

釘打機は、動力で見ると「エア式(常圧・高圧)」と「電動釘打機」に大別するのが実務的です。
エア式はコンプレッサーとホースが必須で、電動釘打機はバッテリーで動くためホースが不要、という整理で現場の段取りを組めます。
さらにエア式は「高圧ロール釘打機」「常圧ロール釘打機」のように空気圧レンジが違い、高圧のほうが小型軽量でハイパワー・反動が少ない、という方向性で選定されがちです。
ここで誤解が起きやすいのが、「電動=万能」ではない点です。
参考)302 Found
電動釘打機はホースがないだけでなく、コンプレッサー運転音がないぶん静音に寄りやすい一方、バッテリー搭載で重量増になりやすく、本体価格も上がりやすい傾向があります。
また電動は製品によってロール釘に非対応なことがある、とも指摘されているため、現場で普段使う釘の形態(コイル連結など)と相性確認が必要です。
同じ「釘打機」でも、現場での主戦力になりやすいのはロール釘打機で、ここで高圧・常圧の差を理解しておくと失敗が減ります。
高圧ロール釘打機は、常圧より小型軽量かつハイパワーで安定した打込力があり、反動が少ない点が大きいと説明されています。
空気圧の目安として、高圧はおよそ1.2~2.3MPa、常圧はおよそ0.39~0.83MPaの範囲で使用可能、という数値が提示されています。
一方で常圧ロール釘打機は、高圧に比べて反動が大きいが本体価格が安い、というトレードオフが示されています。
参考)https://www.semanticscholar.org/paper/6089835f4ce26dacbb433e6815d67caaab026eee
「太くて長い釘を頻繁に打つかどうか」で判断し、必要十分なら常圧でも成立する、という考え方ができます。
電動釘打機の検討時も同じで、強い打ち込みが必要な工程を担わせるのか、内装寄りの工程の“サブ機”にするのかで、要求性能(重量・価格・連射・取り回し)が変わります。
釘打機選定で実は一番事故りやすいのが「本体の種類」ではなく「釘の種類と規格」です。
連結釘にはワイヤー連結タイプとシート連結タイプの二種類があり、機種によって片方のみ対応、または両対応があるため装填方式の確認が要点になります。
加えてJIS規格の代表例として、N釘(汎用)、CN釘(2×4材用太め)、BN釘(2×4材用細め)、GN釘(石こうボード用)、CNZ釘(メッキ付きCN釘)、SN釘(シージングボード用釘)などが整理されています。
この「釘の側の都合」が、電動釘打機の“種類選び”に直結します。
たとえばGN釘(石こうボード用)を多用するのに、対応表が薄い機種を買うと、結局は別機を増やすか、手打ち・下穴などの遠回りが発生します。
逆に、対応釘が多い(=現場で釘の融通が利く)というだけで、搬入や在庫管理のストレスが減り、施工スピードの安定に繋がります。
電動釘打機の代表的な強みとして、エアホースが不要で、コンプレッサーやホースに接続しなくてよい点が挙げられています。
静音性についても、エア式はコンプレッサーの動作音が課題になり得るのに対し、電動式はモーター音と射出音が中心で、比較的静かに使えると説明されています。
さらに、電動式はコンプレッサーやエアホースが不要なため、導入後は基本的に釘代が中心になり、維持費が安い傾向、という整理もされています。
加えて、メンテナンス面でも、エア式はコンプレッサー等の管理が絡む一方、電動式は定期清掃などで運用しやすい、という現場向けの言い方がされています。
ただしここは「手間がゼロ」という意味ではなく、粉じん環境での清掃、マガジン周りの異物除去、釘の品質(連結の割れ・曲がり等)まで含めた“詰まり対策”が仕事になります。
電動釘打機を導入するなら、工具の台数を減らす目的だけでなく、「ホース取り回し時間を削る」「養生を傷つけるリスクを下げる」といった工程改善の視点で評価すると投資判断がしやすいです。
電動釘打機は便利ですが、見落とされがちな落とし穴として「ロール釘に非対応な製品も多い」という指摘があります。
理由として、海外の規制・規格を前提に設計されている場合があり、ロール釘対応機がまだ少ない、という説明がされています。
この手のミスマッチは、スペック表を見ても気づきにくく、実際の“現場の釘の流通”(いつも使っているコイル釘が入るか)で初めて顕在化します。
さらに注意点として、海外製の電動釘打ち機は日本の規格や法律に適合していない場合がある、という指摘もあります。
日本のJIS規格に定められた釘に対応していない可能性があり、構造物で使用できない可能性がある、とも書かれています。
ここは「工具が動くか」ではなく「現場で合法・適法に運用できるか」「検査・是正で止まらないか」という観点で、購入前に“型式と対応釘の根拠”を残すのが安全です。
(国内販売の釘打機の安全機構・法的な安心感の参考)
https://www.bildy.jp/mag/airnailgun-guide/
(電動釘打機の強み・弱み、ロール釘や規格リスクの注意点の参考)
https://www.handscraft.jp/news/nailer-how-to-read-how-to-choose-kinds/

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