

建築現場でブロワを「効く道具」にするには、スペック表の“風量”と“風速”を分けて理解するのがコツです。風速は一点に当てて吹き飛ばす強さ、風量は広く押し流す量で、木屑や粉塵の集め方が変わります。
例えば同社の36Vガーデンブロワーバキューム系では、ブロワー風量2.48m3/min、風速219km/h(=約60.8m/s)といった数値が示され、単純な「風が強い弱い」だけでなく、ノズルやモード運用込みで性能を読む必要があります。実際、連続使用時間もTURBOとECOで大きく変わり、TURBO約28分/ECO約55分と明記されているため、終日連続ではなく“短い清掃を回す”前提で組み立てると失敗しにくいです。
また18Vクラスでも、製品によっては最大風速や風量調整(ダイヤル段数+トリガ)を持つものがあり、清掃対象(木屑の粒・粉塵の舞い・養生の有無)に合わせて「弱で寄せて、最後だけ強」などの段取りが現実的になります。現場では騒音・粉塵飛散のリスクもあるため、最大出力一択で考えず、可変できる機種を選ぶと作業者のストレスも減ります。
口コミで目立つのは、コードレスの取り回しと「ちょい掃除」に対する評価です。コード式から乗り換えた人ほど、移動の早さ・段取りの少なさをメリットとして挙げやすく、現場でも同じ構図になります(脚立の上、片手作業、狭所など)。
一方で不満として出やすいのは「コード式よりパワーが劣ることがある」という点です。実際、レビューには“古いコード付き他メーカーよりパワーは劣る”旨が書かれており、強風で押し切る掃除を期待するとギャップが出ます。ここは設計思想の違いで、コードレス=万能ではなく、用途を割り切ると評価が安定します。
また価格.comのユーザーレビューでも、同社のバッテリー共用ができる人には「本体だけ購入で済む」「コードレスで気軽に使える」ことが推しポイントになっています。逆に、ブロワ単体を初導入する人は、バッテリー・充電器込みの総額と運用(予備バッテリー)を最初に見積もらないと、後から割高に感じやすいです。
建築従事者向けに重要なのは、性能そのものより「現場で揉めない使い方」です。ブロワは粉塵を“動かす”道具なので、屋内・共用部・近隣が近い現場では、強運転で一気にやるほどクレーム要因になります。だからこそ、風量調整やモード(TURBO/ECO)を持つ機種は、作業品質と安全配慮の両立に効きます。
意外と盲点なのが、粉塵を舞わせた結果「結局、清掃が二度手間になる」ケースです。たとえば石膏ボード粉や木粉は、強風で舞うと別エリアに再付着しやすく、養生の隙間や設備の吸気フィルタ側へ回り込むことがあります。ブロワを使うなら、最後は集塵(バキューム)に切り替えられる2in1タイプや、そもそも掃除機との役割分担を作る方が、現場としての評価は上がりやすいです。
36Vの2in1系は集塵容量30Lのようにバッグ容量が大きく、吹き飛ばし→吸い込みの流れを作りやすいのが強みです。連続使用時間もバキューム側でTURBO約26分/ECO約50分と示されているので、粉塵の“回収”まで含めた運用を想定して機種選定できます。
現場でコードレスを評価するなら、最大風量より「実稼働時間×予備運用」です。36Vガーデンブロワーバキュームでは充電時間100分の記載があり、1本運用だと昼の清掃が続く現場では普通に詰みます。対策はシンプルで、予備バッテリーを前提にするか、そもそもブロワを“短時間で区切って使う道具”として工程に組み込みます。
また18Vラインは同社のバッテリーを流用できる人にメリットが大きいです。価格.comのレビューでも「マルチツールを持っていてバッテリー共用できるので本体だけ購入」といった文脈があり、総コストの最適化が評価に直結しています。建築現場では、同一電池系統で工具を揃えると、充電器の種類が減って置き場の混乱も減ります。
さらに、カタログ上の連続使用時間は「強:約13分、中:約30分、弱:約80分」のように段階で示されることがあり、弱運転を“常用”できる現場(軽い木屑・養生内の仕上げなど)だと体感コスパが一気に上がります。逆に強運転前提の清掃(重い砂・濡れた落ち葉)では、電池消費が早く「思ったより使えない」という評価になりやすいです。
検索上位のレビューが「庭の落ち葉」中心になりがちな一方で、建築現場の木屑清掃には独特の“効かせ方”があります。ポイントは、ブロワで完結させないことです。ブロワは「寄せる道具」、回収は「集塵・袋詰め」の道具に任せると、粉塵の再飛散が減り、清掃品質が安定します。
具体的には、次の運用が現場でハマりやすいです。
・🧹 「弱~中」で木屑を一直線に寄せて“山”を作る(舞い上げない)
・🧤 山の周辺は手箒・ちりとり・バキュームで回収(飛散ゼロを狙う)
・🚪 サッシレールや巾木際など“線ゴミ”は細口ノズルでピンポイントに動かす
・🧯 仕上げ前は強風を避け、粉塵を別部屋へ逃がさない(是正の手戻り防止)
ここで2in1(ブロワ+バキューム)が効くのは、「寄せた山をそのまま吸う」動線が作れる点です。36V系は集塵容量30Lの記載があり、こまめに捨てる手間を減らしやすいので、清掃担当が固定でない現場でも運用が崩れにくいです。結果として、道具の評価が“スペック”ではなく“工程短縮”で上がります。
モノタロウ商品説明(18Vコードレスブロワ)には「POWERCOMMANDボタンで20%パワー増量」や「従来品より10%パワー増量」などの記載があり、瞬間的な押し込みができる設計思想が読み取れます。建築現場でも、常時強ではなく「最後の一押しだけ強」ができると、粉塵リスクを抑えつつ時間短縮が狙えます。
現場清掃の考え方(粉塵・安全・衛生)を確認したい場合の参考。
労働安全衛生総合研究所(JNIOSH)関連ページ:粉じん障害防止や作業環境管理の考え方がまとまっている
https://www.jniosh.johas.go.jp/

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