

ミルウォーキーのコードレス電動カンナ(M18 3-1/4” Planer系)の評価で最初に見たいのは、「押しても回転が落ちにくいか」「面が波打たないか」です。実作業レビューでは、モーター回転は14,000RPMで、ドアの削りや広葉樹のエッジ加工でもパワー低下(ボギング)が目立たず、切削がスムーズだったと報告されています。
仕上がりは、工具の性能だけでなく“押し方”が支配します。レビューでも「送り速度」と「切込み深さ」が仕上がりを左右すると明言され、1/64、1/32、1/16インチ相当の設定で良好だったとされています。
現場でのおすすめ運用は次の通りです(無理な一発削りを避け、段取りで勝つ考え方です)。
また、最大切込みは0〜5/64インチの範囲で、20段のラチェット(ロック)式調整という仕様が紹介されています。クリックで位置決めされるため、現場で「いつの間にかダイヤルがズレた」を減らしやすいのが利点です。
参考)https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10830826/
充電式電動カンナの評価は「削れるか」より、「一日の段取りが崩れないか」で決まります。レビューでは、メーカー公称として“2インチ材を1/16インチ設定で、パイン75回(3フィートカット)、オーク58回(同)”というランタイム目安が語られています。
さらに同レビューの実測テストでは、1/16インチ設定で、ポプラを合計330フィート+メープルを60フィート削れたとされ、現場の「ちょい削り〜建具の調整」を回す用途では十分戦える印象です。
一方で、ここを誤ると評価が一気に落ちます。
ミルウォーキーがバッテリー、モーター、制御(集積回路)を組み合わせた設計思想を前面に出している点も、運用評価の背景として押さえておきたい部分です。国内解説では、REDLITHIUM(バッテリー)、POWERSTATE(ブラシレスモーター)、REDLINK PLUS(制御)を特徴として挙げ、過負荷時でも性能を引き出す制御やバッテリー長寿命化の説明があります。
参考)Reddit - The heart of the inte…
電動カンナは「刃で評価が決まる」と言っても過言ではありません。レビューでは、2枚刃のリバーシブル(超硬)ブレードで、工具内蔵の六角レンチで刃交換できる旨が紹介されています。
このタイプは、現場で“切れ味低下→面が荒れる→仕上げ工程が増える”の連鎖を断ちやすいのが強みです(替刃運用で復旧が早い)。
切粉(チップ)排出も、地味ですが評価が割れるポイントです。レビューでは、左右切替の排出機構があり、切粉を顔や視界から逃がせる点、さらに1-1/2インチ径のバキュームホースに接続できる点が便利だと述べられています。
粉じん対策としては、次が実務的です。
参考:プレーナー用の替刃交換手順の考え方(安全に外す・保持するための手順)が書かれています。
耐久性の評価は「壊れにくい」だけでなく、「壊れにくく使える条件が揃っているか」です。国内解説では、ミルウォーキーの電動工具は高耐久・高寿命志向で、バッテリーや制御で高負荷に耐える思想が語られています。
ただし、電動カンナは木工工具の中でも“粉じん+衝撃+連続負荷”が同時に来るので、使い方で寿命が分かれます。現場で差がつきやすいポイントは次の通りです。
ここで“意外に効く”のが、電動カンナを「切削工具」ではなく「建具調整の仕上げ工具」として運用する発想です。削る量が多い場面では別工程(自動カンナや荒加工)に逃がし、手持ち電動カンナは最終合わせに寄せると、工具の寿命も作業者の疲労も減り、総合評価が上がりやすいです。
検索上位のレビューでも触れられますが、現場の“本当の評価”は事故率と手戻り率で決まります。レビューでは、バネ式のリアキックスタンドがあり、置いたときに刃や材料を守る意図が説明されています。
さらに重要なのがモーターブレーキです。トリガーを離すとカッターヘッドが素早く止まり、昔の工具のように惰性回転で材料を傷つけたり、横置きで危険が増える問題を抑える趣旨が述べられています。
ここを実務に落とすと、次の“事故の芽”を潰せます。
この「止まる」「置ける」は、スペック表だけでは伝わりにくいのに、現場評価では確実に効きます。電動カンナは使う頻度が少なくても、出番のたびに“際の一発勝負”になりがちなので、安全機構が作業品質を底上げします。