ACアダプタプラグ規格完全解説

ACアダプタプラグ規格完全解説

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ACアダプタプラグ規格と安全基準

ACアダプタプラグ規格の基礎知識
EIAJ規格による標準化

日本の電子機械工業会が定めた極性統一規格で安全性を確保

🔌
プラグ形状の多様性

外径・内径・センターピンの有無で分類される複数の規格

🛡️
安全マークの重要性

PSEマーク表示による品質保証と法規制遵守

ACアダプタプラグのEIAJ規格体系


ACアダプタプラグの規格体系において、最も重要なのが日本電子機械工業会(現在のJEITA)が制定したEIAJ規格です 。この規格は、外部電源プラグ・ジャックについて極性誤接続及び電圧誤接続等を防止するため、平成2年1月に標準化されたものです 。
参考)EIAJ規格1/2/3


EIAJ規格は電圧区分によって5つのカテゴリーに分類されており、各区分で外径・内径・センターピンの有無が規定されています。

  • 電圧区分1(EIAJ-1):外径2.35mm、内径0.7mm、DC3.15V以下

    参考)https://www.a-nett.info/contents/upload-docs/20141024181532.pdf


  • 電圧区分2(EIAJ-2):外径4.0mm、内径1.7mm、DC3.15V~6.3V
  • 電圧区分3(EIAJ-3):外径4.75mm、内径1.7mm、DC6.3V~10.5V
  • 電圧区分4(EIAJ-4):外径5.5mm、内径3.3mm、センターピン1.0mm、DC10.5V~13.5V
  • 電圧区分5(EIAJ-5):外径6.5mm、内径4.3mm、センターピン1.4mm、DC13.5V~18.0V

この規格により、電圧レベルに応じて適切なプラグ形状が決定され、機器の安全な接続が保証されています 。

ACアダプタプラグの形状分類と特徴

ACアダプタのプラグ形状は、主に外径と内径の組み合わせによって分類されます 。最も一般的に使用されているのは外径5.5mmのプラグで、オーディオ機器への電源プラグの95%以上がこのサイズです 。
参考)DCアダプターのプラグの選び方|DCアダプター|オーディオデ…


外径5.5mmのプラグでも、内径によってさらに細分化されます。

  • EIAJ4規格:内径3.3mm、センターピン有り(12V機器に使用)
  • 2.5mmタイプ:内径2.5mm、センターピン無し
  • 2.1mmタイプ:内径2.1mm、センターピン無し(汎用性が高い)

センターピンの有無は重要な識別ポイントで、EIAJ4規格では中心にピンがあるため容易に判別できますが、2.1mmと2.5mmの区別は肉眼では困難です 。
比較的よく流通している「外径5.5mm・内径2.1mm(PL03B)」のプラグは、実は国内基準のEIAJ規格ではない点も注意が必要です 。

ACアダプタプラグの極性確認と安全性

ACアダプタの極性確認は、機器の正常動作と安全性確保において極めて重要です 。DCプラグの極性には「センタープラス」と「センターマイナス」の2種類があり、市販されているACアダプタの大部分はセンタープラスです 。
参考)http://www.acadapter.jp/?mode=f13


極性を間違えて接続した場合の影響。

  • 動作不良:センターマイナス機器にセンタープラスのアダプタを接続しても動作しません
  • 機器損傷:逆電圧保護機能がない場合、機器が破損する可能性があります
  • 安全上の問題:電圧や電流の不適合により発熱や火災の原因となる危険性があります

EIAJ規格では、極性はプラグの中心電極を正(+プラス)とし、外側の電極を負(-マイナス)とすることが標準化されています 。これにより、極性誤接続による事故を防止しています 。
参考)https://www.marutsu.co.jp/contents/shop/marutsu/mame/15.html


センター電極の形状も安全性に影響を与える要素で、フォーク(音叉)形は弾性によって確実な接触を保ち、円筒形よりも接触不良が起きにくい構造となっています 。

建築現場でのACアダプタプラグ安全管理

建築現場におけるACアダプタプラグの安全管理は、作業者の生命と財産を守る上で不可欠です 。電気工事現場では、感電事故防止や火災防止など、特別な安全対策が求められています 。
参考)https://www.ohmsha.co.jp/Portals/0/ad/kiji/dk1804kk_ki.pdf


建築現場での電源ケーブル・プラグ管理の基本原則。

建築現場特有の安全規則として、労働安全衛生規則第338条では「仮設の配線又は移動電線を通路面において使用してはならない」と規定されており、配線の上を絶縁被覆の損傷のおそれのない状態で使用する場合を除いて禁止されています 。
また、水等で湿潤している場所では、電線や接続器具の被覆や外装が導電性の高い液体に対して絶縁効力を有するものを使用しなければならないと定められています 。

ACアダプタプラグのPSE規格と法的要件

ACアダプタプラグの安全性を法的に保証するのがPSE(Product Safety Electrical Appliance and Materials)マークです 。電気用品安全法に基づくこの規格は、ACアダプター、電源タップ、コンセントプラグ等の「特定電気用品」116品目に対して表示が義務付けられています 。
参考)https://www.ankerjapan.com/blogs/magazine/5-best-mobile-battery-anker-0


PSEマークの種類と対象製品。

  • ひし形PSEマーク:特定電気用品(ACアダプター、電源タップ等)に必要
  • 丸形PSEマーク:その他の電気用品に表示

    参考)電気用品安全法(PSE)について


PSE規格の目的は、電気製品の使用に伴う火災や感電といった危険や事故の発生を未然に防ぎ、消費者の安全を確保することです 。製造・輸入事業者に対して安全基準の遵守を義務付け、基準を満たさない製品の製造・販売を禁止することで、粗悪品の流通を抑制しています 。
2018年2月1日からは、モバイルバッテリーを含む「ポータブルリチウムイオン蓄電池」も規制対象に含まれ、2025年4月現在、PSEマークの付いていないモバイルバッテリー、急速充電器および完全ワイヤレスイヤホンは製造・輸入および販売を一切行うことができません 。
特定電気用品については、技術基準への適合について自己確認が義務づけられており、特に危険又は障害の発生する恐れが多いものは、第三者機関の検査が義務づけられています 。この厳格な検査体制により、建築現場で使用されるACアダプタプラグの安全性が確保されています。

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