

デウォルトの18V XR(北米表記だと20V MAX)は、ブラシレス採用を前面に出したジグソーが主力で、「稼働時間とパフォーマンス向上」を売りにしています。特にDCS334系はブラシレス化により従来機からアップグレードされた説明がされており、工具側の設計も見直されています。
実務で効くのは、材料や刃物に合わせて回転(ストローク)を作業者が素早く調整できる点で、可変速ダイヤルが「手が当たってズレにくいクリック感(ラチェット)」として評価されることがあります。
一方で「ブラシレス=何でも正確」という話ではなく、ジグソーは構造上ブレードがしなりやすい工具なので、材料・刃・押し当て・スピード設定がズレると直進精度は簡単に崩れます(この前提を押さえた上で評価すると失敗が減ります)。
デウォルトの主な選択肢は、Dハンドル(例:DCS334)とバレルグリップ(例:DCS335)で、持ち方と操作系が作業性に直結します。
DCS335側は「バレルグリップで曲線や細かい取り回しのコントロールが良い」という評価が出やすい一方、操作系(トリガーの有無など)の好みで選択が割れやすいのが実情です。
スペック面ではDCS335の例として、無負荷ストローク数が最大3200spm、ストローク長26mm、木材切断能力135mm、4段オービタル、ベースの角度調整などが明記されており、数字上は現場用途に十分なレンジです。
オービタル機構は「上下運動に前後運動を足して切断速度を上げる」仕組みで、直線を速く切りたい場面に向く一方、切断面が荒れやすいというトレードオフがあります。
曲線や仕上げ面を優先したい場面では、オービタルをオフ(または弱)にして、スピード(ストローク数)も下げるのが基本で、特に金属切断ではオービタルを使わない注意が一般的です。
なお、ジグソー全体の選びの目安として「ストローク数3100min-1程度、ストローク幅20mm以上」を推す比較記事もあり、デウォルトの上位機はこのクラスを満たす設計が多いです。
デウォルトは工具不要のブレード交換を訴求しており、現場で刃替え頻度が高い作業(開口・ボード・下地の切り回し)では段取り短縮に効きます。
また、DCS334の設計見直し点として「ブレードクランプの改良」「ベアリング周りを低い位置にしてブレードのたわみ(deflection)を抑える」など、精度面に効く変更が説明されています。
意外に見落とされがちですが、旧モデルでUシャンクも受ける設計は「保持が甘くて不満が出た」という指摘があり、現場では基本的にTシャンク主体で刃を揃える運用の方がトラブルを減らしやすいです。
検索上位の“カタログ的レビュー”だと流されやすいのが、ベース(シュー)の直角と当たり面の検収で、ここが甘いと「機械は良いのに切断が直角に出ない」という評価に直結します。
とくにベベル(角度)調整機構がある機種は、0°復帰が簡単そうに見えて、現場の粉じん・噛み込み・締め付け不足で微妙にズレることがあるため、導入直後に90°確認(スコヤでベースと刃の関係を見る)をルーチン化すると評価が安定します。
加えて、ジグソーは「押し当て圧」と「送り」が強いほど刃が逃げやすいので、直角が出ない時に本体不良と決めつけず、オービタルを落としてスピードも下げ、刃を新品にして再現確認するのが現場的には早いです。
参考:オービタル機構の仕組みと、直線向き/曲線不向き・切断面が荒くなる注意点(設定の考え方)
https://www3.roymall.jp/shop/e/ejigsaw/

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