床用エポキシプライマー材と下地処理と施工と密着性

床用エポキシプライマー材と下地処理と施工と密着性

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床用エポキシプライマー材と施工

床用エポキシプライマー材の要点
🧱
下地処理が品質を決める

レイタンス・油分・脆弱層の除去と、目粗し・清掃を徹底して密着性の土台を作る。

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含水率の管理が最重要

コンクリートの水分が高いと膨れや早期剥離につながるため、計測と乾燥工程を省かない。

🛠️
不具合は原因で切り分ける

ピンホール・泡・ブリスター・密着不良は、下地・水分・旧塗膜・施工条件のどれが起点かで対策が変わる。

床用エポキシプライマー材の下地処理と目粗しと清掃


床用エポキシプライマー材は「塗る」ことより先に「下地を作る」工程で勝負が決まります。メーカーの施工資料でも、凸部の研磨除去、凹部・ヘアークラック補修、脆弱層(レイタンス)やエフロ(白華)の除去、全面ポリッシャー等による処理といった下地調整が前提として明記されています。
特に床は、粉じん・油・タイヤ痕・薬品飛散・離型剤など、密着阻害因子が「面で」残りやすいのが厄介です。汚染の程度に応じて、洗浄→目粗しで足りるのか、薄層研削で汚れごと削り落とすのかを切り替える考え方が改修では有効です。
現場で見落としがちなポイントとして、「清掃」は見た目のゴミ取りではなく、研削後の微粉(研磨粉)まで落として初めてスタートラインです。下地調整の項目に清掃・脱脂がセットで書かれているのは、密着不良の再発が最も多いからです。

床用エポキシプライマー材の施工手順と攪拌と塗布

床用エポキシプライマー材の基本動作は、規定の手順で攪拌し、塗布中も沈降やムラを避けるために時々かき混ぜながら均一に塗ることです。製品の施工資料でも、塗布前の攪拌と塗布中の攪拌、目立たない場所で塗布方法をチェックする注意が示されています。
また、下地のひび割れや不陸は「プライマー施工後にエポキシ樹脂パテ等で充填し平滑にする」とする標準施工仕様書もあり、工程順(プライマー→パテ)を前提にする仕様が存在します。
一方で、床用の下塗り材の資料では、強化コンクリートや着色コンクリートなど下地条件によって、物理的な目粗し(研削)や化学的な表面処理を推奨する記載もあり、下地に合わせて「下地処理のやり方」自体を変える必要があります。

床用エポキシプライマー材と含水率と乾燥

床のトラブル原因として最上位に来やすいのが水分で、含水率の管理は「できれば」ではなく必須条件です。床用塗床材の技術資料では、デジタル式水分計で含水率5%以下を目安とする旨や、目粗し(サンドペーパーがけ等)を全面で実施する旨が明記されています。
別の床塗材の資料でも、ケット社の水分計で5%以下、さらにpH条件(例:pH9.5以下)に触れてから施工するよう求めるものがあり、水分だけでなくアルカリ性の残り方まで管理対象になるケースがあります。
乾燥不足のまま進めると、硬化中や使用開始後に水分が逃げ場を探して膨れ(ブリスター)や発泡につながるため、「測ってOK」まで待つ判断がコストを下げます。現場ブログでも、膨れ(ブリスター)の要因として滞水・素地含水が挙げられ、排水改善と素地再調整が対策として整理されています。

床用エポキシプライマー材の密着不良とピンホールとブリスター対策

密着不良・ピンホール・泡・ブリスターは、見た目は似ていても原因が違うため、補修も「原因面まで戻す」判断が要になります。早期剥離は脱脂不良・露点ミス・プライマー不適合などが原因として整理されており、対処は原因面まで戻して再塗装という考え方が示されています。
ピンホールや泡については、巣穴(コンクリートの空隙)や下地の状態が引き金になることがあり、プライマーに粉体を併用して巣穴を埋める運用でピンホール発生を抑える、という実務的な対策例も紹介されています。
また、硬化中に雨や結露の影響を受けると層間に水分が入り、発泡・ピンホール・ブリスターが発生し得るため、天候と結露条件を工程管理に組み込むことが再施工の回避につながります。

床用エポキシプライマー材の独自視点と水分計測と工程判断

検索上位の解説は「含水率〇%以下」の記載で止まりがちですが、現場では“測り方”で判断がブレる点が盲点です。コンクリート床版の研究報告では、水分計の方式や測定の考え方に触れつつ、乾燥状態の目安としてカウント値200未満、表乾状態200~400、湿潤状態400以上といった区分例が示され、数値の読み替えが必要になる場面があることがわかります。
さらに同報告では、付着強度の基準値(例:1.2 N/mm2以上)を満足させるには床版面が乾燥状態(カウント値200以下)である必要がある、といった整理もあり、「含水率だけ見て進める」判断の危うさを補強しています。
ここからの実務提案としては、(1)使用する水分計の方式とレンジを現場で統一、(2)測定位置を“日陰・出入口・滞水しやすい低点”に寄せる、(3)数値が怪しい時は下地処理(研削)と乾燥工程を先に疑う、の3点を社内ルール化すると品質が安定します。
下地調整(レイタンス・油分・脆弱部の除去)に関する参考。
https://www.shintopaint.co.jp/product/introduction/pdf/files/construction/ctlg_sokkan_yukatop_e_primer.pdf
含水率5%目安や目粗しの記載に関する参考。
https://daido-toryo.co.jp/pdf/50-1143.pdf
ピンホール・泡・ブリスターと対策の切り分けに関する参考。
「防水材に泡やピンホールが発生してしまった(泣)!」~防水材…




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