フラットバーとは 建築 用途 種類 規格

フラットバーとは 建築 用途 種類 規格

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フラットバーとは 建築

フラットバーとは 建築の要点
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定義は「4面圧延の長方形材」

建築で言うフラットバー(FB)は“平らな帯状の鋼材”で、断面が長方形・4面とも圧延されるのが基本です。

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寸法・許容差はJISで押さえる

JIS G 3194には標準寸法や許容差(厚さ・幅・長さ・反り等)があり、発注や検査の“揉めどころ”を減らせます。

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主部材より二次部材で活躍

スプライスプレート等の補助用途で便利ですが、溶接歪み・端部ディテール・穴あけ位置など施工側の注意点も多い材料です。

フラットバーとは 建築の定義と平鋼


建築でいうフラットバーは、平らな帯状の鋼材(平鋼)で、断面が長方形かつ4面とも熱間圧延されている材料を指すのが基本です。
現場では「FB」と略して図面に表記されることが多く、補強や取付けなど“素直な形状が欲しい場面”で登場します。
なお「平鋼」と言っても、丸コバ平鋼・テーパー平鋼・開先平鋼などの異形もあり、同じ“フラットバー扱い”で発注してしまうと納まりが変わるので要注意です。
フラットバーが「鋼板」と混同されやすい理由は、どちらも平たいからです。


ただし平鋼は“4面圧延”で形を作った棒鋼に近い考え方で、鋼板(厚板)は“2面圧延の板”を切断して出荷される、という製造と考え方の違いが整理ポイントになります。


参考)フラットバー(平鋼)とは?黒皮&みがきの規格や定尺寸法

この差は、角の立ち方(コバの雰囲気)や寸法精度の期待値、納品形態(定尺・切断)で現場トラブルになりやすいので、材料受入れ時に「平鋼か厚板か」をまず確認すると安全です。

フラットバーとは 建築の規格とJIS

フラットバーの形状・寸法・質量・許容差は、JIS G 3194(熱間圧延平鋼)で体系的に示されています。
JISの定義では、平鋼は「長方形断面に四面とも熱間圧延された鋼」で、所定長さに切断した“幅500mm以下、厚さ100mm以下”の鋼材とされています。
発注や図面で役に立つのが、標準寸法の考え方です。


JIS G 3194には標準厚さ(例:4.5/6/9/12…mm)・標準幅(例:25/32/38/44/50…mm)・標準長さ(例:5.5/6.0/6.5…m)が示され、流通材を前提に段取りしやすくなっています。


参考)フラットバー(平鋼)とは? 種類が豊富な鋼材を活用してコスト…

さらに許容差も明記されており、たとえば厚さ6mm未満は±0.3mm、幅50mm未満は±0.8mmなど、受入れ検査や「穴位置の現場調整が必要か」の判断材料になります。

また意外に効くのが“長さはマイナス側許容差0”という考え方です。


JIS G 3194の長さ許容差は、7m以下で+40/0(マイナスは0)という扱いが基本で、短いと困る部材では安心材料になりますが、長い側は現場で切断が発生しうるため加工余白の確保が必要です。

「定尺で届くはず」と思い込まず、納品長さがプラス側に寄る前提で切断手間や火気計画を組むと、現場の詰まりを減らせます。

フラットバーとは 建築の用途と二次部材

建築用途のフラットバーは、主部材というより“二次部材(補助材)”で使われるケースが多いと整理すると実務に合います。
流通として長尺品が一般的に多くはないこともあり、スプライスプレートのような補助部材での採用が多い、という説明がされています。
具体的な使いどころ(現場で遭遇率が高い順)を挙げると、次のようなパターンが典型です。


  • ブラケットや金物の“当て板”として使い、母材への局部応力を逃がす。
  • 手摺・階段まわりの下地や補強(取付け面を作りやすい)。
  • 枠や架台の補強リブ・つなぎ材(角パイプ等と組み合わせやすい)。

    これらは「平たい」「穴あけしやすい」「溶接しやすい」など、加工・納まりの素直さが強みになりやすいからです。


    参考)フラットバー

一方で、フラットバーは“板”に見えるため、設計側が鋼板と同じ感覚で扱ってしまうミスも起きます。


同じ板厚でも、調達ルートや規格の読み方(平鋼の寸法許容差、かど落ち、横曲がり、平たん度など)を把握していないと、穴位置のズレや建て方後の納まり不良に波及しやすい点が注意です。

特に細物(薄い・狭い)ほど、溶接の入熱や固定方法で“反り・波”が見えやすく、見付け品質に直結します。

フラットバーとは 建築の施工と溶接

フラットバー自体は加工しやすい材料ですが、建築現場では溶接品質と変形管理が核心になります。
平鋼の定義・扱いを整理した資料でも、平鋼は4面圧延であり、異形平鋼も含めて材料形状が多様だと示されているため、溶接前に“材の種類”を確定させるのが第一歩です。
施工で実務的に効くチェック項目を、現場目線でまとめます(入れ子なしで要点だけ)。


  • 材料受入れ:呼称寸法と実寸の差を想定し、許容差の範囲か確認する(穴あけ治具がある現場ほど重要)。​
  • 反り・波:長さ方向の平たん度や横曲がりの許容差が規定されているので、見付けに効く部位では事前に確認する。​
  • 仮付けと拘束:細長いFBは入熱で動きやすいので、仮付け位置と順序で“戻り”を管理する。
  • 端部の納まり:角が立っている前提で詳細を組むと、実材のかど落ちで隙間が出る場合がある(厚さ9mm以上はかど落ち許容の考え方がある)。​

ここで、検索上位ではあまり強調されにくい“意外に効く”話として、JISに書かれている外観・補修の規定も知っておくと便利です。


JIS G 3194では外観について「使用上有害な欠点があってはならない」とした上で、欠点除去や溶接補修を行う場合の条件(補修後も許容差内、溶接補修面積の上限等)が述べられています。

つまり、現場で「軽い欠け・傷があるFBを使ってよいか」を判断する時、感覚だけでなく“規格上の考え方”を手掛かりに、監理・検査側と会話しやすくなります。

フラットバーとは 建築の独自視点と検査

独自視点として押さえたいのは、フラットバーは“材料の規格理解”がそのまま検査の言語になる、という点です。
たとえば、JIS G 3194には厚さ・幅・長さだけでなく、かど落ち、横曲がり、平たん度まで許容差の考え方がまとまっているため、見付け品質や建て方後の納まりが厳しい部位ほど、材料段階でリスクを潰せます。
これは「溶接が上手いか」以前に、「材料のクセを許容差として織り込んでいるか」で勝負が決まるタイプのポイントです。
また、平鋼と厚板の違いを説明した資料では、平鋼は4面圧延、厚板は2面圧延後に切断という製造差が明確に書かれています。

この“製造差”は、材料トレーサビリティの会話(どの規格のどの材料として扱うか)にも影響し、現場で材料証明や整理が必要な案件ほど効いてきます。

さらに、幅が180mmを超えるものを広幅平鋼と呼ぶ、といった分類も示されているため、寸法が大きいFBを扱うときは「そもそも平鋼の範囲か」を確認するクセが事故防止につながります。

参考リンク(平鋼と厚板の違い・平鋼の定義の根拠)
https://www.nikkenren.com/kenchiku/sekou/steel_frame_Q&A/A-1-2.pdf
参考リンク(JIS G 3194の標準寸法・許容差の具体値)
https://kikakurui.com/g3/G3194-2020-01.html




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