

皮すきの代表的な種類として、刃先がY字形状の「Y型皮すき」と、刃先が直線の「直型皮すき」があります。
Y型皮すきは広範囲の剥離作業に向き、直型皮すきは細かい部分や角(端部)処理に向く、という整理が現場で分かりやすいです。
防水の既存層の端部や入隅(コーナー)など「刃が入るかどうか」で作業時間が大きく変わるため、Y型と直型を“両方持ち”にして使い分けると段取りが安定します。
皮すきは古いシーリング材(コーキング材)の除去に適した工具として挙げられます。
とくに「目地処理」を意識した目地用皮すきは、細かい部分の仕上げをスムーズにして目地の凹凸を整える用途が示されています。
撤去で大事なのは“切る”より“剥がす”局面で、無理にこじると下地を傷めやすいので、目地用のような細身形状を「最後の微調整」に回すと仕上がりが安定します。
皮すきにはハンマーで柄尻を叩きながら剥離できる「ハンマー付き皮すき」があり、強力な剥離作業に向くとされています。
一方で、同じ“貫通型”の皮スキ型でも「ハンマーでの使用厳禁」と明記された製品があるため、「叩く前提」の現場は購入時に注意が必要です。
既存層がシート防水などで接着剤固定が強いケースではハンマー付がすすめられる、という考え方もあるので、現場条件(固定方法)を先に見て工具を決めるのが合理的です。
皮すきの種類には「超硬刃皮すき」があり、刃先に超硬素材を使って耐久性を高め、頑固なサビや硬い塗膜の剥離に適するとされています。
一方、一般的な皮スキ型の仕様例として、刃材にステンレス刃物鋼(SUS420J2)を採用し、硬度HRC50°としている製品情報が確認できます。
硬い相手(硬化塗膜・サビ)に対して刃先が負けると“押し付け力”が上がって事故が増えるため、超硬刃は安全面でもメリットになりやすい、という発想で選ぶと失敗しにくいです。
皮すきの基本動作は、対象物に対して刃を30〜45度程度で当てる、という目安が示されています。
この角度が浅すぎると滑りやすく、深すぎると刃が食い込む可能性があるため、剥離対象(塗膜・サビ・シーリング材)ごとに“当て角”を微調整するのが現場的なコツです。
また、基本は手前に引くように動かすとされており、押し出しは状況次第なので、特に足場上や高所では「引き主体」で姿勢が崩れない段取りに寄せるのが安全です。
作業姿勢・角度(30〜45度)や種類の解説(Y型・直型・ハンマー付・超硬刃など)がまとまっている参考。
https://www.rakuten.co.jp/bousui-must/contents/kawasuki_intro/
皮スキ型の仕様例(SUS420J2、硬度HRC50°、ハンマー使用厳禁、磁気を帯びる注意)が確認できる参考。
https://nafco-online.com/products/detail.php?product_id=90303658