業では「下地材」「仕上げ材」「混入物(釘・ビス)」の3点セットで刃を決めるのが事故が少ないです。
建築従事者がやりがちなミスは次の2つです。
意外と効く小技として、同じ材料でも「切込み(ポケット)」「きわ切り」「剥離(シーリング)」で先端工具の形状が変わる点は押さえておきたいところです。
シーリング剤除去などはナイフ刃が想定されており、無理に鋸刃でこじるより仕上げ面の傷リスクを下げやすいです。
参考(作業別の先端工具の分類がまとまっていて現場教育に使える)
ボッシュDIY向けマルチツール取扱説明書PDF:対象材と先端工具の対応、振動数目安、交換手順の注意点が確認できる
https://www.bosch.co.jp/pt/manuals/pdf/MLT1108.pdf
マルチツール系は「音がとにかくうるさい」「振動がかなりある」といった口コミが出やすく、評価を落とす要因になりがちです。
ただ、運用で改善できる領域も多く、取説にあるように材料に合わせて振動数を落とすだけでも“鳴き”と疲労が減るケースがあります。
建築現場で効く対策は、道具や防具より先に「当て方」を変えることです。
ここで見落とされがちな“意外な情報”として、先端工具の取り外しは作業直後に熱くなっている可能性があり、取説でも注意喚起されています。
素手で触って軽い火傷→手袋が汚れて滑る→落下、のような連鎖が起きるので、交換のたびに「熱い前提」で動線を組むと安全側に倒せます。
検索上位の“評価まとめ”は、切れ味・パワー・互換・価格で終わりがちですが、建築従事者にとっては「替刃をどう運用すると原価が下がるか」が実は一番の評価ポイントです。
特に、スターロック等で交換が速いほど「早く替える」判断がしやすくなり、ダメな刃で粘って材料を傷める損失(手戻り)を抑えやすい、という逆転現象が起きます。
おすすめの運用ルールを、職長・班で共有できる形に落とすとブレません。
そして最後に、評価を高くする一番地味で効く手は「作業別に振動数の基準を決める」ことです。
取説でも材料で振動数を下げる指針が示されているので、現場で標準化すると“誰が使っても同じ品質”に寄せやすく、工具の評価が安定します。

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