エナメル塗料は、防錆力や遮熱性などの機能も兼ね備えている塗料です。
具体的には、「顔料」が特徴的な成分で、塗料に色をつけるだけでなく、塗膜の強度を上げる効果もあります。
エナメル塗料は、外壁に使われることが一般的です。艶やかな色合いが特徴で、外壁を美しく見せる効果があります。しかし、ただ美しく見せるだけでなく、実は家を守る役割も果たしています。たとえば、雨風や紫外線から家を守り、塗装の寿命を延ばす効果があります。
エナメル塗料の中でも特に人気なのが「水性塗料」と「油性塗料」です。水性塗料は、臭いが少なく、価格もリーズナブルであることが特徴です。一方、油性塗料は、耐久性や密着性が高く、どんな素材にも塗装できるという特徴があります。
エナメル塗料の魅力は、その美しい発色と優れた耐久性にあります。例えば、建築や装飾品の仕上げにはこの特性が重視されることが多いです。
エナメル塗料は、石油系の有機溶剤をベースに作られています。これが塗装膜を形成する際に、空気と反応します。その結果、仕上がりの美しさが一段と増し、見栄えの良さを発揮します。
また、この塗料は少ない吹付け回数で塗膜を作ることが可能です。これにより作業工程の省力化が実現します。さらに、筆ムラができにくいという特性もあります。これは、筆や刷毛を使って塗装する場合に特に有用です。
エナメル塗料は、プラモデルなどの細かな塗装にも使われています。また、下地がラッカーや水性の場合でも、そのまま上から塗装できるというメリットもあります。
エナメル塗料にはいくつかのデメリットがあります。
例えば、エナメル塗装は元の外壁の模様を消してしまいます。新築時の外壁にカラフルな柄が付いている場合、その模様が消えてしまうので、元々の柄を消したくないという方にはオススメ出来ない塗装です。
また、塗装をした後の艶が好きではないという方もいらっしゃいます。艶有りの塗装をした後は、外壁がピカピカ光ります。人によって感じ方は違いますが、ピカピカした外壁を安っぽいと感じる方もいます。
このように、エナメル塗料には、デメリットも存在します。それを理解した上で、最適な塗装方法を選ぶことが大切です。