屋上防水塗装 DIYで塗料選びと施工方法

屋上防水塗装 DIYで塗料選びと施工方法

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屋上防水塗装 DIYの方法と塗料選び

屋上防水塗装DIYのポイント
🔍
コスト削減

業者依頼より大幅に費用を抑えられます

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手軽な施工

ウレタン防水なら比較的簡単に施工可能

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耐久性

適切な施工で約10年の防水効果が期待できます

屋上防水塗装 DIYが必要な理由とメリット

屋上防水塗装は建物を雨漏りから守るために欠かせない工事です。特に平面屋上は水が溜まりやすく、防水層が劣化すると建物内部に深刻な被害をもたらします。業者に依頼すると高額な費用がかかりますが、DIYで行えば大幅なコスト削減が可能です。

 

屋上防水塗装をDIYで行うメリットは以下の通りです:

  • 費用を50%以上削減できる
  • 自分のペースで作業ができる
  • 防水に関する知識が身につく
  • 定期的なメンテナンスも自分で対応可能になる

特に一般住宅の屋上であれば、専門的な技術がなくても適切な材料と手順で十分な防水効果を得ることができます。ウレタン防水は初心者でも比較的取り組みやすく、ホームセンターで必要な材料がすべて揃います。

 

屋上防水塗装 DIYに最適なウレタン塗料の種類

屋上防水塗装のDIYで最も一般的に使用されるのがウレタン塗料です。ウレタン塗料は液状で扱いやすく、複雑な形状の屋上にも均一に塗布できるという特徴があります。

 

ウレタン塗料には主に以下の種類があります:

種類 特徴 耐用年数 DIY向き
1液性ウレタン 開封後すぐに使用可能 約8〜10年
2液性ウレタン 硬化剤と混合が必要 約10〜12年
遮熱タイプ 熱反射効果あり 約8〜10年
防滑タイプ 滑り止め効果あり 約8〜10年

DIY初心者には1液性ウレタンがおすすめです。すでに硬化剤が配合されているため、開封後すぐに使用できます。2液性は耐久性に優れていますが、硬化剤との混合比率を間違えると固まらないリスクがあります。

 

また、屋上の用途に応じて遮熱タイプや防滑タイプを選ぶと、防水効果に加えて付加価値が得られます。遮熱タイプは夏場の室内温度上昇を抑制し、防滑タイプは屋上を歩行スペースとして活用する場合に適しています。

 

関連)防水材ウレタンの特徴

 

屋上防水塗装 DIYの必要な道具と材料一覧

屋上防水塗装のDIYを成功させるためには、適切な道具と材料を揃えることが重要です。以下に必要なものをリストアップします。

 

【必要な道具】

  • ローラー(中毛・長柄タイプ)
  • 刷毛(3〜4インチ)
  • コテ(平らな面用)
  • バケツ(塗料用・洗浄用)
  • 撹拌棒
  • マスキングテープ
  • 養生シート
  • 高圧洗浄機(レンタル可)
  • 金属ヘラ(古い防水層除去用)
  • 軍手・防護メガネ・マスク
  • 作業着(使い捨てタイプ推奨)

【必要な材料】

  • プライマー(下地処理用)
  • ウレタン防水塗料(メインコート)
  • トップコート(仕上げ用)
  • 補強布(ひび割れ部分用)
  • シーリング材(継ぎ目・隙間用)

材料の購入時には、屋上の面積を正確に測定し、必要量を計算することが大切です。一般的に、ウレタン塗料は1㎡あたり約1.5〜2kgが必要です。また、3回塗りが基本なので、その分の量を確保しましょう。

 

プライマー、ウレタン塗料、トップコートは同じメーカーの製品を選ぶことをおすすめします。メーカーによって相性が異なり、異なるメーカーの製品を組み合わせると防水効果が十分に発揮されない可能性があります。

 

屋上防水塗装 DIYの詳細な手順と乾燥時間

屋上防水塗装のDIYを成功させるためには、正確な手順と適切な乾燥時間の確保が不可欠です。以下に詳細な施工手順を説明します。

 

1. 下地処理と洗浄(1日目)
まず屋上の状態を確認し、古い防水層の剥がれや浮きがある場合は金属ヘラで除去します。その後、高圧洗浄機やブラシを使って屋上全体を徹底的に洗浄します。特に角や端の部分は汚れが溜まりやすいので念入りに洗いましょう。

 

洗浄後は完全に乾燥させることが重要です。天候によりますが、最低でも24時間は乾燥時間を確保してください。湿気が残っていると防水効果が著しく低下します。

 

2. プライマー塗布(2日目)
屋上が完全に乾いたら、プライマーを塗布します。プライマーは下地とウレタン塗料の密着性を高める役割があります。ローラーや刷毛を使って均一に塗り、特に立ち上がり部分や角は丁寧に塗布します。

 

プライマーの乾燥時間は製品によって異なりますが、通常4〜8時間程度です。完全に乾くまで次の工程に進まないでください。

 

3. ウレタン塗料の1回目塗布(2日目または3日目)
プライマーが乾いたら、ウレタン塗料の1回目を塗布します。均一な厚さで塗ることがポイントです。端から中央に向かって塗ると効率的です。ひび割れや継ぎ目がある場合は、この段階で補強布を貼り付けます。

 

1回目の塗布後は、製品の指示に従って乾燥させます(通常12〜24時間)。

 

4. ウレタン塗料の2回目塗布(3日目または4日目)
1回目が完全に乾いたら、2回目のウレタン塗料を塗布します。1回目と直角方向に塗ると均一になります。例えば、1回目が東西方向なら、2回目は南北方向に塗るイメージです。

 

再び12〜24時間の乾燥時間を確保します。

 

5. ウレタン塗料の3回目塗布(4日目または5日目)
2回目が乾いたら、最後の3回目を塗布します。この段階で十分な防水層の厚みを確保することが重要です。製品の推奨する塗布量を守りましょう。

 

再び12〜24時間の乾燥時間を確保します。

 

6. トップコート塗布(5日目または6日目)
ウレタン防水層が完全に乾いたら、最後にトップコートを塗布します。トップコートはUV保護や耐摩耗性を高める役割があります。通常2回塗りが推奨されており、1回目が乾いてから2回目を塗布します。

 

トップコートの乾燥には24〜48時間かかることが一般的です。完全に乾くまで屋上に物を置いたり歩いたりしないでください。

 

全工程で天候の良い日が5〜7日間必要になるため、天気予報を確認して計画的に作業を進めることが大切です。

 

屋上防水塗装 DIYの失敗しないための注意点

DIYで屋上防水塗装を行う際には、以下の注意点を守ることで失敗を防ぎ、長持ちする防水層を作ることができます。

 

1. 天候と気温に注意する

  • 雨の予報がある日は作業を避ける(作業日と乾燥期間中)
  • 気温が5℃以下の日は塗料が正常に硬化しないため避ける
  • 真夏の直射日光下では塗料が早く乾きすぎるため、朝や夕方に作業する
  • 湿度が高い日(80%以上)も避けるべき

2. 塗料の取り扱いに関する注意点

  • 異なる種類の塗料を混ぜない(プライマー、ウレタン塗料、トップコートは別々に保管)
  • 塗料に水が混入しないよう注意する
  • 火気厳禁(ウレタン塗料は引火性がある)
  • 開封後の塗料は保存がきかないため、必要量だけ購入する
  • 2液性を使用する場合は、配合比率を厳守する

3. 施工時の重要ポイント

  • 下地の乾燥が不十分だと防水効果が大幅に低下するため、完全乾燥を待つ
  • 各工程の乾燥時間を必ず守る(急いで次の工程に進まない)
  • 均一な厚さで塗布する(薄すぎる部分があると防水効果が弱まる)
  • 立ち上がり部分や角などの細部まで丁寧に塗布する
  • 排水口周りは特に入念に処理する

4. 安全対策

  • 屋上作業は転落の危険があるため、安全帯の使用や作業補助者を配置する
  • 塗料の揮発成分から身を守るため、マスクや手袋を着用する
  • 目の保護のために防護メガネを使用する
  • 長時間の作業は避け、こまめに休憩を取る

5. メンテナンス計画

  • 施工後も定期的に点検し、小さな損傷があれば早めに補修する
  • トップコートは3〜5年ごとに塗り直すと防水層の寿命が延びる
  • 落ち葉や砂などのゴミは定期的に除去する

これらの注意点を守ることで、DIYでも十分な防水効果を得ることができます。特に乾燥時間の確保と均一な塗布は、プロの施工でも重視されるポイントです。

 

屋上防水塗装DIYの詳細な注意点と対策

屋上防水塗装 DIYと業者依頼の費用比較と選択基準

屋上防水塗装をDIYで行うか業者に依頼するか迷っている方のために、費用比較と選択基準を解説します。

 

【費用比較】(30㎡の屋上の場合)

項目 DIY 業者依頼
材料費 5〜8万円 含まれる
道具代 1〜2万円 含まれる
人件費 0円 含まれる
総額 6〜10万円 20〜35万円

DIYの場合、材料費と道具代のみで済むため、業者依頼と比較して50〜70%のコスト削減が可能です。ただし、自分の労力や時間のコストは含まれていない点に注意が必要です。

 

【DIYに向いているケース】

  • 費用を抑えたい場合
  • DIY経験があり、ある程度の技術に自信がある
  • 時間的余裕がある
  • 屋上の面積が比較的小さい(〜50㎡程度)
  • 屋上の形状が単純で複雑な処理が不要
  • 既存の防水層に大きな損傷がない

【業者依頼が望ましいケース】

  • 大規模な屋上(50㎡以上)
  • 複雑な形状や多数の貫通部がある
  • 既存の防水層に大きな損傷がある
  • 高所作業に不安がある
  • 時間的余裕がない
  • 長期保証を希望する
  • 専門的な防水工法(FRP防水やシート防水など)を希望する

DIYで行う場合でも、事前に専門家に相談することをおすすめします。特に既存の防水層の状態診断や適切な工法選択については、無料相談を行っている業者もあります。

 

また、DIYと業者依頼の中間的な選択肢として、材料は自分で購入し、施工のみ業者に依頼する「半DIY」という方法もあります。この方法なら材料費のマージンを節約しつつ、専門的な施工技術を活用できます。

 

防水は建物を守る重要な要素です。自分の技術に不安がある場合は、無理せず専門家に依頼することも選択肢の一つとして考えましょう。