

古いINAX製品のパーツ、もう手に入らないかもしれません。
LIXILとINAXは現在同じ会社です。2011年4月にトステム、INAX、新日軽、サンウエーブ工業、東洋エクステリアの5社が統合し、株式会社LIXILが誕生しました。統合前の2001年には、トステムとINAXが共同持株会社「INAXトステム・ホールディングス」を設立し、将来の統合に向けた土台を築いていました。
参考)LIXILの歩み
この大規模統合により、会社名としての「INAX」は消滅しましたが、製品ブランド名としては現在も継続して使用されています。
つまり法人名です。
統合の目的は、各社が持つ技術力を融合させ、ワンストップで住宅設備全般を提供できる体制を構築することでした。INAXの衛生陶器技術、トステムの窓・サッシ技術、サンウエーブのキッチン技術などが一つの企業グループにまとまったことで、製品ラインナップの充実と研究開発費の効率化が実現しました。
参考)INAXとLIXILの違いを徹底解説!ブランド統合の歴史と現…
2011年の統合時には、会計システムやグループウェアなど、5社それぞれ異なる情報システムの統合も約1年で完了させる必要がありました。この大規模なシステム統合により、現在は組織としての一体化が進んでいます。
INAXは現在、LIXILの水まわり製品ブランドとして位置づけられています。会社名ではなくブランド名として残っている理由は、長年培ってきた衛生陶器分野での高い信頼性と知名度にあります。
参考)LIXIL
具体的には、トイレや洗面台などの水まわり製品にINAXブランドが使用され続けています。これは消費者にとって馴染み深い名前であり、品質への信頼が確立されているためです。LIXILの公式サイトでも「INAXブランドサイト」が独立して運営され、水まわり製品専門の情報が提供されています。
ブランド表記の使い分けも特徴的です。便器や洗面台などの衛生陶器にはINAX表記が残りやすい一方、窓や外装材などにはLIXIL表記が主に使われます。ショールームやオンラインストアでは両表記が混在するため、検索時には「INAX」「LIXIL」両方のキーワードを使うと効率的です。
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国内では歴史的な親しみがあるINAXロゴが衛生陶器で残る一方、グローバル市場ではLIXILがコーポレートブランドとして前面に出ています。製品ロゴがINAXでも、保証書や問い合わせ窓口はLIXIL名義で統一されています。
旧INAX製品のリフォームを検討する際、部品の互換性が重要なポイントになります。LIXIL公式ストアでは、多くのINAX製品用の交換部品が「後継品で互換性あり」として販売されています。たとえば、壁リモコンキットでは「本製品は354-1065、354-1065Aの後継品で互換性があります」といった記載があり、旧型番からの交換が可能です。
ただし互換性がないケースもあるため注意が必要です。特にシャワートイレの分岐金具は「INAX製シャワートイレシートタイプ全般(フレキホース仕様のみ)」といった条件付きで適合します。商品購入前に必ず適合品番を確認してください。
参考)https://www.monotaro.com/s/q-%E3%83%88%E3%82%A4%E3%83%AC%20inax%20%E9%83%A8%E5%93%81/
古い型番の検索は「INAX 型番+LIXIL サポート」で検索すると見つかりやすくなります。
これが基本です。
トイレ本体を丸ごと交換する場合、現在のLIXILトイレは旧INAXの技術を継承しながら進化しています。サティスシリーズやアメージュシリーズなど、INAX時代から続くラインナップは、現在もLIXILブランドで販売されています。交換費用は、サティスG5グレードで本体約25万円+基本工事費約4万円が目安です。
現在、旧INAX製品も含めすべての保証・修理・問い合わせはLIXILが一元対応しています。保証書や窓口はLIXIL名義で管理されており、製品にINAXロゴがあってもサポートはLIXILに依頼する形です。
故障時の対処方法は3つあります。DIYで修理する、LIXILの保証サービスを使う、水回りのプロに依頼する、という選択肢です。水漏れ(ナットのゆるみやパッキン劣化)やつまり(排水管のトイレットペーパー詰まり)程度ならDIY対応が可能ですが、便器・便座・タンクの破損、シャワートイレ内部の機械不具合、リモコン本体の不具合は専門業者への依頼が必須です。
参考)LIXIL・INAXのトイレが故障した!早く安く修理する方法…
絶対に分解はしないでください。本体カバーを開けるなどの行為は、故障の悪化だけでなく感電や漏水のリスクにつながります。故障かなと思ったときでも、まずはLIXILのサポート窓口に相談するのが安全です。
参考)ノズルが出ない?LIXIL・INAXシャワートイレの故障と修…
LIXILは「INAX NEXTプログラム」という長期使用製品の点検サービスも提供しています。シャワートイレは約10年使用すると経年劣化が進み、見落とされたまま使い続けると火災やケガなどの重大事故につながる恐れがあります。10年以上使用している場合は、点検や交換を検討してください。
参考)LIXIL
リフォーム業者との打ち合わせでは、「INAXとLIXILの関係」を正しく理解していると、無駄な混乱を避けられます。業者によっては「INAX製品」「LIXIL製品」と呼び方が混在するため、同じ製品群を指していることを知らないと見積もり比較が難しくなります。
見積書の表記が統一されていない場合もあります。同じトイレモデルでも、ある業者は「INAXアメージュ」、別の業者は「LIXILアメージュ」と記載するケースがあるため、型番で確認する習慣が大切です。
部品交換を依頼する際も、旧INAX製品の型番をそのまま伝えれば、業者はLIXILの互換部品を手配してくれます。ただし在庫状況によっては入手に時間がかかる可能性もあるため、余裕を持ったスケジュールで依頼してください。
リフォームの予算計画では、LIXILトイレの価格帯を把握しておくと役立ちます。タンクレスのサティスシリーズは高価格帯(本体38万円~+工事費)、タンク付きのアメージュシリーズは標準価格帯(本体10万円台~+工事費)といった相場感を持っておくと、業者提示の見積もりが適正かどうか判断しやすくなります。
複数の業者から見積もりを取る際は、「LIXIL製品で統一したい」と伝えるとスムーズです。LIXILは水まわりだけでなく窓やドア、キッチンまで幅広く扱っているため、トイレ単体でなく水まわり全体のリフォームを検討する場合、デザインの統一感が出やすいメリットもあります。
LIXIL公式「INAX NEXTプログラム」
長期使用製品の点検サービスについて、対象製品や申込方法が詳しく掲載されています。10年以上使用している方は確認してください。
LIXIL公式「INAXブランドサイト」
現行のINAXブランド製品ラインナップや技術情報、ショールーム案内が網羅されています。リフォーム計画の参考資料として活用できます。
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