木部用パテ 塗装 下地調整と水性油性対応ポイント

木部用パテ 塗装 下地調整と水性油性対応ポイント

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木部用パテ 塗装 下地調整の基本

木部用パテ 塗装の全体像
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下地処理で決まる密着性

木地の清掃・乾燥・素地調整が不十分だと、どんな高性能なパテや塗料でも早期剥離のリスクが高まります。

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水性・油性塗料との相性

木部用パテの樹脂タイプによって、上塗りに適した水性・油性塗料や用途が変わる点を整理しておく必要があります。

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乾燥と研磨の勘所

十分な乾燥時間と段階的な研磨を押さえることで、補修跡をフラットに仕上げ、塗装後の映り込みを抑えられます。

木部用パテ 塗装 前の素地調整と清掃のポイント


木部用パテを塗装前に使用する際、最初の大前提になるのが「素地がどこまで露出しているか」です。 既存塗膜の上からパテを乗せると一見密着しているように見えても、旧塗膜ごと剥がれるケースが多く、メーカーも「木地に直接接するよう素地調整する」ことを明示しています。
具体的には、油分・ワックス・汚れ・ヤニ・ホコリをサンドペーパーと布拭きで確実に取り除き、節や凹みの際は周囲も含めて広めにケレンしておくと、パテ境界の段差が塗装後に出にくくなります。 また、屋内木部用パテでも「要塗装」で屋外使用可とする製品では、木地側の含水率が高いと密着性が落ちるため、雨上がり直後や含水率が高い未乾燥材は避けるのが安全です。

木部用パテ 塗装 に適した水性・油性塗料と樹脂タイプの見極め

木部用パテには、アクリルエマルション系の水性タイプや、溶剤型・エポキシ系など複数の樹脂タイプがあり、それぞれ対応できる上塗り塗料が異なります。 例えばアクリル樹脂系の屋内木部パテでは「乾燥後はほとんどの水性・油性塗料による塗装が可能」とされる一方、製品によっては「水性ニス・水性ステイン・水性塗料のみ推奨」と注意書きがあるものもあるため、カタログの“塗装可能”の文言を必ず確認する必要があります。
一方、溶剤型木工パテでは、サンディング性や速乾性に優れ、フローリングや柱のキズ補修後に油性ウレタンや合成樹脂系塗料を重ねる用途に適しており、「溶剤に弱い水性パテよりも、シンナー洗浄を前提にした現場」と相性が良いケースが多いです。 また、DIY情報サイトなどでも、外部木部に対しては浸透性の高い油性塗料(含浸タイプ)と水性造膜タイプの塗料の違いを整理し、パテ部がどちらの挙動に近いかを意識して選定することが推奨されています。

木部用パテ 塗装 手順と乾燥・研磨の意外な落とし穴

実際の木部用パテ 塗装手順は、下地清掃→パテ充填→乾燥→研磨→再パテ→仕上げ研磨→塗装という流れが基本ですが、乾燥時間の見誤りが最も多いトラブル要因です。 メーカー事例では、0.5mm程度の浅い充填で約1時間、2mm程度の深さで約10時間乾燥後に研磨可能とする例があり、深い欠けを一度に埋めると内部が完全硬化しないまま塗装してしまうことになります。
パテは「やや盛り気味」に充填し、乾燥後にサンディングで面を出すのが基本ですが、木目方向に沿って削るか、当て木を使って面を保持しながら削るかで、仕上がりのフラットさが大きく変わります。 DIY向けの講座では、角欠け補修に対して2方向からパテを絞り込むように充填し、乾燥後に角を立てるテクニックが紹介されており、建築従事者でも造作家具や見付け部分の補修に応用できるポイントです。

木部用パテ 塗装 で屋内専用材を屋外に使うリスクと対策

多くの木部用パテは「屋内木部用」と明記されており、屋外使用可と書かれていても「要塗装」「完全に塗膜で覆うこと」が条件になっている製品が少なくありません。 アクリル水性パテなどはF★★★★で室内空気質の基準を満たし扱いやすい一方、長期にわたり雨水や紫外線に曝されると、パテ自体の劣化が木材より先に進行する可能性があります。
意外と見落とされがちな点として、ウッドデッキなどの屋外部で「パテ→着色ステインのみ」で仕上げると、含浸型塗料が木地に染み込むのに対しパテ部は染まらず、色ムラだけでなく膨れ・割れの原因になることがあります。 このため、屋外で木部用パテを使う場合は、パテ部も含めて造膜型のトップコート(クリヤーまたは塗りつぶし)で保護するか、そもそもパテの使用範囲を「構造的に重要でない小欠け・ピンホール」に限定し、割れが起きても構造に影響しない位置に絞る設計判断が安全です。

木部用パテ 塗装 と色合わせ・後期クレームを減らす現場独自の工夫

木部用パテ 塗装で現場クレームにつながりやすいのが「色ズレ」と「光の当たり方による段差の映り込み」であり、市販のカラーパテを使っても既存材と完全一致させるのは困難です。 業務用のカラーパテには複数色を混ぜて調色できるタイプがあり、既存木目の明暗を観察したうえで、やや明るめの色で下層を埋め、上層を少し暗めにすることで全体の見え方を馴染ませるテクニックが一部の職人の間で使われています。
もう一つの独自の工夫として、仕上げ塗装と同じ塗料を少量パテに混ぜ込む方法があります。メーカーが正式に推奨している手法ではありませんが、微小な補修部であれば、樹脂が近い組み合わせ同士なら硬化性に大きな問題が出ないケースも多く、施工者自身が小面積で試験した上で使い分けている事例があります。 こうした“半カスタム”なパテ調整はマニュアルには載りにくいものの、完成後の光の映り込みや斜光時の段差を減らすうえで有効であり、特に造作家具やカウンター天板など、視線が近い木部で活きる独自ノウハウです。
木部用パテや木部下地処理全般の基礎と実務の流れを確認できる解説記事です(素地調整〜パテ〜塗装の考え方の参考)。


木材塗装の仕上がりを決める下地処理完全ガイド(セーブペイント)
アクリル樹脂系木部用パテの仕様と塗装性、安全性(F★★★★)に関するメーカー技術情報です(パテ選定パートの参考)。


ボンド ウッドパテ(ビガーサイエンス)
木工パテの使い方や乾燥時間、研磨番手など、施工手順の具体的な数値が確認できるメーカー公式ページです(手順・時間目安の参考)。


セメダイン 木工パテ 使い方ガイド




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