

給水管の水漏れに気づいたら、まずメーターボックス内の止水栓(元栓)を閉めて、水が出続ける状態を止めます。これは多くの自治体・公的な案内でも最優先の応急処置として案内されています。
止水栓を閉めると、家全体の給水が止まるため「漏れているのが給水管側か、器具側か」を切り分けしやすくなります。たとえば、元栓を閉めても水が止まらないように見える場合は、漏れている“水”が給水由来ではなく、溜まっていた水が垂れているだけのケースもあるので、数分観察して水量が減るか確認します。
次に、水道メーター(パイロットと呼ばれる小さな回転表示が付くことが多い)を見て、家中の蛇口を閉めた状態でもメーターが回っていないか確認します。メーターが回るなら、どこかで漏水が続いている可能性が高く、接続部のにじみ程度でも「じわじわ常時漏れ」になっていることがあります。
この段階で重要なのは、原因究明よりも被害抑制です。止水栓を閉められない、または閉めても止まらないときは、タオル等を巻いて飛び散りを抑える案内が公的サイトにもあります。
参考:止水栓を閉める/止水栓が閉められないときの応急処置(漏水のチェックと応急措置)
https://www.sumai-info.com/information/follow_up2.html
参考:メーターボックス内の止水栓を閉める(漏水などの応急処置の考え方)
https://www.water.tottori.tottori.jp/1224.htm
参考:メーターボックス内の止水栓を閉める/タオルで飛散防止(宅地内給水管の応急対応)
https://www.nisisui.jp/user/koji/kosyo.html
給水管の水漏れで多いのが、止水栓・蛇口・分岐金具など「接続部」からの漏れです。接続部はナットで締結されているため、緩みが出ると隙間からにじむように漏れやすくなります。
ナットが緩む背景として、建物の微振動や温度変化による金属の膨張・収縮が関係する、と解説している水道修理系のコラムもあります。意外と「一度も触っていないのに緩む」のは珍しくありません。
ここでの落とし穴は、闇雲な増し締めです。ナットを強く締めすぎると、パッキンを潰して逆に漏れやすくなったり、ネジ山を痛めたり、薄い金具(特に古い部材)を変形させるリスクが上がります。
DIYで試すなら、止水栓を閉めて圧が抜けた状態で、モンキーレンチ等で「ほんの少し」増し締めし、元栓を開けて様子を見るのが基本です。増し締めで止まるなら原因は緩み寄り、止まらないなら次にパッキン劣化を疑います。
参考:ナットの緩みの原因(微振動・温度変化)/対処手順の例
https://hiroshima-suido-pro.com/column/22014/
ナットを少し締めても改善しない場合、次に疑うのがナット内部などに使われるパッキンの劣化です。パッキンはゴム等の弾性で水密を作りますが、経年で硬化・収縮すると隙間ができ、そこから漏水します。
トイレの給水管(給水パイプ)などでは「ナットの緩み」か「パッキンの劣化」が原因になりやすい、という解説が複数の修理記事で共通しています。
パッキン交換はDIY難易度が中程度で、作業そのものはシンプルでも“型番・サイズ違い”が失敗原因になりがちです。取り外したパッキンを持ってホームセンターで同等品を探す方法が確実で、写真だけで買うと厚み違いで再発することがあります。
交換手順の要点は、(1)止水栓を閉める、(2)水受け(雑巾・バケツ)を用意、(3)ナットを外す、(4)古いパッキンを外して新しいものに交換、(5)締め付け後に通水して漏れ確認、です。こうした手順は水道修理系コラムでも具体的に示されています。
参考:ナットを締めても止まらないときはパッキン劣化/交換手順の流れ
https://hiroshima-suido-pro.com/column/22014/
参考:給水管(トイレ等)の水漏れ原因はナットの緩み・パッキン劣化が多い
https://www.smile24.co.jp/useful/toilet/toilet-pipe-mizumore-cause-repair/
冬場の冷え込みで給水管内の水が凍結すると、水は氷になると体積が増えるため、管が内側から押されて破裂や亀裂につながることがあります。特に気温がマイナス4℃を下回る状況は注意点として挙げられることが多く、長時間使っていない配管や、外気にさらされる場所で起きやすいです。
さらに厄介なのは、破裂が“露出部だけ”ではなく、壁の中・床下・土中など見えない場所でも起こり得る点です。見える範囲で濡れていなくても、メーターが回る・床が冷たいのに湿る・壁紙の浮きなど、別のサインで気づくケースがあります。
凍結以外にも、経年劣化で配管にサビや亀裂が生じて漏れることがあります。一般的な目安として水道管の寿命を10~15年とする説明もあり、築年数が進むほど「突然の漏れ」リスクが上がります。
DIYでの判断基準は、「接続部」ではなく「管の途中」から濡れている、または保温材の下が濡れている場合は、応急処置で抑えつつ早めに専門対応を検討することです。補修テープは便利ですが、破裂や亀裂の根本修理にはなりません。
参考:凍結で水が膨張して破裂/マイナス4℃を注意目安として言及
https://www.qracian.co.jp/column/exterior/6702/
参考:水は凍結すると体積が増える/古い塩ビ管は硬化して割れやすい旨の説明
https://www.smile24.co.jp/useful/mizumore/suidoukan-mizumore-haretsu/
参考:経年劣化も破裂要因/水道管寿命を10~15年とする説明
https://home.tokyo-gas.co.jp/column/lavatory/0037/
検索上位でも「応急処置として止水栓を閉める」「補修テープで一時的に抑える」といった話はよく出てきますが、現場で差が出るのは“テープの使い分け”と“二次被害の遮断”です。止水できない・できても少し漏れる状況では、家を守る行動の優先度を上げるだけで被害が大きく変わります。
まず補修テープは、万能ではありません。止水栓を閉めても水が止まらないときに、漏れた部分へ水漏れ補修用テープ等で補修できる、という案内はありますが、これはあくまで応急措置です。テープを巻く前に「表面の水分を拭く」「可能なら油分も落とす」だけで密着が良くなり、効果が出やすくなります。
また、巻き方は“点”ではなく“帯”で考えます。漏れている一点だけを覆うと端からめくれやすいので、漏れ箇所の前後まで幅を持たせて巻くほうが安定します。
次に二次被害(床材・壁内のカビ、漏電など)を止める工夫です。水が垂れる場所にバケツを置くのは基本ですが、跳ね返りで周囲が濡れるなら雑巾を添える、家具や家電をどかす、コンセント付近ならブレーカー側の安全確認もします。水漏れは「水道代」だけでなく建材の傷みを進めるので、被害を局所化することが重要です。
DIYで直せるか迷うときは、次のチェックが役に立ちます。
✅ DIY継続の目安(接続部中心)
🚫 業者検討の目安(破裂・亀裂・見えない漏れ)
参考:止水栓を閉めても止まらない場合の補修テープ(応急措置の位置づけも明記)
https://www.sumai-info.com/information/follow_up2.html