糸面取り 図面指示 と 注記 角部 バリ

糸面取り 図面指示 と 注記 角部 バリ

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糸面取り 図面指示 と 注記

糸面取り 図面指示 の要点
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「糸面取り」は寸法が曖昧になりやすい

図示しない=自由ではなく、「バリによる問題を起こさない範囲で、形状を壊さない」意図を注記で補強すると伝達が安定します。

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注記は「対象」「理由」「限度」を入れる

角部がどこを指すかで誤解が出るため、対象面・対象エッヂの指定と、怪我防止などの理由、許容する仕上げレベルを最小限で書きます。

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外注・海外では解釈差が大きい

「糸面取り」に対応する英語がなく、burr-free 等の文章指示が一般的なので、発注形態に応じて指示を切り替えるのが安全です。

糸面取り 図面指示 の 意味 と 角部


糸面取りは、C面取りやR面取りのように「形状+大きさ」を図示して一義的に決める指示とは異なり、主目的が「エッジ部のバリを落とす」ことに寄った“最小限の角処理”です。実務では、寸法を細かく指定せずにバリ起因の不具合を避けたい、しかし図示した形状を変えるほどの加工は避けたい、という意図が含まれます。こうした意図の文章化として「バリによる問題が発生しないように仕上げる」「ただし図示形状と異なるレベルの加工は加えない」といった説明が示されています。
一方で「角部」という日本語が曲者です。角部は、正面図で見える角だけを想像する人もいれば、端面(エッヂ)まで含めて解釈する人もおり、板金カバーやパネルのように“見える角・見えない角”が混在する形状ほど、加工者が迷いやすいと指摘されています。だから、糸面取りの図面指示では「どの角部か」を“言葉で限定”する設計配慮が重要になります。


参考)糸面取りとは?

糸面取り 図面指示 の 注記 例 と バリ

糸面取りは、図示で寸法を与えないぶん、注記が実質的な「指示の本体」になります。糸面取りの意図は“バリをなくすこと”に強く紐づくため、注記の書き方は「加工指示」よりも「品質要求(バリを許さない)」に寄せた方が誤解が減ります。実際に、糸面取りを使わず「各エッジ部にバリ無き事」と表記されることも多い、とされています。
注記の書き方のコツは、次の3点をワンセットにすることです。


・対象:どこをやるか(角部/端面/エッヂ/外周など、誤解しにくい言い方)
・理由:なぜ必要か(怪我防止、組立時の引っ掛かり防止など)
・限度:どこまでやってよいか(形状を崩さない、など)
この「理由+箇所の指示」を可能な範囲で追記してほしい、という設計側への提案が示されています。

注記例(そのまま使える形の“型”として)。
・「角部:バリ無きこと(怪我防止)」
・「端面エッヂ:バリ無きこと(組立時干渉防止)」
・「指示無き角部:糸面取り(形状を崩さない範囲)」
このように、糸面取りの図面指示を“バリ基準”に寄せると、加工手段(ヤスリ、ブラシ、機械加工など)が変わっても要求の芯が残ります。

糸面取り 図面指示 と C面取り R面取り

C面取り・R面取りは、図面上で形状とサイズを明確に指示するため、設計意図が伝わりやすい反面、加工も検査も「狙うべき数値」が発生します。たとえばC面取りは「C3.0=45度でエッジ頂点から3mmの点でカット」、R面取りは「R3.0=円弧半径3mm」といった具合に、図面寸法を守ることが前提になります。
これに対し糸面取りは寸法を図示しないため、一般的な仕上がりが「R0.2~0.3、またはC0.2~0.3程度」とされつつも、製品が大きい場合はもう少し大きくなることもあり得る、と説明されています。つまり糸面取りは、製品サイズや加工現場の常識に依存しやすく、設計側と製造側で“同じ言葉でも像が違う”状態が起こり得ます。

ここで注意したいのが、「じゃあC0.2~0.3と書けば確実では?」という発想です。記事では、C0.2~0.3のように明確に書くと、製造側はC0.25を狙う高精度加工や、要求内に入っているかの検査が必要になり、手間とコストが増える、と具体的に述べています。糸面取りは、あえて緻密な管理を避けることで経済性を得る指示でもあるため、「どこは糸面取りでよいか/どこはC・Rで固定すべきか」を図面指示の設計として切り分けるのが現実的です。

糸面取り 図面指示 の 独自視点 と 3D

見落とされがちですが、糸面取りは「3Dモデルに形状として反映されない」ことが多く、ここが調達先や加工環境の違いを増幅させる要因になり得ます。記事では、3D-CADのモデル設計とCAD-CAMで加工が成長してきた背景では、C面取りやR面取りはモデルにきちんと反映される一方、糸面取りは3Dモデルに反映しない、と説明されています。つまり、2D図面の注記にだけ存在する要求は、3D中心の現場ほど“要求の存在感が薄くなる”リスクがあります。
さらに海外調達の文脈では、「糸面取り」に対応する英語がなく、図面では「Must be free from burrs」「Corners to be burr-free」など“burr-freeの文章指示”が実際に使われる、とされています。ここは、単なる翻訳の問題ではなく、発注仕様の作り方の問題です。糸面取りの図面指示をそのまま輸出するより、最初から「バリ無きこと」を中心に据えた注記へ寄せた方が、認識齟齬を減らしやすい、というのが実務的な落としどころになります。

独自視点としての提案(運用の小技)。
✅ 図面注記が「糸面取り」だけの部品は、発注時のQ&A(確認事項)に“角部の解釈(端面含むか)”を1行で入れる
✅ 3Dを渡す場合は、3D側に面取り形状が無いことを前提に、2D注記を“検査項目(バリ無きこと)”としても明文化する
✅ 量産立上げ初期だけは、糸面取りをやめて小さなC面取りに切り替える判断もあり得る(曖昧さを減らすため)、という示唆もあります
これらは、糸面取りの長所(経済性)を残しつつ、図面指示の弱点(曖昧さ)を工程側で補う考え方です。

角部の解釈が揺れる問題(「角部」が正面図の角なのか、端面エッヂまで含むのか)についての具体例と改善案。
https://www.industrial-machine-cover.com/point/2376.html
糸面取りが「バリ無きこと」と密接で、寸法を明確化するとコスト・検査負担が増えること、海外ではburr-freeの文章指示が一般的であること。
糸面取りとは?




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