新日軽玄関ドアカタログの種類と建築業者向け活用術

新日軽玄関ドアカタログの種類と建築業者向け活用術

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新日軽玄関ドアカタログの種類と建築業者向けの正しい活用法

補修部品カタログは現在、印刷物が存在せずWEB版のみで352ページにのぼります。


新日軽玄関ドアカタログ 3つのポイント
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補修部品カタログはWEB専用・352ページ

2025年版「新日軽ブランド補修部品カタログ ドア引戸版(IH1600)」は印刷物が存在せず、WEB閲覧のみ。品番特定ツールと商品年譜表を組み合わせる使い方が鍵です。

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新日軽はLIXILブランド・2011年統合

新日軽は2011年にトステム・INAX・サンウエーブ・東洋エクステリアと統合しLIXILへ。現在も「新日軽ブランド」として補修部品カタログが毎年更新されています。

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品番特定ミスは即・不良在庫リスク

商品特定を誤ると部品が合わず不良在庫が発生。「商品判別シート+WEBカタログ」の2ステップで特定するのが、ミスを防ぐための基本手順です。


新日軽玄関ドアカタログの種類:補修部品版・旧版・新商品版の違い


新日軽ブランドの玄関ドアカタログは、用途によって明確に種類が分かれています。建築業者が日常業務で関わる機会が多いのは、大きく「新商品カタログ」「補修部品カタログ」「旧版WEBカタログ」の3系統です。


まず現行の新商品カタログについてです。LIXILのWEBカタログサイト(ctlgsearch.lixil.co.jp)では、建築関係者向けにジエスタ2(品番DK8500)、グランデル2(DK8400)、リジェーロα(DK8700)、エルムーブ2(DK8600)、プレナスX(DK8900)などのシリーズカタログが公開されています。これらはカートマークが付いており、紙カタログとして取り寄せることも可能です。


次に補修部品カタログについてです。2025年版「新日軽ブランド補修部品カタログ ドア引戸版(品番:IH1600、2025年4月発行)」は全352ページで、25.4MBにのぼるWEB専用カタログです。印刷物は存在しません。これはA4用紙で束ねると約3.5cmの厚みに相当するボリュームがあります。内容はハンドル・クレセント・錠類、ドアチェーンドアクローザー類、ヒンジ・丁番類、戸車・滑車、電装部品といった部品リストに加え、商品年譜表・商品内観色外観色対比表・逆引きコード一覧まで収録されています。


旧版カタログについても補足しておきます。LIXILのWEBカタログ旧版サイトでは、1986年度版(86/87年総合カタログ)をはじめ1988年版・2000年度版・2002〜2003年度版など、数十年前のカタログまでPDF閲覧できます。廃番商品の型番確認や、古い建物のメンテナンス対応時に活用できる重要なリソースです。


参考:カタログ閲覧・取り寄せは建築関係者向けページから


LIXIL ビジネスユーザー向けカタログ(現行版) – 玄関ドア・引戸カテゴリ


新日軽玄関ドアの品番特定:カタログを使った正しい手順

建築業者にとって「品番特定」はカタログ活用の最重要場面のひとつです。特定ミスは即座に不良在庫リスクへ直結します。


これが基本です。LIXILは品番特定のために「LOOK+(商品特定ツール)」を公式に用意しており、ドアに貼られているシールの商品名から検索する方法が推奨されています。新日軽ブランドでは、ドアに貼付されたシールにシリーズ名・品番・製造番号が表記されているため、現地でこのシールを確認するのが第一手順です。


引戸の場合はさらに「玄関引戸商品判別シート」との組み合わせが有効で、LIXIL公式の動画チャンネル(LIXIL-X)でも「意外に簡単!新日軽ドアの引戸商品を玄関引戸商品判別シートとWEBカタログを使って特定してみよう」というコンテンツが2025年4月に公開されています。


実務で確認すべきポイントをまとめると下記の通りです。


































確認項目 確認場所 用途
シリーズ名・品番 ドア本体貼付シール 商品カタログ・部品カタログの特定
扉エッジ形状・扉厚 ドア側面 AD・AEシリーズ等の系統判別
錠前の品番刻印 デッドボルト付近・サムターン周辺 錠ケース・シリンダー部品の特定
丁番の形状 ドア側面の蝶番部 ヒンジ・丁番の代替可否確認
製造番号 ドア側面上部の電気錠付近(電気錠仕様の場合) 製造時期の特定・保証確認


「既設商品の特定にミスは許されません」とは業界でよく言われることです。部品が合わなければ即座に不良在庫となり、製品置き場でひっそりと余生を過ごさせることになります。これは実際に現場で起きている問題です。


参考:LIXILの商品特定ツール(LOOK+)はこちら


LIXIL ビジネス情報 – 部品特定サービス一覧(新日軽・トステム含む)


新日軽玄関ドアの主要シリーズと断熱・防火性能:カタログで確認すべきスペック

現在LIXILから提供されている新日軽ブランド系列の玄関ドアシリーズは、断熱等級と防火対応の有無によって選択肢が分かれています。建築業者がカタログを引く際、どのシリーズがどの用途に対応しているかを把握しておくことで、提案の精度が上がります。


まず断熱性能の等級体系について確認しましょう。LIXIL(新日軽含む)の玄関ドアは、「K2・K3・K4」という等級表記を使っており、数字が小さいほど断熱性能が高い仕様です。K2は寒冷地向け、K4は温暖地域向けの標準断熱仕様に相当します。


代表的なシリーズの特徴は以下の通りです。



  • 🏆 グランデル2(DK8400):ドア厚60mm・熱貫流率0.89W/㎡・Kという国内最高水準の断熱性能を持つフラッグシップモデル。ただし準防火・防火地域での使用には「グランデル2防火戸」が必要。

  • 🔒 ジエスタ2(DK8500):防火戸ラインナップも充実しており、20分間の耐火性能と遮煙性能を持つ。防火地域・準防火地域対応の案件ではK2仕様と組み合わせて選定されることが多い。

  • 🏠 エルムーブ2(DK8600):K3仕様が中心のバランス型。防火戸対応品もラインナップ。

  • 🏢 リジェーロα(DK8700):アパートドアとして設計されたシリーズ。防火戸対応品あり。集合住宅案件のカタログ確認でよく参照される。

  • プレナスX(DK8900):2025年4月発行のカタログで最新シリーズとして掲載。


これが条件です。防火地域・準防火地域での工事では、通常の断熱グレードだけでなく「国土交通大臣認定防火戸FGシリーズ」への該当確認が必須になります。グランデル2防火戸やジエスタ2防火戸のカタログ(DK8400・DK8500)では、認定番号や自己適合宣言書の情報も記載されているので、審査書類への添付時に参照できます。


なお断熱性能については、玄関ドアXE(DK8200)シリーズが熱貫流率1.33W/㎡・Kという高断熱仕様で、先進的窓リノベ補助金の対象にもなっています。2025年以降も省エネ基準の適合義務化に関連してスペック確認の需要が高まるため、カタログで最新の性能値を把握しておくことが実務上の強みになります。


参考:断熱・防火性能の詳細スペックはLIXIL公式ページで確認できます


LIXIL – 玄関ドア商品の特長:性能にこだわる(断熱・防火スペック一覧)


新日軽玄関ドアカタログで押さえるべき旧版・廃番対応と補修部品の探し方

建築業者にとって難易度が高い場面のひとつが、施工済みの物件で「古い新日軽ドアの部品交換が必要」というケースです。カタログを正しく引けるかどうかが、対応の速さと信頼性に直結します。


まず「商品年譜表」の活用です。2025年版補修部品カタログ(IH1600)には商品年譜表が収録されており、各シリーズの販売開始・終了時期が一覧で確認できます。たとえばLIXILのWEBサイトでは、「新日軽・ステータス(1986/03〜1999/10販売終了)」「新日軽・コンポーレ2400(1985/12〜1994/03販売終了)」などのデータが公開されています。これにより、現場で見た古いドアが「いつ販売されたものか」を逆引きで確認できます。


旧版カタログはWEBで閲覧できます。LIXILのWEBカタログ旧版サイトでは、1986年度版の総合カタログ(全648ページ、196.4MB)をはじめ、1988年版・2000年度版・2002〜2003年度版が公開中です。廃番になっているシリーズの図面・仕様・部品構成を調べるには、この旧版カタログへのアクセスが有効な選択肢になります。


補修部品の発注は現在オンラインで完結します。2025年版補修部品カタログの冒頭セクション「『部品カタログ』の情報がオンラインで発注可能」に記載の通り、部品番号さえ特定できれば、LIXILの発注システムからオンライン発注が可能になっています。逆に言えば、部品番号の特定が正確でないと発注そのものができないという構造です。


注意しておきたいのが、廃番部品の代替対応です。廃番になった部品については「類似品での修理もしくは本体交換」という選択になる場合があります。その際の判断材料として、補修部品カタログの「長期使用対応部材(CjK部材)への取り組みについて」のセクションが参考になります。



  • ✅ 補修部品カタログ(IH1600)の「商品年譜表」で販売時期を確認

  • ✅ WEBカタログ旧版で廃番シリーズの仕様を確認

  • ✅ 補修部品の品番を特定後、LIXILの発注システムでオンライン発注

  • ✅ 廃番部品は「CjK部材」(長期使用対応部材)の対象可否を確認


参考:旧版カタログのアーカイブはこちら


LIXIL WEBカタログ旧版(新日軽ブランド含む、1980年代〜)


建築業者が知らないと損する:新日軽玄関ドアカタログと補助金・省エネ基準の関係

カタログの活用は部品特定だけにとどまりません。2025年以降の建築実務では、断熱性能を証明する書類としてカタログのスペック情報が必要になる場面が増えています。独自視点からこの点を掘り下げます。


先進的窓リノベ補助金(2025年度も継続)の対象になるためには、補助金申請書類に製品の断熱性能証明が必要です。LIXIL(新日軽含む)の玄関ドアでは「リシェント玄関ドア3(DK7400)」の高断熱仕様がAグレード(補助金額8万7,000円)およびSグレード(補助金額11万円)として認定されています。カタログに記載されているグレード表記(AグレードかSグレードか)の確認が、補助金申請作業の入り口になります。


省エネ基準の適合義務化についても触れておきます。2025年以降の新築住宅に対して省エネ基準への適合が義務化される方向で議論が進んでいます。その中で玄関ドアの断熱等級(K値・Uw値)は審査資料に盛り込む必要があり、カタログに掲載された熱貫流率(W/㎡・K)の数値が重要な根拠になります。たとえばグランデル2は熱貫流率0.89W/㎡・K、玄関ドアXEは1.33W/㎡・Kという数値がカタログ上に明記されています。


つまり確認が必要ということです。使用するドアが「省エネ基準に適合しているか」「補助金対象のグレードか」を現行版カタログで確認し、申請書類に反映させるという一連のフローが、実務の標準手順になってきています。


また防火認定についても同様で、認定番号はカタログ内の「対象製品性能一覧」や自己適合宣言書に記載されています。LIXILのビジネス情報サイトでPDFとして公開されており、申請時の添付書類として活用できます。



  • 💰 補助金申請にはカタログ記載のグレード(A・Sグレード)確認が必要

  • 📐 省エネ審査には熱貫流率(W/㎡・K)の数値根拠が必要

  • 🔥 防火地域での申請には大臣認定番号・自己適合宣言書が必要


参考:補助金対象製品のスペックとグレード確認はこちら


LIXIL ビジネス情報 – 玄関ドア対象製品性能一覧PDF(断熱・防火認定情報)




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