コンクリート表面強化含浸材 施工方法 比較 選定基準

コンクリート表面強化含浸材 施工方法 比較 選定基準

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コンクリート表面強化含浸材 施工方法

コンクリート表面強化含浸材の要点
🧪
種類の違いを先に決める

緻密化型(けい酸塩系)と撥水型(シラン系)は狙える効果が異なり、同じ「含浸材」でも施工条件と失敗パターンが変わります。

🧹
下地処理が性能の上限を決める

レイタンス・油分・脆弱部が残ると、含浸不足やムラ、後工程との付着不良が起きやすくなります。

⚠️
既中性化面は「効くほど危ない」ことがある

未中性化では抑制効果があっても、既中性化では中性化進行が増えるケースが報告されており、適用範囲と狙いを明確にする必要があります。

コンクリート表面強化含浸材 種類 比較 けい酸塩系 シラン系


コンクリート表面強化含浸材は、表面に塗布して内部へ含浸させ、表層の組織を改質して耐久性を上げる「表面含浸工法」に使う材料です。
実務でまず押さえる分類は、緻密化型(けい酸塩系)と撥水型(シラン系)で、前者は表層を緻密化して劣化因子の侵入を抑える狙い、後者は撥水性付与で吸水を抑える狙いになります。
「表面強化」と言われると硬さアップのイメージが先行しますが、土木研究所の施工マニュアルでも表面含浸は“水分や塩分などの浸透抑制”を軸に位置づけられており、目的の置き方を間違えると期待値と評価指標がズレます。
また、けい酸塩系でも“固化型・反応型・混合型”のように挙動が分かれ、製品ごとに含有量や反応性が違うため、同じ系統名だけで性能を決め打ちしない方が安全です。linack+1​
補修全体の設計目線では、表面含浸は「水処理(止水・排水)」とセットで考えるのが基本で、雨水や結露など水分の供給経路を潰せないと、含浸材単独で粘る設計になりがちです。


参考)(1)塩害で劣化した橋台の補修(表面含浸工)

コンクリート表面強化含浸材 効果 防塵 緻密化 ひび割れ

けい酸塩系表面含浸材は、コンクリート表層部を緻密化し、劣化因子の侵入を抑制する特徴が整理されています。
製品・条件にもよりますが、微細ひび割れ(例:0.2mm以下)を閉塞する、といった説明がされることがあり、粉じん発生の抑制(防塵)や表層の“締まり”の改善を期待して採用される場面があります。
ただし、この種の「ひび割れを閉塞」は“万能の止水”ではなく、コンクリート側の反応に必要な成分や状態(Caや水など)に依存するため、漏水がある現場でいきなり含浸材に賭けると読み違いになります。
一方、撥水型(シラン系)を含む表面含浸は、水分の浸入抑制を通じて劣化進行を遅らせる考え方で語られ、凍害・塩害・ASRなど“水が絡む劣化”で選択肢に入ります。

意外に知られていない実務ポイントとして、表面含浸は外観が大きく変わらない場合があり、施工済みかどうかが目視で判別しにくいので、将来の再補修や材料相性の判断に備えて「塗布範囲を記録として残す」ことが重要、と明記されています。

コンクリート表面強化含浸材 施工方法 下地処理 水分率 養生

表面含浸工法は、材料をローラー・ハケ・スプレー等で塗布して含浸させる工法で、工程としては足場・養生→下地処理→塗布→養生といった流れで整理されます。
下地処理では、高圧洗浄で汚れを落とし、残った石灰分等をサンダーワイヤーブラシで除去してコンクリート面を露出させる、といった記述があり、ここを甘くすると含浸材が“吸い込まれる母材”に到達しません。
メーカー資料でも、浮き・脆弱部・レイタンス・油分の除去や必要な防錆処理を先に行うことが施工方法として示されており、下地処理は「性能を出す工程」であると同時に「不具合を消す工程」でもあります。
含浸材は種類によってコンクリート面の水分率に規定があるとされ、水分計で測定して施工方法を選定する、という考え方が紹介されています。


参考)表面含浸工法について

さらに土木研究所のマニュアルでは、施工のための現地調査で“供給される水分(結露・漏水・水掛かり)”を重点的に確認すべきとされ、硬化前に水と接触すると品質が悪くなり所定性能が得られない、と注意されています。

現場での失敗を減らすチェック観点(入れ子にしない簡易版)を置きます。


  • 🧱 脆弱部が残っていないか(叩き・目視・必要なら補修を先行)

    参考)https://daido-toryo.co.jp/pdf/50-1191.pdf

  • 🧼 油分・タイヤ痕・剥離剤が残っていないか(洗浄方法を見直す)daido-toryo+1​
  • 💧 施工中に結露しない環境か(冬季・河川上・夜間は要警戒)​
  • 🌧️ 施工直後に雨掛かりしない段取りか(養生の計画を先に固める)​

コンクリート表面強化含浸材 選定基準 中性化 既中性化 独自視点

選定基準で一段深い落とし穴が「中性化の状態」です。
土木学会年次講演の報告では、未中性化の供試体では含浸材塗布により中性化進行深さが低減した一方、既中性化の供試体では“無塗布より中性化進行深さが増加したケースがある”ことが示されています。
つまり「中性化を抑えるために塗る」という単純な話にならず、既中性化領域では、狙い(吸水抑制・遮塩・表層保護など)と副作用の見込み(中性化進行の評価)を切り分けた上で、適用範囲を決める方が安全です。
ここが検索上位記事で軽く流されやすい“独自視点”としての実務提案です。


  • 🧭 「中性化対策」と「吸水抑制対策」を言葉で分けて仕様書に書く(目的を混ぜない)。linack+1​
  • 🧪 中性化深さの調査結果を前提条件として、未中性化ゾーン中心に塗布する、または中性化が進んだ面は別工法(断面修復・被覆等)を検討する。linack+1​
  • 📝 “外観が変わらず施工済み判定が難しい”点を前提に、将来の再補修で材料相性の問題が出ないよう、塗布範囲・材料名・ロット・施工日・天候・表面状態(乾湿)を写真と一緒に残す。​

参考:表面被覆・含浸工法の選定、施工管理、不具合回避の考え方(公的マニュアル)
土木研究所「コンクリート構造物の補修対策施工マニュアル 2022年版」(表面被覆・含浸工法の留意点、施工前調査、水分影響、不具合回避)




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